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舞台ライトに突如憧れたあの日の少年の話〜第一章:暦少年、オタクになる。〜

みなさんお元気ですか?暦です!
ぼくはとっても元気です

みなさん将来の夢はありますか?
または、夢だった仕事をやれていますか?

ぼく、暦は医療従事者として日銭を稼ぐ毎日を送っておりますが、子どもの頃から医療従事者になりたいと思ったことはただの1度もありませんでした。

ぼくが子供のころに憧れた職業。
それは


声   優   。


子供の頃というか、正確には高校生のときですね。子供の頃ほんとになりなかったのは仮面ライダーだったんで。

以下、ぼくが声優になりたくなり、けっきょく声優にはならなかったというエッセイです。

「昨日の"けいおん!"がさ〜ww」
「わ、わ、わ、忘れ物〜♪www」
「それって○○ってことかな?かな?ww」

マジでこんなだった。ぼくの周りの人たち。

中学生のころ、突如としてみんながアニメ、ニコニコ動画、ボカロ、ラノベにハマりはじめた。

やれエアーマンが倒せないだのメルト溶けてしまうだの急に言い始めた。

ぼくの家はパソコンもなければスマホも持っていなかったので、最初は友人がなにを言ってるのかサッパリわからず、集団で裏組織に操られてるかと思ってた。

仲のいい友だちからちょこちょこ話を聞いているうちに、この世の中には深夜アニメなるものがあり、それには原作となるラノベなるものがあり、さらにはそれに関連した動画が見られるニコ動なる世界があることを知った。

知ってしまった。知ってしまったら、もう知らないふりはできない。

見てみてぇ、、!!
アニメだかラノベだか知らんが話に追いつきてぇ、、!
でもなんかそれっていわゆるオタクってやつか、、?見てるのが家族にバレたら恥ずかしいか、、???

思い悩む中学生。
もっと恋愛とかで悩めよ。

とはいえ、さっきも書いた通りぼくの家にはパソコンもなければスマホもない。テレビも家族共有だから深夜アニメを録画なんてしようものなら一撃で家族にバレてしまう。

ラノベなる書物も実に興味深いものの、兄と部屋が共同だったため、こっそり読むこともできない。

おとなしく諦めるしかないか、、
そんなときぼくに声をかけてきたのが、少年Tだった。

T「暦氏〜、今日ぼくの家でアニメ鑑賞会やるけど、暦氏も来るでござるか?www」
 
ぼく「(ござるか?wwwじゃねぇよ)ほーん、まあ時間あるし?別に行ってもいいけど?」
 
T「ともに分かち合うでござるwww放課後に我が家に集合でござるwww」
 
ぼく「(おけ!帰ったらすぐいく!)だからござるってなんだよその語尾」

よくぞ誘ってくれた!!!
これは非常に好都合だ。自分から見たい、仲間に入れてほしいというのはどうにも気恥ずかしかったところ、なんと相手から一緒に見ないかと誘ってもらえた!これなら「友達と遊んでくるから」と言えるから家族にもバレない!

しかも「見たくないけど誘われたから仕方なく見た」という言い訳が使える!←性格終わってる。

放課後、いざT宅へ。
10人ほど集まっており、みんなそれなりに仲のいいメンツだったから安心できた。

T「今日の鑑賞会は、"らき☆すた"にござるぞ〜!www」
 
みんな「うおおおお!!!!」
 
ぼく「ラキ、、ス、タ、、??」

〜視聴〜

ぼく「………………………。」

ぼく「……………。」

ぼく「………。」

〜1週間後〜

T「暦氏〜、本日も我が家でアニメ鑑賞会やるんだけど、暦氏もいかがでござるか?www」 
 
ぼく「オゥフ!wwナイスなご提案!!www
いわゆる"キタコレ"でござるな!www」

◆ハマっちまったよ!!ガッツリな!!
次回、目覚めた少年はさらに加速する!!

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