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双子妊娠中の妊婦さんとそのご家族へ。(妊娠体験記・Tips)

双子妊娠の確率は妊婦100人に1人。わたしは意外に多い!と思ったので、せっかくなのでこれから双子を出産する方に向けて、少しでも参考になればと思い、妊娠期間中のことを記しました。

ぜひ、❤️をお願いします☺︎

【妊娠初期】

  • 双胎妊娠には3パターンあり、わたしは一番リスクが低いと言われる二絨毛膜二羊膜双胎(DD双胎)でした。(興味がある方は「双胎 種類」でググってみてください。)

  • 双胎は出産できる病院が少ないです。心拍確認できた時点で紹介状書くから総合病院行ってね、となりました。

  • 総合病院でも周産期医療センターなど、しっかりと新生児医療体制が整っているところでないと受け入れてもらえない可能性があります。自宅近くの総合病院でも双胎NGでした。

  • 双胎と判明した時点で管理入院や帝王切開の可能性が高いので、コープ共済の保険に入ると差額ベッド代や入院に対して保障がつくようです。
    (帝王切開が確定すると入れず、私は決めた病院が帝王切開マストだったので結果的に入れませんでした。ただし帝王切開になると保険適用になるので、一時金から大きくはみ出ることはなさそうです!)

  • 帝王切開すると、つぎの出産も帝王切開となります。都内だと日赤は必ずしも帝王切開というわけではないようなので、もし帝王切開したくなければ日赤もいいかもしれません。(双胎の場合、1人目が普通分娩できても2人目が帝王切開になる可能性も高いとのことで私は日赤は選ばず。)

  • わたしは引越し前の家から近かった慶應義塾大学病院 (以降、慶應病院) にお世話になることに。病院が駅前で、綺麗だし、大学病院の安心感があって良かったです。ただ診察の予約時間が遅いほど待ち時間が増えていくのがつらかったです。

  • 引っ越しの結果、川崎市から都内の病院に通うことに。何かあった時に川崎市→都内へ救急車は行ってくれる可能性が高いけど、逆は無理のようなので、緊急時に備えて居住地と同じ都内・県内の病院にしておくのがベターかもしれません。

  • 妊娠初期に引っ越しをしておいてよかったと思いました!お腹が本当に大きくて妊娠後期は動くのが辛いです。(ただ一般的な安定期にも入る前だったので流産したら引越しの意味ないなーとも思ったり…)

【妊娠中期〜後期】

  • 産休には14週前から入れますが、早産になる方も多いので結果的に単胎と同じぐらいか短いかも?(わたしはテレワークさせてもらっていたのと、元気だったので、11週前から産休にしました。37w0dで出産となったなので実質8週間の産休でした。)

  • 双胎のうち約半数が37週未満の早産になるようです。早産、妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群などの合併症が起こりやすいので、管理入院も多いです。

  • 妊娠高血圧症に気をつけるため、中期〜後期は自宅で毎日血圧を測って気をつけてました。
    (料理されるパートナーの方であれば塩分控えめに。役に立ったのかわからないけど、血圧を下げる効果のあるカリウムを含むアボカド・バナナをよく食べてました。)
    →結局徐々に入院前から血圧があがり、産後も上がり続け、産後3日目に160を超えてしまいました。。

  • 37w0dで出産。そこまで持ったら120点満点と先生からは言われていました。36wならいつ産まれても良い、逆に37w後半は危なくなるから前半のうちに、ということで日程が決定しました。看護師さんからも久々に37wの双子のお腹に立ち会いましたって言われました。
    (ミーハー心で大谷翔平選手と同じ誕生日の7/5はどうですか!と先生にお願いしたのですが、あっさり「水曜日はやってないんですよ〜」で却下になりました。)

  • 妊娠中期ですら商談しながら息切れしてました。階段とか坂道もつらかったです。体力が戻るか心配に…

  • 後期、むくみと体重増加がものすごくて、一時期歩けないぐらい痛かったり痺れてたので、寝たきり&着圧ソックスで紛らわす生活が続きました。
    (ただ少し無理してでも散歩して血行を良くするほうが明らかにむくみが良くなることに気づき、入院直前の10日間ぐらいは散歩してました。散歩できるほど元気なのはレアケースかもしれません。ちなみに2人合わせて4.5〜5kgぐらいになってる時期でしたので無理せず…)

  • 1人が逆子だったので、最後の方はみぞおちに頭が当たってる状態で、痛かったです。

  • 帝王切開は術前は麻酔が痛い、術後はひたすら切ったところが痛かったです。当日はスマホを触ることすらする気が起きず。翌朝6時まで、飲み物飲めないのも辛かったです。痛み止めは使えるものは使っていただき、翌日から歩いてお手洗いに。だんだん回復していくのがわかります。

【その他】

  • 妊娠の初期期間中は、心拍確認(9週頃)、12週の壁、一般的な安定期(16週)、何があってもこれ以降ならきっと生まれる(22週頃)、など、目安の週までずっと不安でした。やっと22週を過ぎて、安心できたことを覚えています。

  • 妊娠初期、助産師さんに今のうちにゴルフしておいたほうが良いよ!って言われましたがさすがに怖かったので妊娠期間中通して運動は全然してません。自己責任ですが激太りです!!!
    (基本的に多胎は安定期がないと言われているので、医師・助産師さんとご相談を。子宮頸管の長さや胎児の状態、血液検査の結果次第かもですね。)

  • 保育園は動けるうちに区役所に相談&保育園見学に行くのがおすすめです。2人連れて外出はなかなか大変。

  • ベビーベッドやら、ミルク・おむつやら、とにかく一気に倍でお金かかります。。

  • 出産してみて…胸は張って痛いし、傷は痛いし、悪露はでるから不快だし、いろいろ身体がボロボロなのに育児始まるの大変ということを身に染みて感じています。本当に世のママを尊敬です!(パパには積極的に産後パパ育休をとってほしいです!)

  • 職場や取引先のお世話になった方々に産休入ります連絡したら、暖かい言葉をたくさんいただけて嬉しかったです。ありがとうございます!

  • 慶應病院の差額ベッド代は大部屋8,800円、個室55,000円/日。個室高いです。
    →幸いなことに、手術前3日間〜術後1.5日は管理入院扱いで、MFICU(母体胎児集中治療室)に入院したのでたまたま差額ベッド代なしの個室でした。

多胎妊娠は喜びと共に、妊娠期間中も出産後のことも不安がいっぱいです。多胎妊娠中の妊婦さんとそのご家族に少しでも役立っていたら嬉しいです。

間も無く生まれてから3ヶ月が経過しようとしています。育児編はまた別の機会に。

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