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ファクトフルネス 単純化本能

こんばんは。今日はファクトフルネスの単純化本能について書きます。

人は身の回りで起こる出来事を単純化したがる。出来事を単純化する事で正しい答えを導きやすくする。出来事の中には答えが見つからないものが多く存在するが、そこで人は単純化して考え自分の答えを導き出そうとする。

つまり単純化とは自分なりの答えを出す手段となる。

答えがない事にある程度自分の答えを出すことは必要なことだが、これが正解であると思い込んでしまう事に問題がある。

あたかも自分が出した答えが正しく、別な分野でもそれが当てはまると錯覚してしまうと正しいものの見方ができなくなる。

専門家は自分の専門分野に自信がある。そのため他の分野においても自分の知識や考え方が当てはまると勘違いしてしまう事がある。

自分の得意な分野や自信を持っている事に関しては特に注意しなければならない。日頃から自分と同じ意見や考え方を持ち意見に賛同してくれる人と話すのではなく自分の意見とは異なる人と話す事で自分の考えが本当に正しいか考え直す事が必要になる。

まとめ

常に自分の考えを検証する事

単純な考え、答えには注意する事

得意分野の考え方をたの分野で使用する際は注意する事

知ったかぶりしない

数字だけを信じない


感想

確かに自分はより簡単な考え方で簡単な答えを出そうとしている。

それは間違えではないが常にこの答えを疑い、より正しいだろう考えを探す事が必要だと感じた。

本の中では共産主義のキューバ政治とアメリカの医療保険制度を例えに出していた。もっと簡単に言えば共産主義と資本主義どちらが正しいかという事だ。

平等な医療が受けられ、平均寿命が長いが貧しいキューバと裕福であるが平均寿命が同じくらい裕福な国と比べ短いアメリカ。どちらにも良い点があり、明確にどちらが正しいとは言えない。ケースバイケースで考える必要がある。

私は日本の国民皆保険制度はあまり良くないと考えていた。明らかに必要以上のお金があまり必要でない事に使われている様な気がするからである。しかしこれにより多くの人が安心して生活できているのも事実だと思う。

一つの側面の答えだけで物事を判断しない様にしよう。

以上。

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