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【MB2】特殊枠のドラゴン達

ミステリーブースター2のリストが公開されてしばらく経つのですが、色々と忙しくて更新をさぼってました。
未来枠として出てきたドラゴンの中には初めて紙で登場したドラゴンや初めて再録されたドラゴンがおり、テストカード枠にも出てきたので、レビューしてみようと思います。


《ヴェルカン・ドラゴン/Velukan Dragon》

23年前のドリームキャストのゲームのオリジナルカードから、初の紙としての収録!フレイバーテキストもゲット!同じゲームオリジナルの《アーデンの天使/Arden Angel》がSecret Lairでカード化されていたため、いつか来るとは思っていましたが、このタイミングでした!
ゲームではボスとして登場するドラゴンが使います。(東京MTGさんの配信で見ました。)
「セレスタ/Celesta」と言う名前のそのゲームオリジナルの次元出身です。
カードとしては7マナ5/5飛行で、攻撃やブロック時に6面ダイスを振り、その目の値-1だけパワー上昇!元のカードのテキストのランダムな部分をダイスにすることで再現可能になりました!そういう意味でもD&Dとのコラボは有用でしたね!

元のゲームのテキスト

なお、MTG Wikiによると元の英語のスペルはVellukan DragonでLがいつ多かったらしい。

カードとして見た場合は流石に23年前のカードなので、非常に強いわけではないが、マナを使わずにパワーを上げることができる可能性があるのは便利!
7マナで打点が10点と考えると《ヴェリュス山の恐怖/Terror of Mount Velus》や《憤怒生まれのヘルカイト/Furyborn Hellkite》等が競合する。

《ヴェリュス山の恐怖/Terror of Mount Velus》
《憤怒生まれのヘルカイト/Furyborn Hellkite》

特に《ヴェリュス山の恐怖/Terror of Mount Velus》は、二段攻撃のおかげで素の状態で打点が10点あることや、二段攻撃の付与もあること等で、基本的には上位互換に近い。《ヴェルカン・ドラゴン/Velukan Dragon》は、二段攻撃を付与できる余地があることや、追加戦闘でパワー上昇を重ねられる点等で差別化は可能。
また、ダイスを簡単に触れるため、ダイスを使うような統率者では相性が良い!《古き者どもの激怒、ヴロンディス/Vrondiss, Rage of Ancients》なんかとは相性が抜群!

《古き者どもの激怒、ヴロンディス/Vrondiss, Rage of Ancients》

《反攻する鱗王/Scalelord Reckoner》

元々は《始祖ドラゴン/The Ur-Dragon》がいた統率者2017にて収録されたドラゴンで、これが初収録+初フォイル化!タルキールのドロモカ氏族であり、「鱗王」の名を冠する強大なドラゴン!
能力としては5マナ4/4飛行で自軍のドラゴンが対戦相手の呪文や能力に対象に取られるとそのプレイヤーの土地でないパーマネントを破壊できる能力!

初版

ドラゴンを並べるタイプのドラゴンデッキでは採用可能性があるドラゴンだが、色が白いことが少し惜しく、この色を含むドラゴンデッキしか採用できない。そのため、赤単色はもちろん、ジャンドカラーやティムールカラーのドラゴンデッキも存在するため、それらでは使用できないのが非常に残念。
もちろん元々一緒に収録されていた《始祖ドラゴン/The Ur-Dragon》との相性は良い。
無理にドラゴンデッキにせずとも、統率者がドラゴンであれば、採用してみるのもあり。
また、ドラゴンへの疑似的な除去耐性兼破壊は悪くはないが、受け身としてしか使用できず、除去耐性としても完全ではないため、何も考えず採用してよいカードではなく、環境やデッキの内容にも依存するので注意。
パーマネントが戦場に並び、対象を取る除去も多く飛び交うようなカジュアル寄りの環境では、非常に輝く1枚となる!

