夫婦のルール

主夫の皆様お元気でしょうか。残暑の厳しい毎日ですが洗濯物がよく乾くことに喜びを感じる1日にしましょう。

僕は家庭を会社に置き換えると自分のあるべき姿や、相手(家族)への接し方が見えてくるんじゃないかといつも考えております。さて、前回の投稿させていただきました我が家の夫婦のルールについてお話しさせていただきたいと思います。

①家事は自分たちの生活水準を上げる為のものであり、やらなくても良い
②やってもらったことにはありがとうと言う
③スマホは1日1時間

④直して欲しいところは率直に優しく伝える。素直に謝る

⑤休日は8時には起きる

⑥生産性の無い会話を楽しむ

⑦お互いに名前で呼び合う

⑧子どもの前ではいつも笑顔

⑨『今日1日どうだった?』と相手の話を聞く姿勢と時間を取る

⑩いつまでも恋愛していたい自分になる

大きくわけるとこんな感じです。もっとあったと思いますが気がつくと改訂が入ったり自分ルールが出来上がっていたりと治外法権も甚だしいときもあります笑習慣化されるとなんてことはなくなります。まずは有意識することが大切なんです。

男性性と女性性は全く違う生き物だと言うことは念頭に置いておいて欲しい部分です。原始時代から現代まで男女のメカニズムは変わってないと言われています。男は狩りをする能力(物理的な力)女は子どもを守る能力(コミュニケーション)が元々備わっているそうです。男性性は力さえあればモテた時代があったわけなんです(裏山)なので男性性は他人に関心を持たない生き物なんだそうです。現代では狩猟をして生活している人間は極少数です。日本人でも狩りだけで生活している人は皆無でしょう。元々相手に関心を持たない男性はどうしたらモテるようになるでしょうか?コミュニケーションです。女性性は子どもを守るために元々コミュニケーション能力をもっているので、コミュニティを上手く使いこなせるそうです。僕の持論ですが

『人との距離は過ごした時間より会話の濃さに比例する』

と思っています。会社で毎日顔を合わせていても相手に関心を持って接しないと距離は縮まらないと僕は考えます。女性のほうがグループを作るのが早いのはそういった一面が影響しているんだと思います。

①家事は自分たちの生活水準を上げる為のものであり、やらなくても良い

結婚当初から決めていたルールです。妻が妊娠していた為家事をやるにもキツイときがあり、無理はしなくていいよと言うことで僕が決めたルールですね。人間生活環境が劣悪になっても生きていけるものです。僕の実家がそうだったように…。帰って来たい家の環境作りみたいなものですね。誰しも汚れてる家に早く帰ろうって気分にはならないでしょう?

『気がついたほうがやる、やってもらったらありがとう』

人生で最も長く付き合っていく[他人]なんですから。これは夫婦だけでも無く会社でも必要なことなんだと僕は思います。

②やってもらったことにはありがとうと言う

すでに上で言った通り誰かが自分のことを見ていてくれると言うのは嬉しいことですね。朝起きたら台所は洗い物でてんこ盛り…洗濯機も回ってない…ゴミ箱は溢れかえっている…仕事なんか行きたくなくなりますよね?後回しにしたって家に帰れば行ってきますのままなんですから。ではこれは誰の仕事でしょうか?そうです、家族の仕事なんです。家庭を持つと言うプロジェクトに参加した段階で逃げられない仕事なんです。

俺のほうが稼いでくるんだから家事は奥さんがやるのが当たり前。その考えかたは時代遅れだと思います。逆に奥さんのほうが稼いでいるなら旦那さんが家事をやるのが当たり前…にはならないんですね。男性って家事をやることをかっこ悪いって思っちゃってるんですよね。洗車はするのに皿洗いはしない人多いと思いますよ(笑)夫婦共働きの家庭が当たり前になって来ている昨今男性が家事を分担するのは当たり前になってきています。だからこそうちでは気がついたらやる。やってもらったらありがとうと言うルールを設けました。奥さんは男性が家事をしてくれないことは結婚する前からわかっていたハズです。バレてます。

