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仕事の進め方 ~ 朝型、見える化、始めから100点の仕事は目指さない

この文章は、5 年以上前の2013 年12 月に、以前使っていたブログに投稿した内容。改めてnote 用に文章や言葉をリニューアルにしてみることに。

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会社員時代は、超ビジネスライク・超効率的・超生産的なドSな仕事をしていたので、そのような人にはお薦め。違う人には、お薦めできません。今の私にも無理。

私がしていた、三つの進め方について書いていく。

● 朝型のワークスタイルは賛成。
● 終わった仕事と残っている仕事の、見える化。
● 始めから100点の仕事は目指さない。

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昨日(2013年12月14日)の日本経済新聞の朝刊の11面に、伊藤忠商事の「針路を探る」という記事が掲載されていた。

午前8時の働き方改革

他にも参考になる記事を紹介したい。どちらも2019年の今から5年以上前の記事。

伊藤忠商事の働き方改革」。
伊藤忠「朝残業」で挑む374万円の壁

もっと知りたい人は、「伊藤忠商事 岡藤 残業」や「午前8時の働き方改革 伊藤忠」で検索すると、いろいろな記事がでてきます。

大学院時代の企業ファイナンスの講義で、岡藤社長(当時)の資料「経営教室」をもとにガバナンスなどについて議論したことが懐かしかった。会社員で働いていた時を少し思い出し、綴ってみることに。

朝型のワークスタイルは賛成。

仕事のできる人ほど、なぜか朝早かった。朝からエンジン全開でものすごい勢いで膨大な業務をこなしていた。というのも、私も朝7時から仕事をしていて、朝早くから仕事をしている人が誰かは知っていた。

冬の朝7時は、部屋は経費削減のため暖房がつけられず、本当に「寒い」の一言につきる。では、なぜ7時に行っていたのか。

私の場合は、仕事ができるかどうかではなく、単純に残業が嫌いだったから。新入社員の最初の所感で何を言ったかを今でも覚えている。

「残業は居残りのような感じなんで、残業しないように仕事を頑張ります。」と。

今思えば、生意気すぎる。ただ、残業せずに仕事を進めるためにどうすればいいかを、いつも考えていた。最初にしたのが、時間の前倒しだった。

仕事が増えていくたびに、8時、7時半、7時と早くなっていった。忙しいときは、6時半もあった。通勤時間もあるから、ほぼ始発だった。何よりも、お尻の定時だけは守るようにした。“名目上” の残業はほとんどせず、決算でもほぼゼロだった。仕事にタグをつけていた。

・ 会社でしかできない仕事と家でもできる仕事
・ 緊急性や重要性のある仕事とそうでない仕事
・ 自分にしかできない仕事と誰でもできる仕事
など。

ただし、このような仕事の進め方は、上司によって評価は大きく変わるので注意を。上司も朝早くから仕事をする場合、早くから仕事をすることを当然と思い、プラス評価にはなりにくい。かえって、残業しないからマイナス評価にする上司がいた。

残業嫌いもあるが、朝は頭が冴えているから、日中の2倍くらい以上に効率よく仕事ができる。特に経理は、現場からの問い合わせが多い。仕事が始まってからは、自分の思うように時間がつくれない。だから、問い合わせのない7時過ぎから9時までの約2時間で集中して、仕事を一気に片づけていた。


終わった仕事と残っている仕事の、見える化。

では、朝7時から、何をしていたのか。

まず通勤中に今日のタイムスケジュールを頭の中で、「何を / いつまでに / どこまでするのか」というシミュレーションを始める(実際は、前日の帰りに一度している)。そしてPCを立ち上げて、メールチェックをして返信文の用意をする。それが終わってから、本当の仕事に入る。

仕事の資料を、クリアファイル毎に整理していく。仕事につけたタグの優先順位に、机の右横(右利きなので)にクリアファイルを上から下に積み重ねていく。上からクリアファイルを取って終われば、左横に積み重ねる。右横が綺麗になれば、今日の業務完了。こうすることで、終えた仕事と残っている仕事が見えるようになる。


始めから100点の仕事は目指さない。

いくら完成度の高い資料を作ったつもりでも、上に回付するほど、手直しされる。自分が100点と思って提出した資料に、赤ペン(意見)が入ると気分が悪いものだ。中には、指摘に納得できないこともあり、素直にアドバイスを受け入れられない。
すると、特に私の場合は、顔や態度にすぐに表れる。良かれと思ったアドバイスに不服そうだと、今後上司はよりよいアドバイスをしてくれなくなる。結果、私の仕事の完成度を下げるだけ。よく評価されたい訳ではない。人からの評価には一切関心はない。ただ、ネチネチ小言や嫌みを言われるのが、嫌なだけ。

80点で満足して残り20点分のアドバイスをもらえると思えば、相手のアドバイスも受け入れやすい。上司のアドバイスを聞けば100点に近づくので、資料は通りやすくなる。

実はこの考え方、算数・数学のテストの私の向かい方でもある。途中で時間のかかる問題があったりして、最後まで解けないことがある。算数・数学が得意だったので、最後の問題までたどりつけば80点は堅く、時間がかかると思ったらその問題は飛ばしていた。最後までいき見直しも終わってから、残りの時間をその問題に。そうすることで、90点は取れていた。

いかにして100点の仕事にするのかを、常に考えていた。それが結果として、成果となって評価されることにつながっていく。

何でもきっちり、真面目に仕事を進めていくほど、心が疲弊していくので、仕事の進め方を探りながら、仕事を楽しんでほしい。

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