ゆっくりするためのお金

今の仕事を辞めたい。でも、収入が途絶えるから辞められない、、、
そう思っているあなたへ。
恐らく今現在は心身ともにかなりお疲れのことでしょう。
一旦仕事から離れて心身ともにリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
生きてく上で完全に仕事を辞めることはなかなか難しいことですが、少しの間だけ仕事から離れることならやろうと思えば案外できるものです。

そこで、一体いくらあれば仕事を辞めてもしばらくの間ゆっくり充電できるのか計算してみました。

こんな人を想定
・20代一人暮らし
・年収400万円
・会社を5年未満で自己都合退職
・3ヶ月ほどゆっくりしたい


支出
まず生きてく上で、月にいくら使うか計算してみます。


生活費
家賃6万円
食費4万円
光熱費1万円
携帯5千円

計11万5千円

勿論人によって前後はありますが、このくらいの金額が目安でしょう。
削れる人はもっと削れると思いますが、そこに頑張りすぎるのはNGです。
あくまでも、休息が目的です。

社会保険料
会社員時代に支出といえば生活費ぐらいしか気にしていないと思いますが、失業期間中に忘れてはならないのが社会保険料です。
会社員の時は、給料からの天引きでしたが、仕事をやめれば自分で支払わなければなりません。
また、通常税金は昨年の所得から計算するため、会社員のときと同じ額を納税する必要があります。(逆に翌年は納税額が下がることになります。)

・国民健康保険 約2万5千円
万が一病気になった時のために役所でしっかりと手続きを行いましょう
滞納を続けると病院に行った時、10割負担となってしまいます。

・国民年金 16,610円(令和3年度)
こちらは健康保険とは違い、手続きを行えば免除してもらえる可能性が高いです。(ただし、追納しないと将来の年金支給額は下がります。)
滞納はせずに面倒くさくても手続きにいきましょう。

住民税 約2万円
住民税も同じく役所の手続きが必要です。
もし、健康保険・国民年金・住民税が払えないとなった時でも、滞納はせずに、役所へ相談に行きましょう。
その時の状況と役所の担当者の判断で『月○円でもいいから支払うように』と指示されますが、黙って滞納を続けていると、差し押さえの恐怖に怯えながら生活することになります。
大事なことはまず相談です。

約6万円

支出計17万5千円/月
ただし、国民年金を免除してもらえれば
約16万円/月

収入

仕事を辞めたら無収入になってしまいますが、会社員として働いていたのであれば雇用保険に加入していたはずなので、失業期間は失業保険を受け取ることができます。
今回の想定だと90日間の給付を受けることができます。
日額は約5千円です。
ただし、自己都合退職の場合は2ヶ月間の給付制限がかかります。
また、手続きに行ってから給付制限期間が始まるので、退職したらすぐにハローワークへ行きましょう。

失業給付
約5千円×90日
(給付制限があり、もらえるのは2ヶ月後から)
計45万円
15万円/月
ちなみに、雇用保険はわずか月千円以下の負担でこの金額を貰えるためかなり助かる制度です。

支出 16万円/月
収入 15万円/月(3ヶ月目~5ヶ月目まで)


失業期間中の支出と収入のバランスを見ると、失業給付が出る3ヶ月間については、若干支出の方が多いですが、努力次第でほぼトントンにできることがわかります。
ただし、最初の2ヶ月は16万円/月を貯金から切り崩すことになりますので、少なくとも約30万円は必要です。
しかし、30万円しかないと急な出費に対応できないため、プラスで10万円はあったほうが心の余裕につながるでしょう。
そうなると、30万円+10万円=約40万円 
退職時に40万円あれば5ヶ月ほど生活することが可能な計算になります。
(今回の想定だと6ヶ月目以降失業給付は出ません。90日で終了)

ただし、今回はあくまでもゆっくり充電ができる金額を計算しています。仕事を辞めても次の仕事を見つける必要がありますので、実際は3ヶ月ほどゆっくりして、2ヶ月で次の仕事を見つけるのが現実的でしょう。

結論
40万円あれば3ヶ月はゆっくり充電できる。(3ヶ月経ったら2ヶ月は全力で就職活動)

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