朝会社に言ったら毎日デスクのゴミ箱が綺麗になっている。業者さんじゃないですよ?同僚が毎日綺麗にしてくれているんです。『ありがとう』実践していきましょう。

③スマホは1日1時間

日本人の1日におけるスマホの平均使用時間は2〜3時間だと言われています。学生になるともっと多いみたいです。スマホ依存や歩きスマホなどスマホに関連した事件、事故、犯罪は年々増えています。

うちでは妻が1番スマホを触る時間が長いんですね。SNSと言うよりはスマホで漫画を読むことが大半なんですがこれがまた世の中から消えちゃったんじゃないかと思うくらい静か〜に読んでるですよ(笑)家に帰って寝るまでの間の時間は個人個人で差はあると思いますが、夫婦で会話しない日ってないでしょ?1日5分の会話を1時間に増やすだけです。簡単ですよ。今日は奥さんとどんな話しをしようか、今日はこれについて話しがしたい、俺はこう考えるけど奥さんはどう考えるんだろう…と毎日奥さんとの会話の糸口を探していくと自ずと会話の時間は長くなっていくはずです。

夫婦生活とは長い会話でる

ドイツの哲学者ニーチェの言葉です。言葉のまんまですね。旦那さんも奥さんもスマホを見るのはやめてお互いの顔をみてみましょう。今まで気がつかなかったことが見つかるかもしれませんよ?あんなところにホクロあったんだ…白髪が増えたかな?…考えているときにやる癖って左手でしかやらないんだ…などなど細やかな発見があると思います。お互いこんなにも見られているんだと意識するだけで自分を見つめなおすきっかけにもなりますのでスマホを置いて旦那さん、奥さんの顔を見ていきましょう!

④直して欲しいところは率直に優しく伝える。素直に謝る

僕が結婚して奥さんから初めて怒られたことは

オナラしないで

でした(笑)

品の無いお話しですが生理現象ですもの…仕方ありません。でもそれは僕の価値観であり奥さんが育ってきた環境ではありえなかったことなんです。僕たち夫婦は同棲をすっ飛ばして結婚して一緒に住むようになりました。家庭環境が違えばまたルールも違うのです。今までの常識が通用しない世界ほど息苦しい世界はありません。じゃあどおするか。会話しかありません。人間には口があり喋ることが出来る。外国人に家にあがる時は靴を脱いでくださいね…これって外国人からしたら非常識ですよね。日本にいるなら日本のルールに従いなさいって思うのは当たり前だと思います。育ってきた環境が違うから価値観もまた違っているからこそすれ違いが起こり夫婦喧嘩になり最悪離婚してしまうなどの悪循環が生まれてしまいます。会社でも人によって仕事のやり方、進め方が違うことに戸惑う場面って多いと思います。もっとこうしたほうが効率があがるのにな…心で思っていても中々口に出して言えることではありません。先輩や上司だったらなおのこと言い出し難いと思います。それって苦痛ですよね?自分の意見を会社でも言えない家庭でも言えない…こんな住み難い環境でモチベーション上がりますか?あがらないですよね。家庭と言うのは帰る場所(ベース)と言えますのである種家に帰る=職場から逃げると置き換えてもいいと思います。休出万歳!残業最高!という世の中ではなくなって来ましたので働き方改革と同時に帰還するベースの整理整頓するべきなのです。

夫婦とは言え他人であることに変わりはありません。お互いに考えがあり意見があるのは当然なんです。奥さんに意見すると10になって返ってくるという話は周りでも聞きます(笑)自分は間違っていない、絶対にそうするべきだと奥さんに意見するならば『謝る勇気』と『受け入れる努力』を持って意見してください。価値観を人に押し付けるということは相手もまた価値観を押し付けて来ます。気持ちのすれ違いや意見の不一致ってそういうことなんだと思います。『ありがとう』と『ごめんね』の回数が比例する人生って素敵ですよね!例として『いつも頑張ってくれてるから言い出しにくかったんだけど(自分の意見)だと俺は思うんだけどどう思う?』とワンクッション置いてから意見を言ってあげたほうが相手も考える時間が出来るので一触即発な雰囲気は回避出来るのではないでしょうか。

