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数字のことがよくわからないまま経営者になったあなたへ

どういうわけか、僕だけ落ちたんです。
今考えれば、当然なんですが。。。

20年以上も前の話です。19歳のとき、大学の本屋さんで、簿記のテキストを手にしたのを今でも鮮明に覚えています。
何か資格でも取りたいなと、安易な気持ちで、適当に手に取りました。
当時、僕は外国語学部生。経営学も経済学も学んだことなく、1日中スペイン語ばかり勉強していました。

そんな時に、手にした簿記3級のテキスト。数学にアレルギーはないし、ちょっと勉強すれば受かるだろうと。
余裕しゃくしゃくで受けました。友達と一緒に。
手ごたえバッチリ。

合格発表の日、高まる気持ちを抑えながら、受験番号を探しました。
無いんです。3級受けたのに2級の方を見たりして。
でも無いんです。

目が覚めました。現実を受け入れるまで、時間がかかりました。
そう、落ちたんです。仲間の受験仲間の中で僕だけが。。。


自意識過剰で多感で、血気盛んな年ごろに、このような恥ずかしい経験をしたのは、ビジネスの数字の世界への第一歩としては不幸といわざるをえません。

その後、簿記の3級、2級、1級と合格し、アメリカの大学で会計学やビジネス学の単位も取得しました。
そして知識を実務に活かす中で、僕は多くのことに思いいたり、気付き、学びました。
日々のビジネスの現場には、簿記の教科書や、大学の教室では教えていないもっと効率的な方法があるはずだということ。

過去20年以上にわたり、僕は数えきれないほどのビジネスを、様々な国と地域の企業で経験してきました。
レンタルビデオ、鉄工所、居酒屋、屋台のうどん屋、バックパッカーホテル、オペレーター、俳優、引っ越し、教材の訪問営業、ガードマン、カフェ、メーカー、医療系IT、国際物流企業、金融機関等。。日本、オーストラリア、アメリカ、フランス、ドイツ、中国・・・。

それからビジネス・コンサルタントとして、また実業家として世界中のビジネスパートナーに力を貸し、彼らが新たに顧客を増やし、さらなる利益を上げ、ビジネスを軌道に乗せるお手伝いをしてきました。

それらの経験の中で、大きな教訓を学びました。
「稼ぎ続けている経営者は間違いなく会社の数字に強い」ということ。
いったい彼らは膨大な数字の中のどこを見ているのか。
業種業態、国が違っても共通していたのです。

これこそが、僕が探していた学校では教えてくれないビジネスの数字の世界でした。

プロ経営者のとなりで、ビジネス上の問題を解決し、さらなる利益を、さらなるキャッシュを望むべく、僕がどのように、数あるビジネスの数字のどこを見てきたのか。
20年かけて学んだ知識と経験を、あなたとシェアできたら嬉しいです。

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