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シンガポール旅行記

2019年12月30日

早朝、中部国際空港に到着。チェックインカウンターでチェックインを済ませ、4階の食事処へ。朝食は名古屋の名物であるきしめんをすする。僕は飛行機が好きだから食べ終わった後はもちろんスカイデッキへ!自動ドアを出るとたくさんの飛行機が、、、といきたいところだけどあいにくの土砂降り。急いで数枚の写真を撮影後戻ってきた。雨季真っ最中のシンガポールに着く前に濡れるとは、、、。とにかくいい写真が撮れたから良しとしよう。

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さあそしていよいよ保安審査である。以前国内線に乗ったとき、長蛇の列に並んだ記憶があり、トラウマになっていたのだが意外とスイスイ進めた。そして記憶の限りでは初めての(大昔に韓国に行ったそうだ)出国検査へ。イカツイ審査官がいるのかと思えば、顔認証だったので、拍子抜けした。

搭乗ゲートの前まで来て、搭乗予定のSQ 671便シンガポール行きの機体を発見。

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ゴージャスなビジネスクラスとかの搭乗が終わり、いよいよ僕らの搭乗。ここでも何故か要パスポートだった。そして機内へ。そこは3×3×3シートが詰まっていた。僕は64-Aに座った。続々と他のお客さんが乗ってきて、地上走行開始した。機内安全ビデオの音声は英語だったが日本語字幕はついていた。よかった。滑走路に進入して、急加速!あの加速感が体に伝わり、雨の名古屋で今おそらく一番早く動いている乗り物に僕は乗っている。そして、地上滑走中の轟音が消え、宙に浮いたことを悟った。

出発から二時間と三十分、飛行機はまだ沖縄東沖上空をさまよっている。この頃、個人スクリーンに馬と鹿を見つけたので、到着直前まで聴いていた。いつしか私は眠りにつき(もちろん馬と鹿を聴きながら)目覚めたのは出発して四時間たった頃か、機内食が配られていた。出発直後にオーダーした和食をいただいた。名古屋ーシンガポールのメニューは豚の角煮と謎の素麺と煮物のようなものだった。美味しかった。カリマンタン島を横目に見ながらどんどん南下しているとシートベルトサインが点灯。着陸まで二時間弱もあるのに早いなと思ったら乱気流だった。結構揺れたが、怖さは感じなかった。

再びシートベルトサインが点灯したのは着陸30分前の時。南の島々が眼下に広がり、日本から遠く離れた異国の地に想いを馳せて機体は降下を開始しはじめた(飛行機は思いをはせていません)。そして高度が2000フィートほどまで来るとそれまでのど田舎(失礼)な雰囲気ではなく高層ビルが乱立していた。いよいよ空港上空ーといっても地面すれすれーに差し掛かり、滑走路が一瞬見えたかと思うと機内は轟音に包まれた。六時間前に経験したあれだ。着陸したのだ。そしてスピードが落ち、滑走路を離脱した。そして窓に広がるのは羽田や成田に見るも劣らぬ広大な空港だった!見たことのないような機体がたくさんあり、興奮はMAXに達した。そして到着ゲートに駐機して六時間を共にした機体をあとにした。

飛行機から降りた瞬間に感じたのは

暑暑暑暑暑暑暑暑暑暑いいいいいーーー!

むうわっと来る熱気と肌で感じる異国の雰囲気、インパクトは十分!

何故か端っこの駐機場だったのでめちゃくちゃ歩いて見えてきたのは

IMMIGRATION 入国審査


入国審査官とのやり取りを頭の中で何度もシミュレーションしていたその時だった!