《復讐の神、大口縄/O-Kagachi, Vengeful Kami》

こちらも《反攻する鱗王/Scalelord Reckoner》と同じく、統率者2017出身だが、団結のドミナリアの統率者デッキでも収録されたため、二度目の再録となる。
神河の最初のストーリーのラスボス的な存在で、復讐に取りつかれているというフレイバーとは能力が一致しているが、強大すぎて当時はカードにできなかったと言っていた割には無難な性能。
やはり《反攻する鱗王/Scalelord Reckoner》と同じく対戦相手の土地でないパーマネントを破壊できる能力があるが、前のターンに自分を攻撃したプレイヤーに《復讐の神、大口縄/O-Kagachi, Vengeful Kami》が戦闘ダメージを与える必要があるため、条件達成はなかなか厳しく、場に出ている場合は攻撃されにくくなる牽制としての性能になるでしょう。
統率者にせずに《始祖ドラゴン/The Ur-Dragon》や《始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragon》等の他の5色ドラゴンデッキで《始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragon》や《鉤爪のジィーリィーラン/Zirilan of the Claw》で不意打ちするのが向いているか。
《ヘルカイトの狩猟者/Hellkite Courser》が来る前の《始祖ドラゴン/The Ur-Dragon》では《限りないもの、モロフォン/Morophon, the Boundless》から0マナで出せるドラゴンとしての需要があった。今でもその戦法を使用するなら候補の1体とはなる。

《ナラスニ・ドラゴン/Nalathni Dragon》

元々はイベントで配布されて、その後雑誌の付録、日本で封入ミスのために特別に引き換えされたカードであり、特殊な入手方法しか存在していなかったカードが今回初のパック収録+新イラストゲット+フォイル化!

初期イラスト日本語版

能力はバンドを得た代わりに2/3から1/1になった《チビ・ドラゴン/Dragon Whelp》であり、赤では唯一のバンド持ちらしい。

《チビ・ドラゴン/Dragon Whelp》

なお、バンドはチームを組んで攻撃するフレイバーを表そうとしたが、複雑になりすぎた能力で、新カードも出ることはほぼないであろう…
詳細は以下のWiki参照と言いたいですが、Wikiを見てもわかりづらい…

旧イラストはゴブリンより小さく、フレイバーテキストにも小さいと書いてあるので納得ですが、新イラストでは牛のような生物を加えているのに1/1なのは気になるところです。ナラスニがセゴビア(何もかもが小さい次元)の地名か何かかとも思いましたが、旧イラストのフレイバーテキストにモンス(ドミナリアのゴブリン)の名前が書いてありますし、違いそうですね。
「領界路/Omenpath」の影響でセゴビアから混ざりこんだ超小型の牛を咥えているのか、バンドを組むと大きくなれるのか?
性能としては、赤でバンドを使いたい場合等に

《ボルシャック・ドラゴン/Bolshack Dragon》

テストカード枠にはなんとデュエルマスターズから《ボルシャック・ドラゴン/Bolshack Dragon》が登場!デュエマ版は以下。

デュエマの元ネタ

デュエマは漫画を少し読んだ程度で未経験なので、デュエマWikiのリンクも貼っておきました。
ずっとボルジャック・ドラゴンだと思っていたのは秘密ですw
能力はデュエマ版をかなり忠実に再現しており、一部を修正線で直しています。
デュエマのルールでは単色はシングルシンボルだそうなので、シングルシンボルで6000の代わりに6/6となっています。
MTGのドラゴンならほとんどが持っている飛行を持たず、代わりにシールドを2つ壊す能力であるWブレイカーの代わりにダブルストライク(二段攻撃)を持ちます。
更に攻撃中に自分の墓地の赤のカードの枚数分+1000は無理だったので+1修正を得ます(誘発ではなく常在)!4枚墓地にあれば、打点が20点になるのは異常な打点です!
しかし、回避能力等はないためチャンプブロック等に防がれやすい点には注意。
ネタとしてもおいしいですが、6マナのクリーチャーとしては普通に打点的にオーバースペックだと思うので、テストカードなのは少し残念w

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