沖永良部島コーヒーツアー 総括

皆様こんにちは。 沖永良部島のゆったりとした風景、雰囲気を
思いだしながら、また訪れたいの思いが募っているZKです。
イヤァよかったですよ。 空気も人も景色もコーヒーも。

ツアー後1週間にわたって、観光編とコーヒー編に分けて旅行記を
アップしてきました。今回は総括ということで。

気候風土
沖縄県もそうですが、やはり The南国 でした。
サンゴ礁が隆起してできた島と言うことで、海の色はきれいな青色。
洞窟探検もでき、まだまだ知らない沖永良部島がありそうです。

大きなお店やコンビニはほとんどありませんが、島に2店あるAコープには
全国各地の食料品などがそろっていて、価格も本土と大きく変わりません
でした。ドラッグストアもあることにびっくりしました。

コーヒーの体験
まず焙煎後のコーヒー豆。
ツアー中に自ら焙煎したコーヒー豆をツアー参加者にそれぞれ
1杯分ずついただきました。
焙煎後の豆は、香りが非常に強く、コーヒー豆を包んでいた小さな袋
全体にコーヒーの何とも言えない甘くて素敵な香りが映っていました。

焙煎してから数日たった昨日、飲んでみました。
ミルで挽いた豆が入ったキャスターの中も甘い香りに包まれています。
ハンドドリップで抽出していざ一口。
ぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお。豆自体がすばらしいから、
素人の焙煎でも充分に美味しい。 というか、美味しすぎる。
温度が下がっても、他のコーヒーよりも香りが持続しました。

国産コーヒー栽培拡大に向けての課題
そんな国産コーヒー生産ですが、課題もいろいろとあるようです。
沖永良部島ツアー参加前にも、沖縄でコーヒーを栽培していることに
触れましたが、私の知る限り安定して販売まで行っているのは、
ノアコーヒー様が唯一無二の存在。
ノアコーヒーオーナーも同じことを仰っていました。

なぜ国産コーヒーは販売まで到達しないのか? 考えてみました。
コーヒー豆を栽培して、コーヒーチェリーを収穫する部分までは農作業。
作物を栽培するノウハウが必要になります。
そして、収穫した豆を加工する段階では、豆の品質を保つノウハウが、
販売する段階になると、ビジネスのノウハウが必要になります。

それぞれの作業工程で異なるスキルが必要となります。
それを個人レベルで解決するには、膨大なエネルギー、熱意が
必要になるのだと思われます。

ノアコーヒーのオーナー様は、特に収穫後の加工行程のハードルが高いと
指摘します。
沖縄県でも栽培、販売はされているようですが、収穫後の販売までの行程に
1か月~30日かかるとホームページに記載されています。

また、現時点で日本ではコーヒーの栽培は農業として認められておらず
栽培する土地は農地扱いにはなりません。
これによっておそらく不動産にかかる税金などのハードルが高くなっている
のだと思われます。

収穫後の行程の簡素化、栽培農地の確保が素人ながらに想像がつく
大きな課題と思われます。

0の状態を1(それ以上)のレベルにした オーナーのエネルギー
いまの「1」をさらに広げる活動が今後も続いていくでしょう。
ZKも 国産コーヒーを少しでも分けていただいて、流通の端っこに
乗って、 少しでもいろんな人に知っていただき
収穫したコーヒー豆の販売につながればと考えています。(すでに完売?)

今回 収穫、分離(乾燥)、選別、焙煎のすべての作業を見学、体験して、
1杯のコーヒーに詰まっている苦労、労力を実感することができました。
この作業は海外でも行われているわけで。1杯数百円で本当に生産者、
加工者の方の収益につながっているのかな?とも感じました。
これは、コーヒーに限らず、食べ物・飲み物・衣類など身の回りのものも
同じですね。
ありがたく美味しく頂戴したいと改めて感じたツアーでした。

ミヘディロ(沖永良部島の方言でありがとうの意)

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

1週間続いた 沖永良部島旅行記これにて 終了。
次回からは、また、コーヒーやロテのよもやま話を
アップしていきます。

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