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コーヒーの沼第43歩 あなたのお名前は?

みなさんこんにちは。 ZKです。 本日もよろしくお願いいたします。
今回は、しっかりコーヒーの話題です。

1人でホットコーヒーを飲みたくなったとき、皆様はどうしていますか?
インスタントコーヒー、缶コーヒー、自販機などなどいろいろな選択肢が
ありますよね。
その選択肢の1つに、個包装のドリップがあります。

現在、ZKも3種の豆を使った飲み比べセットで販売しています。
この一人用コーヒーですが、決まった呼び方がないようなのです。

ドリップバックと言う人もいれば、ドリップパックという人も。
他にもドリップバッグという表記もチラホラ。
どの呼び名も同じものを指していると思うのですが。
社会人時代、商品や部品の呼称をなるべく統一しようと
四苦八苦していたZKにとって、気になる呼び名・・
今回はパック?バック?バッグ?についてです。

少し前のnoteでも取り上げましたが、一人用のドリップというのは、
日本発祥のようです。
公共放送では、ドリップバッグの呼称で紹介されていました。
ドリップ用のコーヒー粉の入った袋(bag バッグ)ということですね。

ここで気づいたこと。
紅茶にも同じような1人用の茶葉の入った袋があります。
はい、テーバッグではなくティーパックという表記をよく見ます。
ティーバックは・・下着屋さんでお買い求めください。

英語表記で表すと
ティーバッグ:Tea bag
ティーパック:Tea pack
ティーバック:T - back でしょうか。

茶葉を詰めた袋という観点から、まずT-バックにはご辞退いただいて、
残るは2つ。バッグとパック。

インターネットの翻訳機能で調べて見ると(便利な時代)・・・
bagは鞄、袋、packは箱、詰める、荷造り などの訳が表示されました。

ある、ハーブティーを販売されている方のブログでは、
正解はティーバッグで、一部ティーパックも使われている
書かれています。
続きを読むと・・
海外の販売サイトでは、Tea bag が共通用語(商品名)で使われていて、
Tea packの表記もあるが、これはスペル間違いとのこと。

なるほど、海外では「bag (バッグ)」が正解なのですね。
紅茶の世界では、1杯ずつ抽出できるバッグが市民権を得ているようで、
海外の紅茶メーカーのサイトを見ると、こちらでもティーバッグと
表記されています。これで解決。
パックではなくバッグが万国共通の呼び名のようです。
ということで、ZKで販売するコーヒーも ドリップバッグで行こうと
と書きかけて頭をよぎったことが。

100円ショップなどで見かける出汁とりに重宝する袋は、
出汁パックの呼称で販売されています。
メーカーサイトでも、出汁パックの表記。
あれ?お湯に入れて抽出するというほぼ同じ目的の商品なのに・・・
ムム これは、ヤバイ ハマるヤツや。

ここで、どちらが優勢なのか、グーグルでチェックしてみました。

以下、検索欄に入力した際の検索結果(件数)です。
ティーバッグ:約487万
ティーパック:約474万  ほぼ同数。

ドリップバッグ:約725万
ドリップパック:約680万 ややバッグ優勢。

出汁パック:約616万
出汁バッグ:約353万   パック圧勝。 という結果になりました。

どうやら、日本では「パック」の方が優勢なようです。

さらに、アジア人初のバリスタチャンピオンとしても有名な
井崎英典氏の著書『教養としてのコーヒー』では、

”「ドリップパック(バッグ)」は日本発の商品です。”

教養としてのコーヒー

と書かれていて、同著で紹介されている
”海外で「ドリップパック(バッグ)」を広めている企業”として
紹介されている「NuZee Inc.」のホームページでは、
DRIPKIT として紹介されています。
”DRIP KIT”なるワードが突然参入。
いやはや参った。 解決したかったのに 言葉の沼にハマりそうです・・・

ここで、相方に相談しました。

「うちの商品名、『ドリップバッグにする? ドリップパックにする?』」
相方「ドリップパック。」

瞬殺でした。つけ入るスキありません。 「ドリップパック」に決定です。

この決断力、ZKにありません。 ウラヤマシク ナサケナク。

長々と書きましたが、ZKCOFFEELAB.で販売する、 
個包装の一杯用コーヒーは、ドリップパックでいきます。

日本の出汁パックのように、日本オリジナルの商品のようですから。
(と理由を付けてみました。)

この問題ここまで書いていて、ややこしいのは、カタカナで書いたときに
濁音「゛」と半濁音「゜」の表記が画面では似たように表示されるのも
どっち?と悩む一因なのかな?と思いました。

この一件に限らず、紛らわしい表記に関するネタはいろいろと
ありそうなので機会があれば、また取り上げたいと思います。
(答えでないでしょうが。)

コーヒーの話題と書き出しましたが、日本語の話題でした。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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