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コーヒーの沼 第19歩 カスカラシロップ

皆さんこんにちは。

このnote で何度も書いていますが、
沖永良部島で新しいコーヒーに出会った ZKです。
何度も書きたくなるくらい、すごい体験でした。
今回は、その旅行中に見学したコーヒー豆の精製工程で
除去される果肉の部分に注目した商品についてのトピックです。

カスカラという言葉ご存知でしょうか?
カス、カラ で分けると、なんだか廃棄されるイメージがありますが、
これ、スペイン語です。cáscara 「皮」の意味です。

コーヒー豆の産地ではこれまで、コーヒー豆を採取した後の果肉部分
カスカラは一部肥料で使われる場合もあるそうですが
ほとんどが廃棄されていたそうです。。

コーヒー豆はコーヒーの実の30%程度で、残りの果肉などの部分は
捨てられている・・・国産コーヒーツアーで果肉の部分の甘さを知ったZK。
MOTTAINAI!と思っていたら、近年商品化が進んでいるようです。

それが、カスカラシロップ。

こちらは、ノアコーヒー様が販売されている国産コーヒー100%の
カスカラシロップです。
スプーンにとってヒトナメしてみました。ほのかな甘さと風味はハチミツ
に似ていると感じました。
ZKの舌では、コーヒーっぽさを見つけることは難しかったです。

原材料はコーヒーの果肉とてんさい糖のみ。
ここには、ノアコーヒー様の強い意向が反映されています。
鹿児島県沖永良部島の国産コーヒーは完全無農薬で育てられています。
肥料には酒粕や畜産堆肥、サトウキビカスなどの地元資源を活用。
製造業者とのあいだで協議を重ね、シロップに加工される段階でも
防腐剤や香料などの添加物は一切なし。体にも地球にも優しい商品です。

この商品の加工行程を担当されているメーカーの方のお話を伺ったところ、
商品化するにあたり、商品の品質を保証するために、添加物を加えたいと
ノアコーヒー様に相談をしたそうです。
しかし、無添加で製造することにこだわったノアコーヒー様の
思いを受け入れ、最終的に現在の商品になったとか。

ノアコーヒー様では、コーヒーゼリーやプリンなどにも活用されています。
シロップをミルクで割ったアイスオレもカフェオレと違った風味で
とってもとっても美味しい飲み物です。

他にも、ソーダで割ったり、レモネードに入れるなんて使い方もあります。ハチミツのような風味ですから、パンケーキなんかにも合いそうです。

海外のコーヒー豆産地でもカスカラシロップが製造され始めています。
コーヒー豆生産の過程で廃棄されていたカスカラが商品となり、
生産者の方々の所得が安定し、コーヒー価格と供給の安定につながれば
コーヒー豆専門店を開こうとしているZKにとってもうれしいことです。

今回はカスカラシロップについてでした。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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