⑤休日は8時には起きる

これに関しては各ご家庭のスケジュールや生活スタイルがあると思うのであまり深掘りはしませんが、一例としてうちの場合のお話をさせていただきます。

僕は元々夕方から活動するのが好きな人間だったので、朝は寝床でぐーぐーぐーでした。夕方から夜にかけて遊び、深夜遅くに寝るスタイルが独身時代のスケジュールでした。妻は逆に夜は早く寝て、朝から活動するスタイルだったので、結婚してすぐはすれ違いが多く雰囲気の悪い日もよくありました。今ではすっかり僕のほうが早起きするくらいにまで習慣化されているので、やってやれないことはないとおもいます。早起きの利点としては、体調が良いってのもちろんのこと1日のスケジュールが組みやすいことが1番大きいですね。買い物に出かけるにしても遊びに行くにしても、大体のお店は9時や10時オープンのお店が大半だからです。

ちょっとだけお得なニュースとしては、パン屋さんのパンの種類が朝は多いことです。パン屋さんて意外と朝早くから開いているので、早起きした際には是非足を運んでみると新しい発見があるかもしれませんよ?

⑥生産性の無い会話を楽しむ

僕たち夫婦はこれがとても大事なことだと思っています。生産性の無い会話とは意味ない意味のある会話です。テーマとしてよく話すことは

『もしも〇〇だったら』

僕ら夫婦の会話の中で最も多い会話ですね。なんだっていいです。もしもお互いに出会えたなかったらどんな人生を送っていたのだろうとか、もしも浮気したらお互いに許せるか許せないかなど多少ブラックな会話でも構いません。相手の考え方が見えてくるはずです。自分がこう言ったら相手はこう返してくるだろう…今アレをやってるから次はこうするだろう…と予測することが出来ます。もちろん的外れなこともありますよ(笑)これ好きだと思って買って来たよ。今それな気分じゃない…いかにもケンカが始まりそうな会話ですが、そこから得られる情報は多くて、相手は今コレにハマってるんだな…じゃあ次回はこうしてみようと判断材料になるからです。特に女性の方は趣味嗜好が突然変異することが多いので常に奥さんの好みを把握出来れば旦那さんの株はうなぎ上りになること間違いなし!

人間年齢や環境によって考え方が変わる生き物だと思いますのでお互いに感じていること、考えていること、思っていることを日々アウトプットしていくことが大事だと思います。『夫婦なんだから』ではなく『夫婦だからこそ』を心がけてみてはいかがでしょうか。

⑦お互いに名前で呼び合う

これはそのままですね。よくあるのが子どもが産まれたら呼び方が変わった。妻から母親になってしまった。何人かの友人から聞いたことがあります。男性からすると母親になった奥さんを女性として見れなくなった。子どものことを優先してしまって自分のことは見てくれなくなった。など夫婦間で起こる最初のギャップだと思います。妻からも聞きましたが、育児をしていると旦那さんの相手をするほどの体力がないそうです。産後の体調の変化、特にホルモンバランスが崩れて精神的にも体力的にもボロボロだった時期があったそうです。(僕はそこに気がついてあげられませんでしたが…)旦那さんとしてはまだまだ働き盛りの1人の男として奥さんに(夜のほうも)相手をしてもらいたい時期なんですね。女性側の意見としては『臭いがダメ』『生理的に受け付けなくなった』『少しはこっちの身にもなってよ』など理不尽極まりないことを言われるわけですよ(笑)元々が他人な上に更に性別まで違うとなればそれはもう異種格闘技戦勃発ですよ(笑)

お互いに名前で呼びあうことは共有感や相手のことを1人の女性、1人の男性としてちゃんと見てますよーという意思表示にも繋がります。もちろん愛称でもいいと思います。夫婦だけでの呼び方があると尚のこと繋がりが深まりますね。

⑧子どもの前ではいつも笑顔

子どもというのは雰囲気や人間観察といった洞察力に敏感な時期があります。空気を読むことは出来ませんが、読めない代わりに率直に聞いて来ます。『パパとママはケンカしてるの?』『パパは怒ってるの?』と空気を読まずに聞いてきます(笑)子どもは大人の顔色をよく観察しています。夫婦の雰囲気が悪いのは子どもにダイレクトに伝わります。すると子どもは『ボクが、わたしが悪い子だからパパとママはケンカするんだ』と自己嫌悪に陥るそうです。僕ら大人からすればなんでそう思うの?と思うかもしれませが、子どもとはそういう生き物だと思ったほうがいいです。理屈も道理も覚え盛りな時期なのでサンタさんは絶対にいるんだ!と子どもが言うなら子どもの世界の中ではサンタはいるんです。子どもの前で夫婦仲良くしていれば子どももそれに引きずられて笑顔になっていく、そんなウィンウィンな関係パーフェクトだと僕は思います。

