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ゲームマーケット2024春 個人的気になり作品

春ゲムマ2024の新作・リメイク作から、個人的に気になる作品を調べてみました。自分用のお買い物リストも兼ねています。

※ どのゲームも、告知ページやルールを読んだだけで未プレイなので悪しからず。

参考までに、自分の好みの傾向はこんな感じです:

  • 物理的に小さい、持ち運びやすい

  • 少人数 (2、3人) でも遊べる

  • ルールがシンプル (ルール説明に時間を取られない)

  • 盛り上がればみんなの勝ち

  • 実力ゲーすぎない。定石よりアドリブ力、戦略より度胸

  • 初心者が地蔵になりづらい、方針を立てやすい

あの飲み会を誰も覚えていない (両H03)

自分の役割がわからない、インディアンポーカー的な逆正体隠匿。

── あの飲み会から一夜明け、目が覚めてみると、部屋が大変な (それはもう大変な) ことになっていた。犯人探しをしたいが、しかしみんな記憶がない。…… みたいな設定。全員が「なんらかのやらかし」を犯しているので、「自分の罪」がどれなのかを推理して、その罪に対応する証拠カードを隠滅することで責任をのがれる。

手番ごとに「自分以外の誰か」が犯した罪を確認し、その後任意の証拠カード (自分の罪の証拠かもしれないし、別の誰かの証拠かもしれない) を隠滅することができる。周りの挙動から自分の罪を推理して、なるべく自分の罪の証拠を排除しよう。という感じ。

テーマがめちゃくちゃ面白いので気になるけど、いかんせん独特なので、遊んでみないことにはプレイ感わからんなあという感じもある…w けど楽しそう。情報が足りないせいで自分や相手がでたらめな行動しちゃう系、好き。

Sweet Memory (両M03)

「エモいボドゲ」というコンセプトがまず面白い。ボドゲといえばワイワイ盛り上がったり、バチバチ殴り合うのが普通で、しみじみするというのはなかなか相当珍しい気がする…w

ゲーム性としては、相談禁止で、あうんの呼吸で「ちょうどいい」カードを手から出していく、「ザ・マインド」系の協力ゲーっぽい?プレイヤーはロボットの役で、「新しい主人との思い出を保存するためには、以前の持ち主との思い出を捨てなければならない」という設定。手から捨てていくカードにいちいちエモいイラストとストーリーがついていて、「これ捨てなきゃいけないのか…」と思いつつも、前に進むためには心を決めなければ、みたいな感じっぽい。うまく出すことができれば、次のラウンドに進んで、新たな主人との思い出が手札に追加される。「最初の主人」との記憶には特に強力なお助け能力がついているが、これを使い切ってしまうと自分を見失って失敗?

ゲームとしては (読み落としがなければ) 比較的単純そうに見えるけど、ルールにバッチリ噛み合ったフレーバーがかなり良さそう。イラストもいかにもな感じでエモエモ。気になる。

モグチンゴメン (両G28)

ひと癖あるバッティングゲーム。概ね「ハゲタカのえじき」のような感じでゲームが進むっぽい。ラウンドごとに「基準値」となるカードがめくられて、全員がせーのでカードを出す。出されたカードを「『基準値』より低いカード」と「『基準値』より高いカード」の2つのグループに分けて、それぞれで最も高いカードを出した人が勝ち。バッティングゲームなので、もちろん被ったらパー。

勝利点は「同じグループに出されたカードの数」になる。たとえば基準値が 5 で、相手が 2, 3 自分が 4 を出していたら、「5 より低いグループの中で最も高いカード」である 4 を出した自分が勝者となり、同じグループに出された 2, 3, 4 の3枚を、各1点の勝利点として自分の手元に置く。

このシステムが、「より大きなモンスターが、小さいモンスターを"モグ"する」と説明されていて、かなり可愛い。モグできる数には上限があるらしく、モグしすぎたモンスターは反省して「モグチンゴメン…」になってしまい、むしろ減点になるっぽい。シュン。勝ちたいけど、番号が被ってはいけないし、爆勝ちしすぎてもいけない。難しそうだけど面白そう。なにより可愛い

見える (両G06)

議論ではなく目配せで犯人を伝える「人狼」系。占い師的なプレイヤー (霊能者?) には誰が人狼 (憑かれている) かが「見え」ているので、人狼にバレないように、目配せや手振りでコッソリみんなに伝える。この「議論じゃなく目配せでコッソリ伝える」システムがホラーなフレーバーと噛み合っていて、ドキドキできそう。👻 そこのきみ、私が「見え」てるな?

カードを交換しながら複数ラウンド行うっぽいので、「今誰がどの役職なのか」を追いかける、「犯人は踊る」的な要素もあるのかな?気になる

終わりから始まるクロニクルBOX (両F07)

旧作の豪華版再販っぽい。

結末だけが記された空っぽのタイムラインが置かれるので、みんなで間を埋めていって、ひとつの物語を作る協力ストーリーテリング。せーので一斉にタイムラインの一箇所を埋める (※ 被ってしまうことがないように工夫されている) というシステムが面白くて、当然最初はグチャグチャなプロットになるけれど、それが良い制約となって、うまく話を成立させるように間を埋めていくことで意外なストーリーが完成する、という感じっぽい。創作とかロールプレイが好きなメンバーなら楽しそう。

PAKUPACK (両G38)

