さいきょー☆えんじぇるザラキエルプレイ後の雑感
エロいRPGには面白さは必要ないのか？いや、面白くあってほしい
突然ですが自分はFFとかドラクエとかの大作RPGはさほど買わないくせにインディーズ寄りのRPGをジャケ買いする趣味があります。
最初はエロいから買っていただけでしたが最近は
１～２日でクリアできそう
エロそう
大手じゃできない設定や表現
の3点を求めてネットを徘徊しており、一々文章に起こさないけどたまに買ってはプレイしていました。
今回はくじらぼ。さん作のザラキエルの概要と簡単なレビューとエロRPGの面白さについて書いていきたいと思います。（一部ネタバレを含む）
概要と感想
宗教都市ログレス。
幸運の女神を信仰する街に、一人の天使が舞い降りた。
彼女の名は、ザラキエル。
ザラキエルは教団に囚われた仲間を助けるべく奮闘するが、
聖女を名乗る少女に力を奪われて敗北……恥辱の限りを尽くされてしまう。
数週間後、ゴミ同然に捨てられて解放されたザラキエルは教団に復讐を決意するが、
運命が大きく動き出していたことを知らなかった。
様々な運命が交差し、織り成す群集劇。
ザラキエルの主なストーリーは引用の通りで、ゲームが始まると捕らわれた仲間の天使を助けに行ったザラキエルが犯される濃厚なエロシーンから始まります。
エロシーンやサービスカットに力が入っているのはもちろんのこと、ストーリーや設定の熱量も相当なものだったのであまり書くとネタバレになるので控えますがその後色々な人たちを助け助けられ、教団と天使の対立の絵図を裏で描いていた黒幕を倒す！！！！！というおおよそ王道なストーリーでした。
作り手の熱意を感じるいいゲームやこれは。
最初はコテコテなエロギャグな雰囲気から始まるのに、途中からシリアスになって終盤には熱い盛り上がりと爽やかさと謎の感動がある。
またエロギャグスタートによる弊害があって面白いです。
あなたはあの！？っていう世界の根幹にかかわる一人に遭遇したシーンなのに淫紋設定のせいでかなりのギャグシーンに仕上がっていますね。
テキストのノリは個人的には合わなかったもののキャラも多く魅力的で主人公のザラキエルも所謂メスガキ的なキャラかと思えば無邪気な少女で、ザラキエルの活躍と成長をストーリーを追いつつ見守っていく過程がしっくり作られていたと思います。
ただその分ストーリー進行に合わせたプレイをしなくてはいけなくて、余力がまだあるにも関わらず一々拠点に戻らなければいけないシーンがあるなど自由度はそれほどなかったです。このゲームの主人公はあくまでザラキエルでありプレイヤーではないということですね。
エロシーンはおおよそ敗北凌辱と売春の２つに分けられていて計３６シーンほど
放尿と拘束が多く、主人公のザラキエルが貧乳なのでそれらが好きな人にはお勧めできそう。
まあ自分はわざわざ戦闘で負けてまでエロシーンを見たくはなかったのと、売春せんでも金策に困らなかった（ver1.0.18版プレイ時）ので必須のエロシーン以外はほぼ閲覧せず進行しましたが（なんでエロRPG買ったんだよ）
プレイ時間は大体１０時間くらいで価格は2000円くらい。
品質は高いしテキスト量も多いしでエロRPG好きな人は買っても損はないかな？
エロRPGの面白さについて
今回一番語りたかった部分。多くの人は興味ないと思うので読まなくても大丈夫です。
ちょっと文章が乱雑になってしまうし批判的なことも書くのでゲームを買うつもりの人はむしろ読まんでくれ
で、結局このゲームは面白いの？って言われるとう～ん。って感じ
シナリオは王道だし町の住人に話したときパーティーメンバーがリアクションしてくれるのは面白くてキャラに愛着沸くしUIも便利で、すべての要素がリッチで言うことなかったんだけどゲームとしてはそんなに面白くなかった。
というのも肝心の戦闘部分があまり面白くなかった。
ゲームバランスというか、基本的に相手が倒れるまで最大火力で殴るのっていうのをゲーム開始からゲームクリアまで続けていました。
クリアのために頭を使う瞬間が合計で5分～１０分くらいしかなかったです。悪く言うと全部作業。脳死でポチポチやってました。
フィールドマップも単調で、特にギミックのないフィールドを配置されてる宝箱を開けつつ４エリアクリアするっていうのが中盤まで続きます。あ、これはパターンだなって気づいてから少し冷めてしまいましたね。
でもこれは仕方ないっていうか、ある理由があると思います。
ゲームが退屈だった理由を勝手に考える（失礼）
予算と時間の関係
難易度を下げたせいで売春システムが死んだ
そもそもエロRPGに面白さがもとめられていない？
１．予算と時間の関係
１について。。
言わずもがな。金も時間も無限にあるわけではないので、当然優先される要素があればそうでない要素もある。
