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【KTH交換留学チュートリアル】準備編: 金銭面でやっておくこと

こんにちは。前回の更新からかなり時間が空いてしまいました、、
実をいうと筆者自身はもう交換留学を終えており、日本に帰国している状態です。

本当は留学中に日記みたいなのを書きたかったのですが、ずっと予定が立て込んでいて中々難しかったです、、
とはいえ、留学中ほとんど毎日日記は書いていて、思ったことととか聞き慣れていない情報とかは結構溜め込んでいたので、それを元に紀行文のような形で今後掲載できればと思います。

今回は準備編 (まだ準備編、、) の最終回として、金銭面について少し触れます。留学中に経験したことも含めて執筆しました。

筆者のプロフや過去の記事はこちら


やるべきリスト

ひとまず、金銭面については以下の設定を日本にいるうちに行うのが良いと思います。日本以外でも全然設定・準備はできるので、やらないと死ぬわけではないですが、やっておくと安心でしょう。

  • 外貨送金のできる口座 (Revolutやwise) の設定

  • 学生カード以外のカードを持ってくる

一個ずつ詳しく見ていきましょう。

外貨送金のできる口座の設定

筆者はRevolutを使いました。Revolutにしろwiseにしろ、外貨換金のレートが安く、かつ外貨の送金ができる口座の開設をするのを強くおすすめします。これは、友達の割り勘やモノの売買などでかなり有効です、というか無いとかなり行動が制限されます。基本的に皆現金を持っていないので、こういうのを使うのが一般的です。また、日本人同士の送金とかでも、欧州 (EU圏内) ではpaypayなどが使えないので、これをめちゃくちゃ使ってました。

筆者はストックホルムで設定しましたが、日本で設定しておくのが安心だと思います。特に設定にはマイナンバーカードが必要 (後述) なので、現地に持っていくのを忘れてしまうとその時点で詰んでしまいます。

補足: swishの存在

実はスウェーデンには、国単位でswishというサービスを展開しています。個人送金や支払いなどを行うことができますが、アカウントを持つためにはスウェーデンの電話番号や銀行口座を持っている必要があるので、基本的に旅行者はおろか留学生 (特に交換留学生) も持つことは無いです。スウェーデン人ならほとんどの人が持っています。
たまにswishしか支払い受け付けていない場合があり (サッカースタジアムのグッズ購入など)、そうなるとスウェーデン人抜きだと詰む場合があるので、それだけは注意です。本当にたまに (筆者は一回のみ遭遇) なので、そこまで心配する必要はないです。

Revolutの利点

Revolutは、ストックホルム及びKTHでアカウントを持っている人が一番多かった気がしているので、ひとまずこれを持っておくのが良いと思います。Revolutアカウント同士なら、アカウントのタグを検索するだけで送金できるので結構楽です。Revolut同士もできますし、似たようなサービスのwiseもやり方は結構めんどくさいですが、BICという情報を使えば送金は理論上可能なはずです (ここは試したわけではないです、すいません)。

また、Google Payに対応しており、バーチャルでVISAのプリペイドカードを発行できます。これによって、口座にある外貨をそのままタッチ決済の支払いに使うことができます。
ただ残念ながらApple Payには対応していないらしいです。iPhoneユーザーはリアルカードを持つのが良いと思われます。

【結構重要】Revolutで外貨送金するときの注意

先述の通り、Revolutで一番便利な機能は外貨送金なのですが、これをできるようにするまでに色々なトラップがあります。

まず、口座開設の際に本人確認を行う必要があり、最初は運転免許証かマイナンバーのどちらかを選べるはずです。しかし、外貨の送金をするためにはマイナンバーで本人確認をしないといけないようです。筆者はまずこれで詰まりました。

https://help.revolut.com/ja-JP/help/profile-and-plan/profile-plan/verifying-identity/my-number/what-is-my-number/

晴れてマイナンバーで本人確認できた後 (これはメールが来ます)でも、もう一つトラップが存在します。外貨を送金するとなると、基本的にはRevolutの口座に日本円をチャージ→Revolutで外貨に両替→送金というステップを踏む必要があります。

日本円をチャージする方法は、クレカと銀行振り込みの2つありますが、外貨の送金のためには銀行振込を選ぶ必要があります
もう少し厳密に言うと、クレカと銀行振込のどちらであっても外貨に両替することはできます。しかしながら、クレカで両替した分の外貨は、自分で直接使う (オンライン決済やGoogle Payなど) 以外の用途で使うことができず、それはつまり送金ができないことを意味します。
なので、外貨送金をしたい場合は基本的には銀行振込での日本円のチャージを選びましょう。

(補足) 上のサイトを見る限り、デビットカードでも大丈夫らしいです。

なお、日本円の口座にクレカから入金されたお金と、銀行振込で入金されたお金の両方が存在する場合、外貨の両替は銀行振込で入金された分が先に両替されるようです。

また、銀行振込の内、ソニー銀行は30日に一回しかできないので注意が必要です。おそらく互いに競合なので、連携の利便性を高めたくないんでしょう。ソニー銀行しか持っていない人は、他の銀行の口座を持っておくと一安心だと思います。筆者は三井住友銀行を持っていたので、そこから振り込んでいました。

学生カード以外のカードを持ってくる

これはマストではないのですが、なぜか学生カードでオンライン決済しようとすると弾かれるケースが結構ありました。これが学生カードが原因なのか、そのカードだけの問題なのかは定かではないのですが、学生カード以外のクレカを使うと決済できたことが結構多かったので、学生カードだけしか持っていない人は、それ以外のカードも持っておくと安心です。学生であれば、クレカ2枚までは問題なく審査が通るはずです。

ちなみに、筆者はANAの学生カード (三井住友) とAmazon Masterカードをクレカとして持っていました。

全てのカードの情報をスマホで見れるように控えておく

上に付随してなのですが、手元にある物理カードを弾かれたときに、手元にないけど持っているカードを使いたいときとかが意外とありました。そういうときに、カード情報をオンラインで見れるようにしておくと結構便利です。自分はbitwardenというパスワード保存サービスで一括管理していました。

その他、自分がもっている口座についてオンラインで操作できるように設定

とくにゆうちょ系は厄介なので、やっておくと良いです。自分は事前に最低限必要な設定は済ませていたので、すべてオンラインで操作できましたが、中には郵便局に行かないと申請できないような手続きとかもあったので、使う予定のある人は注意しておきましょう。

最後に: 現金の必要性

現金については、スウェーデンで生活するうえではほとんど使わないです、というか店によっては断られます。なので、多く持っていく必要はないのですが、ヨーロッパの他の国に旅行する際、意外と現金が必要だったりします。特に北欧以外のヨーロッパの地方都市は、現金しか受け付けていない場合もあります。東欧の観光地も現金支払いのみみたいなケースが結構有りました。トイレの支払いとかもね。

ずっとスウェーデンにいるだけならほとんど必要ないですが、多分近隣の諸国に旅行する人がほとんどなので、最低でも2万円ぐらいは持っていくと安心だと思います。

まとめ

今回は留学前準備の金銭面についてまとめました。
スウェーデンは特に、キャッシュレスが進んでおり、現金持っていない人や現金お断りの店もとても多いです。そのため、オンラインで金銭のやり取りができる環境を整えるのは意外と大事です。海外旅行であれば、クレカ持っていればなんとかなりますが、留学はそういうわけにもいかないので、意外と盲点だったりするのかなとも思います。

この記事が留学準備の参考になれば幸いです。
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