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時代劇を観るようになった

BS-TB開局20周年記念ドラマ
池波正太郎原作「 上意討ち 」を観た。

最近は時代劇を観ることが増えてきた。
今の時代劇は昔のと違って、実際の時代を見ている様に錯覚するくらい繊細な映像で出来ている感じがする。

内容も人物の心を描く様なものが多い。

昔は、悪党に苦しめられている町人を主人公が懲らしめて、キメに、印籠を出したり、銭を投げたりして、「あぁ、すっきりした」の ” こらしめ感 ” が毎週のお決まりで、それはそれで楽しめた。

今は、時代劇も現代劇と同じように人物の心を描くのが普通になってきている様に思う。

今回の「 上意討ち 」も良かった。役者が自分の好きな俳優だったのもあるが。

主役の永山絢斗は、思っている事を内に秘める役の印象が強い。特に目の表現が好きだ。今回の役柄も、あまり思いを言葉に出さず、雰囲気で表現している感じが良い。

W主役?準主役?の尾上松也は、初めてトーク番組で見た時に、意外にも自分の思っていた外見のイケイケ感とは違って、色々気遣っている印象だった。そのすぐあとに観たTVKのコメディドラマで、真面目でとぼけた課長補佐役がハマっていた。
今回の役も、各場面での心境の変化を違和感なく表現していてとても良かった。

殿様役の宇梶剛士も好きな役者だが、憎らしい感じも、討たれた時のざまあみろ感も素晴らしかった。

久しぶりに2時間時代劇をしっかり観た。
決して歳をとった訳だけではないような気がする(笑)

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