めちゃめちゃお洒落なデッキ構築。

ゲームの流れとしては、「カードの能力を使用 → 残った手札はお金にしてカード購入」のスタンダードなドミニオン・ハトクラ系っぽい (ただし、アクション権・購入権などの概念は省略)。初期デッキが約 30 枚と多めで、デッキ圧縮が重要になっている模様。サプライが固定7種とのことで、ワンパターンになってしまうのでは?という考えがよぎったけれど、どうやらインタラクションが結構強めのゲームになっていて、そちらで展開の多様性が確保されているっぽい。ドミニオンなどはどうしても「多人数ソロ」感が少なからずあるので、そういった意味では結構違った味付けのゲームになっているのかも。

なによりコンポーネントがとてもお洒落で、ファンタジー系とか情報量の多いテーマが定番のこのジャンルでは異彩を放っていて、気になる。

ぼくのフリップじゃありません (両A25)

ランダムに選ばれたお題でテレビ番組さながらのフリップトークをする。しかし、渡されたフリップは……自分が書いたものじゃない!デタラメな内容のフリップが配られるので、いい感じのタイミングで出して何とか乗り切る無茶振りトークゲーム。

ルールを見た時、フリップにはざっくりした言葉(「トマト」とか)が書かれているのかなと思っていたけど、作者の方々によるプレイ動画を見る限り、フリップがすでに結構ちゃんとボケてくれているっぽい (「スマブラ参戦」とか)。100% トークだけで乗り切るというよりは、「このお題ならギリ通用するか…?」という「ボケ」を手札から選んでいく、ちょっと「ユーテル」っぽさもあるゲームなのかな?と思った。

「口プレイでなんとかする」系の大喜利ゲーは好みなので、気になる

Zombie Photo 〜 ギネンザツエイ (土M17)

正体隠匿系。みんなでお題のポーズを取って記念撮影をするが、一人だけお題を知らないヤツが混ざっている。全員にそれぞれ異なる「縛り」が配られるので、なかなかピシッとポーズを決めることはできず、みんなちょっとずつぎこちないポーズで写ることになる。「ゾンビの記念撮影」というフレーバーも面白い。

「ボドゲの一環で、みんなでヘンな格好で記念写真を撮る」というシステムがとにかく粋で天才すぎる!「ボード」を超えた体験がある&遊んだあともお土産が残るの面白い。キワモノ感はあるけど、パーティ特化ゲーとしてかなり楽しそう

タウンでミッション! (土N38)

「次の十字路を左に曲がる」などの指示が書かれたデッキを持って、散歩に出発!コンセプトは「さんぽ神」や「きょうの勝ち」に近そうだけど、あちらが「降りたことのない駅で降りて / 高い建物を目指そう」のような「1日のミッション」を与えてくれるのに対し、こちらはその場その場で小さなミッションを逐一与えてくれる仕掛けのようで、プレイ感は結構違いそう。

いつもと違う角度でものを見たり、いつもと違う道を歩いたりするの好きなので気になる。

(「ランダム生成されるミッションをこなせれば勝利点」の「とんだミッション2」も気になるけれど、これは旧作の拡張らしい。旧作もセットで買えたりしたらワンチャン…?)

旅するゲームブック:台北 (両H22)


「どっちに進んでみようかなー」と、わくわくしながら本をめくっていくうちに旅行気分が味わえる、旅するゲームブックシリーズの新刊。コンセプトもユニークでおしゃれだし、内容もクオリティ高くて好きなシリーズ。

テキストで魅力を伝えるのがめちゃくちゃ難しい。イメージは「旅行ガイドを読んで旅行気分を擬似体験するアレ」の究極形という感じ。旅は好きだけど、そんなにホイホイあちこち行けないよ〜というあなたに。

Road to Lord (両エリア03)

マストフォローのトリテ……っぽい何か。

シンプルにトリック勝利数を競うゲームみたいだけど、手札がトリック数の (約) 2倍配られていて、同じスートのカードは同時に出すことができる。しかも足し算とかではなく横に並べて出せる (1・3・8 の 3 枚出しで 138 など) ので、ランクがすさまじいことになる。手札は8ラウンドちょうどで使い切るように努力するっぽい (できなければペナルティ)。

手札をいっぺんに出して勝負をかけるか、小出しにして上手に波を乗りこなすか。いっそ一つのスートを早々に使い切ってしまうか。トリックごとの切り札がゲーム開始時にすべて開示されているので、それを参考に手札を作っていく、みたいなこともできそう?

ルールだけ読んでもいまいちイメージわかないところがあるけど、「何回か遊ぶうちに味が出てくる」系の匂いがする。

よろず雀 (両A35)

萬子と字牌だけのミニ麻雀。「すずめ雀」を思い出すけど、こちらは2面子1雀頭となっていて多面張も普通に発生するので、絵合わせとしてはこちらの方が難易度高そう。

ルールが未公開のようで、今のところ「使う牌が少ない麻雀」という情報しかないので、どんな味付けになっているのかが気になるところ。「満貫」といったワードは見えたので、おそらく飜の概念・得点計算は存在しそうだが、初心者でも遊べるともあるので、本家麻雀よりは簡略化されているのかな?

「すずめ雀」はお気に入りなので、内容によっては欲しいかもという気持ち。

アノネ (土O26)

「あのね、実は…」から始まる即興の会話劇をつくる2人向けストーリーテリング?「実は私、あなたのことがずっと…」から「実は私、未来から来たの…」まで、どんなはちゃめちゃな打ち開け話が飛んでくるかを楽しむ感じ?

詳細が後日発表となっているので、期待。

アポロワイヤル (日横丁08)

「藪の中」「スタータップス」などでお馴染みオインク佐々木隼氏の個人サークルで、ギャンブル・ハッタリゲーらしい。詳細未公開だけど、もーーーそんなん絶対面白いじゃん!しかし僕は土曜日のみ参加……欲しぃぃ……

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