【成功の反対は?】
この話は、教室でよく話していることの一つ,
「成功」の反対は、「失敗」なのか。
「成功」の反対は、「失敗」ではなく、「何もしないこと」なんじゃないかと思っています。
つまり、何か行動を起こした時点で、「成功」なのだと思います。もう少し詳しくいうと、「成功のための材料が集まった」ということ。
けれど、やっぱりうっかりすると、何かに間違ったり、うまくいかなかったりすると「失敗」だと捉えてしまうのが人でしょう。
授業を通して、そういったより良い人生の歩み方も学んでるのかなと思います。
先日国語の授業で、「ローマ字」の学習をしました。
「外国語」や「英語」と異なるため、ややこしさがあり、理解に時間がかかる仲間の姿も見られました。
少しずつ、感覚的になれていく部分も必要だと思うので、毎時間の学習ルーティーンとして、3問のローマ字クイズを出してみました。
初めから書けたら、やる必要のない活動。
難しさが残る学習であるからこそ、毎時間コツコツ取り組む価値があるのだと思います。
しかし、一度「正解主義」に走ってしまうっと、しんどくなってしまうこともあるでしょう。
「正解」が全てだと思っているのに、間違えてしまって「バツ」をもらうとなると、気持ちも下がるものです。
けれど、そんなに初めから正解することが大切でしょうか。
「正解」が全てなのでしょうか。
「バツ」こそ、宝物だいう話を子どもたちにしました。
むしろ、今正解をたくさんもらい、成長し続ける人は、これまで誰よりも多くの「バツ」をもらった人だのだとすら思います。
ローマ字の3問クイズでも、算数の復習問題でも、授業中の挙手も。
挑戦した時点で大成功。もらった「バツ」は、宝物。「この方法ではうまくいかないのだな。」という発見をしたに過ぎないと。
そのローマ字クイズの時に素敵な姿を発見しました。
「バツ」をもらった後、すぐさまローマ字表を開き、調べる姿です。
挑戦し、「これでは間違いだ!!」という発見をしたから、こうしてまた別の答えを探しにいける。
これ以上ない素敵な姿だと思います。教室の中でも一際輝いて見えました。
教室は、正解を求める場所ではなく、挑戦できる場所。
そんな教室をつくっていきたいと改めて思いました。
この子たちは確かに、教室に成長しにきています。
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