Next come here. 次、ここにきて。

まだ観光を英語でなんというか覚えてないんだよお〜😭

here finger touch

審査官の方も「こいつ英語無理」と思ったのかわかりやすく単語で教えてくれた。その通りに指紋を登録。これで審査はパスのようだ。よかった。

そして暑いいいー!天井を高くしたりして暑さを和らげる工夫もしてあるが、それでも暑い。

さて、まだ僕らは屋内。ホテルへ向かう時、外に出るだろうからその時までお楽しみだ。

ツアーのバスに乗り、広大な空港を抜けて市街地へと近付いて行った。外が暑いせいか、車内はガンガンに冷房が効いていて少し寒いぐらいだ。天候は上々。後日談だが、この日はシンガポールにおいて、今シーズン一番と言える程暑かったそうだ。

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そしてマリーナベイサンズ地下駐車場に到着。地下駐車場とは言ってもバスしか止まっていなかったのだが。さあいよいよ中へ!日本の横浜とか神戸にありそうな中国の土産物店の前を抜けて一階ロビーへ。チェックインをするあのカウンターはタワー1の一階だ(そうだ(帰る直前まで知らんかった))。そして部屋がわかった。タワー2の24階。

ビミョーやなあ

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これといって高いわけでもなく低いわけでもなくまあ景色は綺麗だったけども、うん。普通だった。そしてお腹が減った頃だったのでベイサンズに付属しているショッピングモールの最奥にあるフードコートへ。ツンとした匂い、逆さに吊るされたまるまる一匹の鶏。the中国の雰囲気がすごい。そして僕はベトっとしたラーメンにカットファミチキがのっている謎の麺を選ぶ。6シンガポールドル、当時のレートで480円程だ。

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そして食べた後は最上階にあるプールへ!絶景が期待されたが、寒かった(絶景でした)。


風邪をひかないように三十分程度で出て、風呂に入った。その後、父と兄に連れられてもう一度なぜかフードコートへと連れて行かれ、フルーツプラッターを食べたものの眠くてほとんど記憶にない。そして部屋に帰ってCNNニュースを映像で無理やり理解してから、ふかふかのエキストラベッドで寝た(二人部屋だったんです。兄と父がキングベッドで寝たので僕がエキストラベッドだった)。

12月31日

2日目の朝、ベイサンズ内のレストランで朝食をいただいたあと、バスに乗ってツアーの市内観光へと向かった。今日行くところはラッフルズ卿上陸地点、マーライオン公園、カトン地区、アラブストリート、リトルインディア、チャイナタウン、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイである。まずはシンガポール川沿岸にあるラッフルズ卿上陸地点へと向かう。この辺りはイギリス植民地時代の港だったそうで、夜になると対岸の方は酒盛りで賑わうそうだ。ラッフルズ卿はシンガポール発展には欠かせない人物で、ラッフルズ卿が中心となり植民地政策を進めたそうだ。

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そこから少し歩いて、マーライオン公園へ。雑誌で見たような光景が目の前にデーンっと広がっていた。少し曇っていて綺麗な写真は撮れなかったが、涼しかった。

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子マーライオン。ひび割れ?(失礼)

そういえばガイドさんが「昨日は暑かった」と、しきりに言っていた。そこの近くにあるお店でマンゴージュースを購入。確か6シンガポールドルだったか?高かったのは事実だが。

その後バスに戻り少し離れたカトン地区へ。到着後なぜかガイドさんだけが降車、ニョニャ菓子という謎のお菓子を持ってきた。日本の雛祭りのアレに似ていた。その後、僕の意識は飛んでいき、目が覚めたのはリトルインディア、ではなくアラブストリートだった。

そこにあるイスラムの礼拝堂、モスクを見学したのだが、生でお祈りしている人がいてオォーってなった。また、イスラム教では偶像崇拝が禁じられているため礼拝堂の中の絵にはムハンマドの顔やアラーの顔は無かった。

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バスに戻ると、そろそろ昼食どきだという。

確か今日はチキンライスだったか?頭の中で照り焼きチキン丼がグルグル回っていたのだがレストランに着いて見た本物は僕の想像をぶち壊した。白いお米がお茶碗に入っていた。スープがあった。肝心のチキンは蒸し鶏?みたいな感じでお皿に乗っていた。しかし素朴な見た目ながらも満足できる味、ボリュームもかなりあった。とても美味しかった。