多分MAPとかの面白さの優先順位は低く割り切って制作されてたのかな？
２．難易度を下げたせいで売春システムが死んだ
どうも最初はこのゲーム、めちゃくちゃ難易度が高かったみたいで、リリース当初は昔ながらのRPGを思わせるほど敵が強く経験値が渋くレベル上げ推奨のバランスだったらしい。。。
プレイヤーからの要望が多かったのか戦闘バランスの変更や経験値や金の取得の倍率、裏ボスの弱体化（3分の１くらいの強さになったらしい）につながったみたい。
今作はフィールドの宝箱で装備が手に入るケースが少なく大半を店買いで済ます必要がある。また、装備強化の要素もありキャラの強化にかなりの金がかかるため、もともと高難易度だった今作はクリアするためには金がいくらあっても足りやしない。
そこで重要になってくるのが売春で、ザラキエルちゃんにパパ活をさせるか清純なままでいさせるか？というところにロールプレイが生まれて面白みにつながるわけですが、度重なるバランスの変更によって金の獲得倍率が上がり敵が弱くなったため売春をする必要がまったくなくなった。
結果俺は一度も売春する必要性がなく、ザラキエルちゃんは最後まで清純系天使でいることになった。
多分売春込みでゲームバランスが作られていたんだろうな
難易度下げたからかメイン要素が一つ死んでおる
３．そもそもエロRPGに面白さがもとめられていない？
多分エロRPGを買う人の半分くらいはゲーム部分を重視して買ってないんじゃないかな。
よくゲーム制作者の方の悩みとして挙げられるのがクリア済みのセーブデータやエロシーンの全開放機能を求められること。
今作も、もともとはなかったみたいだけど、要望があって追加された模様。
誰かがアンケート取ってたけどエロRPGでエロシーンの全開放やクリアデータの配布を希望してる人は４０％～６０％くらいいた気がする。
そもそもゲーム部分を求めてない人がマスなんじゃないか？
まあエロ部分をさほど求めず購入しちゃう俺もどうなんだという話にはなるけど
これはすごい難しい問題と思っていて、ゲームとしての面白さ（むずかしさ）を追求するとエロ欲しさに買っているのにプレイヤーは中々エロにアクセスできないんだよね。
かといって難易度を下げるとゲームとしての面白さが損なわれてしまうこともある。
エロとゲームには面白さを取るか、エロへのアクセスしやすさを取るかというジレンマがある感じ
ソシャゲのＮＩＫＫＥはその辺うまくやってるかな？
戦力が拮抗しててキャラの尻を見てる暇がないときはゲーム部分が楽しめて、戦力がこっちが圧倒してて暇なときはキャラの尻見て時間をつぶす。
戦闘そのものがエロければエロ欲しさに難易度を下げたりクリアデータの配布につながりにくくなる？
でも戦闘＝エロだとちんこしごくのに忙しくなって戦うどこじゃなくなっちゃうんだよね。南無三
（戦闘そのものがエロいRPG。
めちゃくちゃ面白いしエロいし安いので買え）
（そんなゲームであるにも関わらず、クリアデータは配布されている。エロシーン解放要求民はかなり多そう）
エロシーンと戦闘シーンが完全に切り分けられているからエロを求めている人に戦闘を楽しんでもらいにくくなっているのかも。
そう考えてみると、わざわざ自分が戦闘で負けてまで凌辱エロを見ようと思わなかったのも納得がいくかも
俺が考えるエロRPGの利点
ゲームにはどんな行動にも通常プレイヤーへのご褒美が設定されていて。
そのご褒美欲しさにプレイヤーは敵を倒したりアイテムを集めたりストーリーを進めたりするわけですよね。
（ここらへんは桜井さんのyoutube見てもらうのが一番早い）
（今にしてみると装備なんか整えなくても余裕で勝てちゃう難易度になってたからMAP探索のアイテム集めや装備強化のシステムがあまり楽しめなかったのかな。）
ゲームを進行すればエロという超ド直球のご褒美がプレイヤーに与えられる。
他のゲームでは一生懸命プレイヤーに楽しんでもらうための工夫に四苦八苦する中で、おっぱい！！！ドン！！！！！エロい！！！
おっぱいひとつで解決してしまう。これが力だ。
プレイヤーは脳みそがちんこなのでエロ欲しさに多少は雑なバランス調整や理不尽、陰鬱なシナリオや作者のある種オナニーみたいなシナリオに耐えてくれる。
大手じゃ絶対やれないことをエロを餌にやってくれる。
あるいは単にエロそうだから購入してくれる。
自分はこれがエロRPGの最大の利点だと思ってます。
エロだから許されるバランスやシナリオっていうのもあると思うんだけど、エロシーンをいきなり全開放してしまったらゲーム部分をやる意味が失われてしまうような。。。
これはプレイヤーの好みの問題というか、いわゆる多様性の一つだと思うけども。そういう人はそもそもゲームやらんと思うし
どうしたら戦闘が面白くなった？
