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2020年7月場所感想&現地レポ

こんにちは。

僕を苦しめ続けていた英語論文がようやく終わり、真に夏休みです!
非常にうれしい。

さて、7月場所が終わりましたね!
結果はまさかの照ノ富士復活優勝。非常に感動的でした!

今日はそんな7月場所の感想と、13日目と15日目に現地で観戦をいたしましたので、そのレポートを書こうと思います。

場所前の展望はこちらをどうぞ。


展望は当たらずと雖も遠からず

上の記事で述べていた展望と、終わってみて実際どうだったかを比較してみます。

・照ノ富士いい感じ、高安に負けたけどあれは高安が立派
→照ノ富士優勝
言うことありません。

・琴勝峰・若隆景・霧馬山は今後を含め期待
→琴勝峰8勝7敗、若隆景10勝5敗、霧馬山6勝9敗
琴勝峰が後半かなり黒星を重ねてしまいました。若さゆえでしょう。
まだ20歳なので期待しましょう。
霧馬山は勝ち越していれば殊勲賞も狙えたので惜しかったですね。

・貴景勝はきつい
→8勝4敗3休
正直…炎鵬戦は誤審、御嶽海戦は取り直しが妥当です。
勝ち越して即休場をしたのは賢いと思いますが、とても御嶽海や正代よりも実力があるようには見えず、このままでは万年微妙な成績をおさめるだけで終わりそう…

・5月場所がない分、実力者やベテランが力を出す
→元大関の栃ノ心、高安、琴奨菊、照ノ富士全員勝ち越し、三役全員勝ち越し
自分で言うのもなんですが、この予想は大当たりでした。今場所はラッキーパンチが非常に少なかったですね。
休みが長い分、ベテランが力を発揮した場所でした。
栃ノ心の勝ち越しは昨年の5月場所以来、高安の勝ち越しは昨年の7月場所以来、琴奨菊の勝ち越しは昨年の3月場所以来です。やっぱり今の相撲協会は元々が忙しすぎだよ。
三役全員勝ち越しは驚異的ですね。しかも3人が11勝です。世代交代の波がきてます。

・白鵬が絶好調、優勝予想は白鵬
→御嶽海戦で負傷、途中休場
これは読めません(笑)
非常に調子が良かったように見えただけに、残念です。

・朝乃山は想像以上に良い
→12勝3敗で、1差で優勝を逃す
朝乃山、すごかったですね。
新大関というのは一般に成績を残しづらいと言われております。種々の行事、後援者の挨拶、責任感、仕事も増え、稽古が疎かになってしまうからです。
実は今まで新大関で優勝したのは、15日制定着後の昇進者69人のうち4人しかいません。清国、若羽黒、栃東、白鵬の4人です。12勝以上あげたのでも10人のみ。あの貴乃花や朝青龍ですら新大関は12勝に届いていないので、新大関の場所でこの成績は相当立派です。今後に期待大ですね。


初めての東京での7月場所

さて、私が本場所に観戦に行くのは実に5年ぶり、2015年5月場所以来となります。
ちなみにこの場所で優勝したのは照ノ富士。縁がすごい。

7月場所を見るのは初めてでした。というのも、私は東京に住んでいるため、東京以外の場所には行ったことがありません。
普段7月場所は名古屋で開催されるため、今回が初めての東京での7月場所だったんですね。

13日目は知人と、15日目は一人で行きました。
まず驚いたのが、知人と行っても隣の席を取れないことです。
ソーシャルディスタンスは徹底していて、私がいた椅子席は全て3つずつ離れて座らせられました。

続いて驚いたのが、会場の静かさです。
一足先に観客を入れていた野球の様子を見ていたので、そうはいっても多少野次があるんだろうなあと思っていたのですが、静寂でした。

野球の野次の様子

お客さんのマナーが全体的に非常に良かったと思います。
一緒に来た知人としゃべることも憚られるぐらいの静かさで、まるでクラシックのコンサートに来ているようでした。

そして最も印象的だったのは、合間に懸賞金のような形でアナウンスされるコロナ対策です。

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例の都内の虹ステッカーを前面に出し、それを相撲ならではの方法で周知させていたのは非常に感心しました。すごい。

個人的に面白かったのは、千秋楽、表彰時の国歌斉唱です。
歌うことができないのでどうするのかなあと思っていたのですが、「心の中でご唱和ください」というアナウンスが入り、会場はプチ笑いが起きていました。
音源も、普通君が代の伴奏だけだと思うのですが、歌声付きで新鮮でした。


あとは十両の6人での優勝決定戦があったり、照ノ富士が御嶽海に有無を言わさず完勝したりと見どころは非常に多かったですが、特に印象に残ったところでいくとこんな感じでしょうか。


それと、東大相撲部関係者に大量に会って笑いました
以上

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