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昼食後、バスに乗ってチャイナタウンへと向かった。チャイナタウンでは1月1日の正月より1月25日の旧正月の方を大切としているのか、他に比べて正月ムードが少なかった。そこでシンガポールで一番古いと言われているらしい象牙寺へ。確かに像があった。そのあと、味香園というところでスノーアイスというかき氷と雪の混ざったようなものを食した。本日2度目のマンゴー、美味しかった。

さて、チャイナタウンを後にした僕たちは最後の目的地、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイへと向かった。1個目のフラワードムには目もくれず、クラウドフォレストという人口の滝があるドームへと向かった。すごく高かった。高所恐怖症の方は注意すべきところだ。そして今日一日お世話になりましたバスでホテルに向かい、お部屋へ。

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夕食まで時間があったので屋上プールへ。前日同様寒かった。そして夕食を食べてからショッピングモール内のスーパーマーケットへ迷子になりながら行く。日本の某大手お菓子メーカーの商品がたくさんあった。そして時間を潰して11時前に屋上へ。目的はカウントダウン花火である。するとポケットの中の携帯がブルブル震えだし、ついには止まらなくなった。シンガポールより一時間日本は年越しが早いため駐日友人からのLINEだった。しかし残念ながら僕は頭が痛くなって部屋へととんぼ返り。一日中はしゃいでいたからか。そして僕はまたまた眠りについた。

2020年1月1日

さて、あけましておめでとうございます。

と言う挨拶を一日の朝、家族にした。自分だけ年越しの前で寝てしまったからである。さて、前日同様ベイサンズ内のレストランで朝食を済ませると今日何をするかの話になった。今日は夜まで予定が入っていない。さあプールへ行こう!という結論が出るまで時間はかからなかった。

10時ごろから屋上プールへと向かう。二時間もプールに入っていたため妹が震えていた(寒くて)。そしてお昼ご飯を食べるわけだが、今まで僕たちはマリーナベイサンズという恵まれた環境で朝昼夕と食事をしてきた。しかしせっかく異国に来たのだからやはり少しは異国感かんじるところに行こうということで父、兄、僕の3人で地下鉄に乗ってチャイナタウンの手前まで行くことに。

さて、シンガポールの地下鉄にも当然定期券はあるけれどあと丸一日しかいない僕らには不要だし、1日乗り放題?的なものまであった。迷ったが一回分だけ買い、二つ先の駅まで向かう。日本と違うところといえばまず券売機に使える紙幣、硬貨が決まっている。日本であれば隣に福沢諭吉対応マシンがあるけれど、シンガポールにはなかった。10シンガポールドル紙幣を投入しても使えないのだ。案内所みたいなところで両替してもらって再アタック。今度は買えた

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シンガポールの地下鉄は日本の大都市圏の通勤電車と変わらず五分単位ほどでやってくる。電車に乗り込み、車内を見渡しても何の変哲もない普通の電車だった。いつかのテレビでやっていたドアが閉まらなくなるぐらい乗っているわけでもなく、至って普通。また、鉄道ファンの方には申し訳ないがホームは全面ホームドアで囲われており列車のドアがあるところ以外は広告などで向こうは見えなかった。

さて、到着してなんとか異国の空気を肌に感じながらついた場所は

ここは絶対衛生的観念というものを知らない

というフードコートのような場所だった。父情報によるとネズミがいたそうだ。しかし、味は大満足の味、量もケチっている訳ではなかった。日本に中華フードコートがあるとすれば違いは違いはとんでもなく暑い事だけだと思う。案外、机を拭く人がいたりほうきで床をはく従業員もいた。

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さて、ホテルに戻ると妹がとうとう風邪をひいたという。今日の夜のツアーは母と妹が不参加になってしまった😩。ということで午後5時30分に集合場所へ。今日行くところはチリクラブのお店、シンガポールリバークルーズ、スペクトラショー、ヘリックスブリッジ散策、マリーナバラージだ。まず最初にバスに乗って名物チリクラブを食べに行く。前菜の様な料理は美味しかったが、チリクラブは辛すぎた。だから中華パンしか食べなかった。ちなみに現地の中華パンより日本の某大手中華料理店の中華パンの方がおいしかった。

