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手紙

君は僕を覚えていますか?
最後に会ったのは7年前、いや8年も前になるでしょうか、ほんの5分足らずでした。

少し迷惑そうな、それでいて何か安心した様な複雑な君の顔を覚えています。

何もかも奪ってしまった僕を、君は恨んでいますか?
それともそんな事など、時の流れに流して新しい人生を送っているのでしょうか。

もう会う事はないと思いますが、
もしも…もしも僕の助けが必要なら、いつでもと少し驕った気持ちもあります。

君と手を繋いで歩いた日々
君と共に一緒に戦った日々
まるで昨日の様に覚えています。

別々の道を選び歩き始めてしまいましたが…
違いますね。
君に別の道の選択を余儀なくしたのはぼくですが、遠い空の下、君の幸せを願っています。

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