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新陳代謝がない組織は衰える (研究室編)

こんにちは,コールミントです.

今回は,Twitterや他研究室との同期と話をしたなかで気になったことについて思いましたので,記述していきたいと思います.

私のNote記事を見ている方はわかると思いますが,私は,学部生の時は俗に言うブラック研にいました.今もその研究室に所属していた,同期とよくお話するのですが,今でもパワハラがあるみたいです...

この前聞いたゼミ中の発言をまとめると...

学生:○○という方針でやっていきたいと考えています.

院政を敷いている教授(70歳以上):ぜんぜんダメだね,△△がわからないもっと□□はどうなんや

その場全員(助教,教授合わせて):えっ?? □□はどう考えてもおかしいやろ...

学生:□□は✖︎✖︎という観点で考えると考えられないのですが...(技術的にも無理なことであり論理的にもすこしおかしいことを言ってる)

院政を敷いている教授:口答えするな(怒)(怒)!!黙っていうこと聞け(怒)!!今,お前に発言権はないんや(怒)!!(そのあと,人格否定のワードを出しながら20分以上愚痴込みの話をする)

これぞ,ブラックですね.自分の間違った理論をひたすら言いながら,否定されたらキレて学生の主張は決して認めず,自分は偉いと思い続ける.

実は,これでもこの研究室も10年くらい前まで,学内トップクラスの研究成果を出してきた研究室のようでした.今は,中堅より少し上くらいですが.他のトップクラスの研究成果をたくさん出している研究室と同じくらいの時間をかけているはずなのに,明らかに成果の出が悪いと思います.(滞在時間はあんまり変わらない) 簡単に言うと,研究室にいるだけ正義状態になっています.

なんで,この10年間で研究成果が出にくくなったのかについて説明していきたいと思います.

おそらくですが,研究費が少なくなったこと組織のアップデートがなされなくなったことが挙げられるのではないでしょうか?

研究費はkakenのサイトを見ることによって,ある程度判別することができます.この研究室の研究費の10年間の流れを見たのですが,やっぱり少なくなっています.研究費が少なくなると,新しい機材を買うことができなくなるので,研究成果を出しにくくなります.

では,組織のアップデートがなされなくなると研究成果が出にくくなるというのはどういうことでしょうか?簡単に言いますと,今の,日本と中国,アメリカのITの発展を見ればわかると思います.中国とアメリカは中国人の留学生の話やアメリカに留学した人の話を聞くと,最新のテクノロジーを使って意思疎通を図ったり,独自の連絡体系を作っていると聞きました.一方日本では,全ての企業がそうとはいえませんが,ITを謳っているにも関わらず,一世代前の考え方が蔓延しているところもあると言われています.

社会のシステムが変化しているのに,内部のシステムが変化していないと,その時は適切なシステムであっても,現代は機能不全を起こしてしまう可能性が高くなってしまいます.その点を考えると,前研究室では,

・未だに研究室の連絡でメールを使っている (内部はSlackでいいと思う)

・紙媒体を非常に重視する

・非常にゼミの時間が長い(会社でいうと無駄な会議が多い)

・googleが提供している便利なツールを使用しない (リマインダーとか)

・SlideShareとかと使わない→というかこれを研究の進捗の一部として使うと怒られる

・研究室の公式ルールでは,Githubの存在はないことになっている

こんな感じで,10年前ならまだしも,今の段階でこんなことになっているので,ここら辺からダメだと思ってしまいます.これらのツールがなくてもよかった時代は,いいのかもしれませんが,実質ツールがないと成果を出しにくくなっているのが実情となっています.これらのツールは,使うだけならそんなにお金がかからないものなので導入すべきだと思うのですが.

いくら研究室の方針とは言っても,学生としては意見を出す権利はあると思いますし,新しく改善すべきことはすべきだと思います.(学費のこともあります) ですが,topが院政を敷いている頭固い人間がいる限り改善されることはないと思います.私も,「老害」と言う言葉はあまり使いたくないのですが,この様子を見ていると「老害」と言う言葉を言わざるをえないと思います.