⑨『今日1日どうだった?』と相手の話を聞く姿勢と時間を取る

コンビニでバイトを初めて1年ほど経ってから妻から言われた一言がありました。『最近自分の話ばっかりで私の話聞いてくれないよね?』と。

僕は無意識のうちに自分の話ばかりで妻の最近の様子や話をまったく聞く態度じゃなかったみたいなんです。当時コンビニ業界もガラッと様変わりした時期があり、今までやってきたことがシステムから変わってしまい慣れてるはずなのに出来ない…と仕事に対する愚痴が多かったことがありました。夫婦で同じような職種に就いていないと起こる摩擦なんですが、相手の職場の雰囲気や仕事内容はわかってるようでわかってない部分が多いと言うことです。僕は接客業、妻はデスクワークでしたからレジ操作の話なんかしたってわかるわけないんですよね(笑)

それからお互いに1日の報告会みたいなものをやるようになり仕事の愚痴や保育園のこと、同僚との会話もなるべく詳細に話すことによって職場の雰囲気や仕事の大変さが掴めるようになりました。人の愚痴を聞くのは膨大なエネルギーを使いますし、人によってはマイナスエネルギーに引っ張られて相手よりグロッキーになってしまうことがありますので、愚痴は用法用量を守ってお話しください。万が一を避けるならば、事前に相手に『今から愚痴るけど大丈夫?』『ちょっとヘビー級だけどいける?』など伝えておくと心構えが出来ますので最悪の事態は回避出来るとおもいます。

⑩いつまでも恋愛していたい自分になる

『一生涯恋愛』

これは結婚する前から妻と決めた目標です。

夫婦であり母親であり女性である。妻として信頼してほしい、母親として自覚させてほしい、女として扱ってほしい。女性とはいつも男性に課題を与えてくれる難儀な生き物だと常思っています(笑)

毎日奥さん、旦那さんを口説いてみてください。些細な事で大丈夫です。初めて奥さん、旦那さんに恋をしたときのことを思い返しながら『今日も可愛いね』『綺麗でいてくれてありがとう』『なんだか雰囲気が明るくなったね』『隣に居てくれることが励みになるよ』など日常の会話のなかに織り交ぜてさりげなく伝えることで『なんであんなこと言ってきたんだろう…』と相手は一瞬考えます。それが出来れば勝ったも同然、もうメロメロです。注意点としてはあまりにも急に歯の浮くようなセリフにしてしまうと『何かやらかしたのかな?』と疑心になってしまうのでそこは調整が必要です。言葉で伝えるのが苦手な人は贈り物でもいいと思います。『似合うかと思って買ってみたんだけどどうかな?』と相手のことを考えていますアピールも効果的だと思います。それもダメな人は一言メッセージを送ってあげるのがいいかと思います。

手書きです

これが案外効果大なんです。男性ならイラスト付きだと不器用ながら描いてくれたんだと旦那さんの意外な一面も見られてネタにされればいいと思います。

女性ならハートマークが効果大です。旦那さんは一気に妻から女を見る目に変わります。ネタにされればいいと思います。

相手の関心を引くことが大事です。それにはまず相手に関心を持たないといけません。こと細かくじゃなくて大丈夫です。何に興味があるのかな?どんな音楽を聴いてるのかな?なんの本を読んでるのかな?日々の生活の中で連続して起こる変化に少しだけ気が付いてあげてください。

旦那さんならたまには奥さんにカッコつけるものありだと思いますよ?服装だけじゃなく『今日は俺が晩飯作るから』など普段じゃやらないようなことにもチャレンジしてみるのも価値のある時間だと思います。

奥さんなら『今日は最高にキマッてるね』と男性がビシッとなる一言を添えてみてください。次の日から鏡の前に立つ時間が増えると思います。ネタにすればいいと思う。

男性と女性と考えかたも価値感も十人十色だと思いますが、褒められて嬉しくない人はいないと思いますので相手に寄り添う気持ちを大事にしながら自分たちの夫婦のルールを見つけてみてください!


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