不幸の記事
俺は嫌な人間だ。
オススメに上がってくる記事で、無意識に指が触れるのは、
不幸そうな題名のものばかりだ。
そしてそこに、共感や同情を最大限に込めたハートを押すのだ。
今のそういう俺は、とても不幸な人間なのだろうと
いちいち痛感させられる。
そして自分も不幸を綴り、
誰かがそれを読んでいることに
微かな充実感を見出すんだ。
noteとは、とても素敵な場所だと思う。
俺はここに、自分の不幸や、
その中の僅かな幸福を書き記そうと思っている。
通行人の中で、幸福が不幸の部分集合であるうちは、
失恋通行人は、毎日不幸を綴り続けるだろう。
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