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さて、チリクラブを食べ終わった僕たちはヒリヒリする口を押さえながらシンガポールリバークルーズの乗り場に向かった。船は千葉県にある某大型遊園地の船に似ていた。ガイドの人が

「これはモータで動くんだぜ」

ってなぜか自慢していたがエンジンで動かさないのはなぜだろう。そしてあらかじめ予約してあった(らしい)僕らはほとんど待たずに乗船、船内は日本人だけで、船の安全ビデオの音声は日本語だった。飛行機の安全ビデオとは酸素マスクの説明があるかないかの違いだった。

船は前向き駐車ならぬ前向き停泊だったため、バックで出航、シンガポール川を進んだ。前日の市内観光で見たところが見えてくる。そしてマリーナベイサンズ前の池みたいなところに入り、マーライオンの正面を通過。僕は左に座っていたがマーライオンは右側だった。残念。

そうこうしているうちに船は終点へ。下船後、夕暮れ時の高層ビル街の写真を収めた。

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そして今から始まるのはスペクトラショーというショー。水と光と音のコントラストがすんばらしいらしいが、日本でも同じようなキャッチコピーを聞いたことがある。

ショーが始まった。圧巻だった。最初、真ん中にあるオブジェがマリーナベイサンズの屋上から狙撃?されたかとおもうと一気に水が出てきて、そこにプロジェクターで投影して、となかなか目が離せないショーだった。会場は大盛り上がり。シンガポール旅行楽しかったことベスト5に入るだろう。

さて、スペクトラショーを鑑賞し終えた僕らは、ヘリックスブリッジを散策、きれいな夜景を撮影した。シンガポールフライヤーもきれいだったが誤ってフラッシュを焚いてしまい、周りからの視線が熱かった、じゃなくて痛かった、、、。

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そして僕らが向かうのは今日最後の目的地、マリーナバラージだ。かなり時間をかけて行ったためか、ビル群は遠く、小さかった。そしてあまり覚えていない。

ホテルに戻った僕はすぐに眠りについた。それほど疲れていたのだろう、ほとんど何も覚えていない。

最終日の夜は一番楽しみにしていたナイトサファリだった(午前中は割愛させていただきます)。まず、園に着くと早速夕食だった。ナイトサファリらしい音楽の中、バイキング形式の夕食で、美味しかった。熱帯シンガポールにおいて初のアイスクリームも食した。お腹を壊した。ガイドさんが

「ウ○チモラストドウブツヨッテクルデ」

って脅してきた。

夕食を終えて、まずは歩いて回れるコースを歩いて回る。アルマジロやコウモリなどがいた。ただ、自然のままなので糞の匂いがエグかった。そして次はトラムという骨組みしかないバスの乗って自然の中を回る。回るところは柵がなく、バスにも窓はおろか、ドア、壁すらない。動物を刺激しないためか、音の大きいエンジンではなくモーターっぽい音がする。

トラムは発進すると、文字通りジャングルの中を突き進んだ。道は舗装されているものの、前述の通り柵はない。気付いたら体から三十センチほどのところにパグがいた。たまげた。ある程度声を押し殺して悲鳴を上げた。パグは逃げていった。周りの視線が痛かった。

その先は何事もなく進み、なんとかゴール、園をあとにした。

3時間後、シンガポール、チャンギ国際空港を僕は離陸して、南シナ海上空を再びさまよった。

セントレアに着陸してからはあっけなかった。一瞬で入国審査が終わり、すぐに帰ってくることができた。まだこの頃は新型肺炎など微塵も感じていなかった。ゴーン被告の話題しかなかった。だから出国審査は厳しくても入国審査は厳しくなかったのかな?

完結版おまけ

マリーナベイサンズ最上階より、スマホカメラの望遠レンズと現地にあった望遠鏡を組み合わせて撮った珍しい角度からのマーライオンです。

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望遠鏡が汚れていた









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