これこれだから面白くないってのは誰にでもいえるよね。
ので、どうしたら面白くなった？ってのを考えてみました
正直的外れの可能性も高いんだけど、自分の中でしっくりきた部分もあるので
技のバリエーション（バフデバフ、状態異常）を増やす
ザラキエルをやっていて思ったのが、技が少ないこと。
基本的に単体攻撃、全体攻撃、自己バフ、防御バフ、回復の５つに技が分類されていてこれで十分な気もするけど、弱点や抵抗の要素があまり絡まず状態異常も敵がたまに使ってくる程度（自分プレイ時）で自分から相手に状態異常をかける手段も乏しかった印象。
ソシャゲによくある単純な数値比べみたいなゲーム体験でした。
また、難易度が下がっているせいか先手とって全体攻撃で一掃してしまったせいで敵がほとんど全部同じに見えていて新鮮味がなかったですね。これは自分で難易度変更して解消すればよかったかも
そこで敵を強いままにしつつも戦闘を長引かせずにやりようによってはすぐ勝てるバフデバフ要素をうまいこと漏れ込めれば、戦闘の駆け引きが増して楽しめたのかなと思ったりして。
もちろん、そうしてもエロシーン解放要求民はゲームをプレイしないと思いますが。
これには根拠があるわけではなく、今まで自分がやってきて面白いゲームにその要素が強かっただけです。つまりは自分の好み？
いくつか戦闘が面白かったゲームを張ります。
ブラックソウルズ
名作エロRPG。難易度はクソ高いもののバフデバフや状態異常、武器の技能や回避やパリィシステムを使いこなすとスムーズにゲームを進行できる。
高難易度RPGとしても様々な魔法とスキルを組み合わせて敵を倒すパズルそしても楽しめる。ゲームテンポが以上にいい
ざくざくアクターズ
これも名作RPG
普通にプレイすると結構高難易度のRPGだけど、動画サイトには超難敵ボスのレベル１クリア動画とかが上がっている。
バフとデバフを盛りまくって強引に突破してる模様。あたまおかしい
あとこれはバフデバフの要素はそこそこだけど、難易度がめちゃくちゃ高く、かつ戦闘バランスが面白かったので。
HPは戦闘ごとに全回復し、ＭＰはそのまま。
通常攻撃が弱いためＭＡＰ探索はＭＰが尽きる前にチェックポイントにたどり着けるかどうかというスリルが常にある。
また戦闘中のＨＰ回復はかなり制限されていて、互いの戦闘力が高く「1ターンで相手を倒しきるか、こちらがやられるか」という居合切りみたいな戦闘バランスはダレず緊張感がすごく常に脳がひりついて楽しめました。
ＭＡＰごと、敵ごとに最適パーティーや最適行動を探るのは大変でしたが今までやったＲＰＧでも上位の面白さでした。
まとめ
ザラキエルはこんなにデザインやシステムはいいのに、戦闘を楽しめなかったというのは本当に怖くて、将来自分がゲームを作ったときに面白くできないんじゃないかと思ってしまった。
ので、急にこんな記事を書いてしまったのでした。
面白いゲームを作るのって本当に難しいんだと思う。
最後たくさん書いてしまったけど、ザラキエルは本当にいいゲーム。スチルやエロシーンの数が多いので貧乳好きは買おうね。
俺の好みの話
以下乱文
おっぱいはでかい方がよい。
魅力的なキャラが多いので、そっちのエロも欲しい。
フィールドの移動速度は、走った時今の2倍にしてほしい
演出上仕方ないんだけど、戦闘のテンポが速い方が好み。今の戦闘のテンポが嫌いという話ではない。
→難易度調整した結果一方的に相手をしばけるようになったら面白みは戦闘そのものよりもテンポ感の方が重要になってくると思うから、難易度に合わせて前後の演出弄れたらな～ってんな無茶な。
せっかくシンボルエンカウントなわけだし取得経験値とか増やしまくってレベル上げに必要な戦闘回数を減らして推奨レベルとかどこかに表示するとか示唆できれば今のテンポ感でも大丈夫かな？戦闘回数がかさむとあのテンポ感はリッチだけどきつい
OMORIはゲームは面白かったけどテンポ悪くてプレイ時間かさんできつかった
市民からの依頼はもっと欲しかった。ギルドとかあるわけだし色々やりたかった。
強化アイテムの所持上限は１５じゃ少ないっす。
みんないい人すぎちょっと毒っ気にかけるかも
アビリティも全キャラ共通じゃなくてバリエーションとか欲しかった。アビリティで解放される技とかあってもよかったかも？
あとそもそもなんだけど、敗北エロが好きじゃない
なんで頑張って戦闘に勝ったのにエロというご褒美がないんだろ。なんで負けるとエロがあるんだろ。逆じゃん。敗北主義者か？
かと言って戦闘に勝った時にエロがある作品って大概凌辱ものなんだよな～俺は凌辱もの好きじゃないんよ～
↑こいつエロＲＰＧ買わない方がいい
おわり
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