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色。 イロイロ

みなさんこんにちは。日差しが強い日々が続いています。
九州は、8月台風の接近もあり、上旬は雨が多かったのですが、
お盆は最高気温37℃。 ホント暑いです。
助かるのは、夜になると、25℃を切ってくれることですが
それでも暑いです。
熱中症のリスクが高まっていますね。こまめに水分補給しましょう。

こういう季節は、冷たいコーヒーばかりでなく、
スポーツドリンク(塩分)も補給しましょう。

さて、かねがね書いている、絶景の見える場所で絶品のコーヒーを販売する
プロジェクト。今は、コツコツネットで販売をしています。

主力商品はドリップバッグです。
自分のおうちで仕入れた焙煎豆を酸化する前にシールして
1つ1つ手作業で詰め作業をしています。

そんなパッケージをより魅力的にすべく、いろいろ試行錯誤。
基本は、シンプルな白黒にしています。

このデザインのメリットは、印刷機で差が発生しにくいこと。
しかし、限定商品では『限定』アピールをしたいので、
冒頭のイラストのようにカラー印刷をすることがあります。 
が、これがなかなか難しい。

印刷物の世界に触れた方はよくご存じだと思うのですが、
パソコンで作ったデータを紙やシール紙に出力すると、
画面で見た印象となにかが違います
あれ?こんなに暗いの?とか あれ、こんなに薄いの?とか
なんでこうなっちゃうの?と思うことがしばしば。

画面と紙の色が違う・・・これは、どんな印刷でも発生してしまいます。
今回は、そんな印刷の色について素人なりに調べてみました。

子どもの頃、絵具やクレヨンでお絵描きをしたことがあると思います。
いろいろな色を重ねていくと、色が濃く、
そして黒くなっていきませんでしたか?
塗れば塗るほど、たくさんの色が重なり黒色に近づきます。

一方、パソコンでみる色は逆です。パソコンの色はで作ります。
色の違うライトで同じ場所を照らすと、白色に近づきます。

色を重ねると紙の上では黒くなり、画面上では白くなります。

ここから調べたことです。
画面と紙の上の色はどちらも三原色で構成されます。
光の三原色とインキの三原色。どちらも構成要素は3つです。

まずは光。ディスプレイの色表現から見ていきます。
光の構成要素はRGB。Red(赤)とGreen(緑)とBlue(青)です。
ディスプレイではこの3つの色を256段階(0~255)に調節して、
様々な色を表現しています。

例えば、R=0 G=0 B=0で黒、R=255 G=255 B=255で白になります。

上のパッケージカラーは深めの赤色を表現したかったので、
R=190 G=34 B=33です。 赤が強めで緑と青は抑えめです。

続いてインキの三原色です。
インキの世界では、色の構成要素はRGBの代わりに「CMYK」が
用いられます。

CMYKが何の頭文字かご存知ですか?
C:Cyan シアン    水色に近い色
M:Magentaマゼンタ  赤とピンクの間と言えばいいでしょうか
Y:Yellow イエロー   黄色です。
そして
K:Key plate これを、Blackの「K」、Kuroの「K」と覚えている人も
いるそうですが、キープレートの頭文字Kです。

キープレートは輪郭や罫線、文字などを表現する印刷版を指し、
この版に黒がよく用いられていたことからKey plate≒黒となったようです。

また、三原色と言いつつ、4色目がある理由は、
シアン、マゼンタ、イエローの3色を混ぜても、
純粋な黒にはならないからだそうです。

なので、印刷で黒を出すときは、シアン、マゼンダ、イエローではなく、key plateのみで印刷、もしくはより深みのある「黒」を作るために、
K100%にCMYを30~50%重ねることもあるとか。
この重ねて作った「黒」は「リッチブラック」と呼ばれるそうです。

そして、光の三原色では各色256段階でしたが、インキの三原色では
各色の段階はインキの濃度で調節され、おおよそ10%刻みだそうです。

光の調節に比べるとインキの調節の方が難しく、
いくらかの誤差があります。5%くらいは許容範囲とか。
ですので、光とおなじような微妙な差を生むのは難しいようです。

このため、印刷会社様では、あらかじめインキを調合して
準備しておくこともあるそうです。
特に金色や銀色、蛍光色などの特別な色では事前準備が必要となります。

そういえば、ZKが以前勤めていた会社の新しい商品のカタログの印刷を
いくつかの印刷会社にお願いして、納得のいく色を出してくれる業者様を
選定していることがありました。

ここまででわかったことは、
光の三原色と比べるとインキの三原色は再現性が低いということ。

そういったこともあり、ZKCOFFEELAB.では、モノクロ(1色刷り)を
メインに据えようと思っています。

カラフルだと、センスも問われますし。


以上、コーヒーのラベル印刷から派生した 色についてのお話でした。

とりとめのない文章となりましたが、
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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