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沖永良部島 コーヒー農園見学

みなさま こんにちは、ZKです。
早速ですが、上の写真 何かわかりますか?
左側のクリーム色の物体でお分かりかと思いますが、答えはコーヒー豆。
では、この写真をどこで撮影したかわかりますか?
多くの人は、南米? 南アジア? アフリカ? もしかしてハワイ?
イーナ イーナと思われているかもしれません。
正解は、鹿児島県です。鹿児島県の沖永良部島で撮影してきました。
タイトル見た方は、「もうわかっているって」と言われそう。

この赤い実を、日本の11月に見学できるなんて、夢のようです。
8月にツアーがあることをしり、9月に申し込みいよいよ行ってきました
沖永良部島コーヒー農園見学ツアー。
このツアーでは、農園でのコーヒーチェリーの収穫、収穫したチェリーの
脱穀(果実から豆を取り出す)、乾燥、選別、焙煎、粉砕、抽出、試飲まで
コーヒーノキから一杯のコーヒーができるまでをすべて見学できました。
ツアー企画いただいた、ノアコーヒーの代表東さま、スタッフの皆様
本当に、ほんとうにありがとうございました。

今回は今回体験した一連の作業の中から、コーヒー豆の収穫について
報告していきます。脱穀以降の作業は別立てで報告します。
沖永良部島でコーヒーの栽培を始められたのは、2008年だそうです。
今年で15年目。今では年間収量1トンを超えるそうです。 すげぇ。
今では島の特産品としての認知度もあがり、収量も増加し、コーヒーの
健康に与える効果について大学と共同研究もすすんでいるとか。

最初は、島出身の一人の女性の方の思いから始まったプロジェクト。
鹿児島県霧島市で地産地消のカフェを立ち上げたときに、
食後のコーヒーは海外産で、その安全性などに疑問をいだかれ、
国内でコーヒーを栽培できないかと考えたのが始まり。
そこから苗の栽培間隔、台風対策、日差しの遮断方法などなど
試行錯誤を重ねられたそうです。
文字にするとその重みがなかなか伝わらないかもしれませんが
とにかく、膨大な苦労の末にたどりついた収穫です。

ツアー参加者は、まず第二農園と呼ばれている区域へ突入。
そこで見たものは

赤い実とこれから赤くなる実が点在

ジャジャーン 初めまして! コーヒーノキ 赤い実もバッチリ見えます。
木の高さは2mくらいでしょうか。

木と木の間は試行錯誤されているそうで、最初に伺った区域では3m間隔。
木の列の間には、ネットが張られています。こちらは強風対策。
台風でコーヒーノキが倒れたことがあり、対策を講じられたそうです。

防風ネットに守られてスクスクと育つコーヒーノキ シッカリ実がついています。

そして奥にいくと・・・・
木の枝にいっぱいの赤い実! テンションが上がりまくりました。
摘果方法は、赤く熟した実をやさしくつまんで捻る。すると力を入れて
引っ張らなくても根元から実が取れました。
この時注意するように言われたのは、赤い実の根元にある小さな芽。
これは次に実になる部分。傷をつけると、収穫できなくなってしまいます。
なるほどなるほど。コーヒーノキの周りをグルグルと回りながら
赤く熟した実をつまんでは収穫バケツへの作業をモクモクと行いました。

どれから収穫するか迷うくらいの熟した実 一気に赤くなるのではなく、時間差で熟すのですね
勉強になりました。

しばらくしてから、オーナーから勧められ、一粒ほおばってみました。
口に入れた瞬間は、やや青い風味 鼻に抜ける感覚はピーマンを
かじったときのようです。しばらく口に含んでいると、コーヒーの豆に
たどり着きます。

そこで出会うのがミューシレージと呼ばれる粘膜の部分です。
口の中が少しずつ甘くなっていきます。果肉に厚みがありませんから、
食用には向かないようです。
こちらの農園ではオーナーの強い信念により、農薬は一切使われていません

農作物を無農薬で育てることは非常に大変ですから頭が下がります。
だから直接口に入れても大丈夫なのか。

続いて、第二農園へ。こちらでは希少な品種に出会いました。それがこちら

熟した実が黄色に色づいています

イエローブルボン!! コーヒーチェリーを国内で見られるだけでも
すごいのに、黄色く熟したコーヒーノキまで見られるなんて。

1時間くらいの行程でツアー参加者(8名)が摘み取ったコーヒーの実は
バケツ一杯分でした。
まだまだ赤い実はありました。来週も引き続き収穫されるそうです。
収穫時期は年越しまで続くそうです。

農園は数か所に分かれてメインの農園前には立派な看板が。

こちらも防風対策のネットが張り巡らされています。
少し前まで寒冷紗をかけて育てていたそうです。
(かんれいしゃ:黒い被覆資材。お茶などで用いられることが多い、日差し 
 よけなどの目的でかぶせられる)

コーヒーノキは南国の作物ですから、日差しを受けてスクスク育つと
想像していたのですが、非常にデリケートな作物のようで、
日差しが強すぎても元気に育たないようです。
そういえば、バナナの葉の木陰で育つコーヒーノキの映像を見たような。

最初に伺った農園では、1回目に定植した苗は3m間隔で今はその中間に
苗木を定植しているとのこと。あとから定植した苗は、周りの背の高い
コーヒーノキの日陰でスクスク育っているそうです。

書きたいことがいっぱいあって、今回は少し長めのnoteになりました。

次回はコーヒー豆の脱穀について報告します。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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