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腐敗

王は民衆を支配すると同時に民衆の奴隷である。

暴君は今日も土地を他の国から略奪

暴君は今日も気に食わぬものを消していく

暴君はカラスがたかる屍を見ても何も思わない

暴君は自分の手は汚したくない

暴君は今日も大好きな宝石を眺める

暴君は今日も女に囲まれ酒を浴びる

暴君は鏡を見て自分の姿にご満悦だ

暴君はこの世は全て自分のだと思う

暴君は久しく戦っていない

暴君は今の自分が弱いのに気づかない

暴君は使用人の陰口に気づかない

暴君は自分の国が他の国に負けても気づつかない

暴君は跡取りがいなくても気に留めない

暴君は痛みを分かって気でいる

暴君は民衆の怒りの声を聴かない

暴君は革命の意味なんて知らない

暴君は敗北を知らない

暴君は才能なんて持ち合わせてない

暴君は愚者だ

暴君は何処までも愚者だ

暴君はやっと気付いた

暴君は涙を流し許しを請う

暴君の願いは、首と共に切られた

暴君の首を民衆が見て嘲笑う

暴君の後悔は死を持って体現した

民衆は解放期して宴した

民衆は次のリーダーを募った

民衆は多くの人が名乗りを挙げた

民衆は互いを見下し

民衆は互いに傷つけあい

民衆は革命をした理由なんて覚えてない

民衆の中で1人が立ち続けた

民衆はその人を崇拝する

民衆は破滅に近づいてにいるのに分かっていない

民衆はほかに国に負けた

民衆は崇拝したその人責めた

民衆は崇拝を処刑と共に切り捨てた

民衆はこの繰り返しを朽ち果てるまで行った

民衆は日が昇り光をもたらしても

民衆は続けた

民衆は日が地平線に消えて行っても

民衆は続けた

民衆は終わらない

民衆は雲一つない青空を見ない

民衆は色鮮やかな野菜がならばれても見ない

民衆は残念ながら何もわからない

民衆は考える余地は無い

数年続き

空の下に死屍累々

土の中も死屍累々

ただ残ってるのは

人間の強欲な欲望のみ

甲骨仁

いかかがでしたか?今回はいつもとは全く違うスタイルで書きました。
人間が環境や欲によって狂っていく様を表現してみました。
よろしければ感想お願い致します。

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