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SQLのデータ操作

データを追加する


 テーブルにレコードを追加する時は「INSERT」(挿入する)を使用する。

INSERT INTO テーブル名 (カラム名)
VALUE(値);

 カラムが複数ある場合は「,」でカラムを追加する。

INSERT INTO テーブル名 (カラム1, カラム2, カラム3)
VALUE(値1, 値2, 値3);

 上記の場合、カラム1→値1、カラム2→値2、カラム3→値3の順に値が挿入される。例えば、プロブラミングスクールの生徒名簿(studentsテーブル)に生徒の情報を追加する場合で、idカラム、nameカラム、courseカラムに値を追加すると以下のように記述する。

INSERT INTO students (id, name, course)
VALUE(3, "三郎", "Java");

 id カラムには「AUTO INCREMENT」という機能があり、追加する際に自動的にidが割り振られるので記載を省略することもできる。

INSERT INTO students (id, name, course)
VALUE( "三郎", "Java");

データを更新する


 データを更新する時は「UPDATE」を使用する。複数変更したいからむがある場合は「,」で区切る。

UPDATE テーブル名
SET カラム1 = 値, カラム2 = 値
WHERE 条件;

 例えば、データの追加の例で示した「太郎」さんのデータを更新する場合を考える。「四郎」さんで「HTML」コースに更新するとすると以下のようになる。

UPDATE students
SET name = "四郎", course = "HTML"
WHERE id = 3;
  • idが3のレコードを検索し

  • nameカラムとcourseカラムのデータを「四郎」と「HTML」に変更し

  • studentsテーブルを更新する

「UPDATE」は「WHERE」でレコードを指定しないと全てのレコードが更新されてしまうので、必ずレコードの指定を行う。更新後にデータを戻すことはできないので、更新前に「 SELECT」でレコードを取得し対象のレコードがどれか確認することが大切。

データを削除する


 レコードを削除する場合は「DELETE」を使用する。「UPDATE」同様、削除後にデータを戻せないのでどのレコードを削除するのか確認が必要。

DELETE FROM テーブル名
WHERE 条件;

 例えば、先ほど更新しidが3の「四郎」さんのレコードが不要になった場合は以下のように削除する。

DELETE FROM students
WHERE id = 3;
  • 「id」が3のレコードを検索し

  • studentsテーブルから削除する

4つの構文のまとめ


データの取得 SELECT


SELECT カラム1, カラム2
FROM テーブル名;

データの追加 INSERT


INSERT INTO テーブル名 (カラム1, カラム2, カラム3)
VALUE(値1, 値2, 値3);

データの更新 UPDATE


UPDATE テーブル名
SET カラム1 = 値, カラム2 = 値
WHERE id = 値;

データの削除 DELETE


DELETE FROM テーブル名
WHERE 条件;

以上、SQLの構文のまとめです。