企業価値評価について

先日、M&Aにおける企業価値の算出について少し小言を言いました。本日はいよいよ企業価値についてお話ししたいと思います。

企業価値評価についてはいろいろな方法があり、どれが正解ということはありません。そこで、まず企業価値評価の方法について紹介したいと思います。

企業価値評価には代表的なものが3つあります。それらを簡単に紹介していきます。

①DCF法。これは企業が将来生み出すキャッシュフローを割り引いて、企業価値を算出する方法です。投資の世界ではポピュラーで、バフェット氏が使用している方法でもあります。

②マルチプル法。非上場企業の企業価値評価の際に使用される方法です。評価したい企業と似た上場会社の企業価値や株式価値等を市場データをもとに求め、それを対象企業に当てはめて評価する方法です。慣れれば、DCF法より簡単です。

③時価評価法。企業の資産をそれぞれ時価にもどして、それを合算することで企業価値を求めていく方法。ただし、知的財産等企業が保有している財産は時価に置きなすことは非常に難しいです。

企業価値評価の方法は他にもいくつかありますが、この三つを知っておくと大丈夫だと思います。企業価値の算出方法や評価方法は、その企業の事業内容や事業規模に合わせて選択するのが良いのでしょう。


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