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#9『名作から汲み取れるマイノリティ層の人達の受け入れ体制とは。』 ・前回の総評 ・次回の告知

こんばんは。喜多山です。

気温も一気に冷えましたね!
長袖好きとしては過ごしやすい気温になってくれて嬉しく思っています。


さて、先日の「自己分析より、映画観ろ。」Vol.25は
『ショーシャンクの空に』でした!
名作として語り継がれる理由をしっかり体感して言語化しましょうという事で、定番名作からセレクトさせていただきました。

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言わずと知れた名作ですが『ショーシャンクの空に』は、1994年に公開されたアメリカ映画で冤罪によって投獄されたティム・ロビンス演じる有能な銀行員が、腐敗した刑務所の中でも希望を捨てず生き抜いていくヒューマン・ドラマです。

作品自体のクオリティも高く、ティム・ロビンスの童顔且つ白人の綺麗目な印象からショーシャンク刑務所に入る事で良い意味で汚れていく様子や、ナレーションのモーガン・フリーマンが良い味出していましたよね。

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アンディ(ティム・ロビンス演じる銀行員)の刑務所内での言動から学べる事もたくさんありました。
・生きる希望、生きる意味を持つ事。
・自分が人生に何を期待するかではなく、人生が自分に何を期待しているかというスタンスで。
・環境の選び方と環境内でのポジショニング。

など、人生論的なところと日常に応用できるスキルなど勢いだけでなく、計算深くスマートな生き方のパターンも覗けたのではないでしょうか。


『ショーシャンクの空に』と合わせて読んでいただきたい本がございまして、ヴィクトール・フランクル著書『夜と霧』というホロコーストの強制収容所で精神科医が定点で収容所での出来事を記録した著書があります。

これは過酷な状況の中で、何に絶望したか、何に希望を見出したかなど、希望がある人とない人とで極限状況下での心の持ち様や"あり方"などを学べるので、こちらも是非一緒に読んでみてください!



ここからは個人的な感想にはなりますが、もちろん希望を持つ事は大切だとは思うのですが、最近言ってる事でチームとか個人と時代だと言いながら個人のサポートが全く無い状態なのはダサいと思っていて、この作品でも言えるのは「希望を持つ事って大切だよね」とか「多様性って必要だ」って言いながらも元受刑者など社会復帰を望む人も含む、日本人特有のマイノリティ層の人達に対して石を投げるような、希望の芽を摘むような事をしてる社会のあり方もそうだし、僕個人としても実はそういう姿勢でいたんじゃないかという事が恥ずかしく思い、少なくとも僕は、サポート面や受け入れ態勢を整えておこうと思いました。


はい、というわけで
次回の告知に参りたいのですが
次回は…なんと…。


『ミスアメリカーナ』

というNetflixオリジナルの映画にしました!

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「えー、Netflixか…」


っていう声が聞こえましたが
今1番タイムリーな映画と言っても過言ではない映画です。

というのも、今アメリカで大統領選が行われているのはご存知でしょうか?

トランプ大統領とバイデン氏が全米で演説しまくってるわけですが、アーティストという視点から政治、イデオロギー、宗教を学べる映画が『ミス・アメリカーナ』です!

アーティストと言いましたが
本作はシンガソングライターのテイラー・スウィフトがどういう風に成長してきたかを追ったドキュメンタリーなのですが、彼女は自身に起きた出来事を歌に綴られています。

なので、その歌を追いながら彼女の成長を見つつ
また、アメリカという国が起こした、ベトナム戦争でっちあげ戦争だったイラク戦争などに賛成した、間違った側が常に優位に立ってきたからこそ
"私は歴史の正しい側に立ちたい"という思いで
歌で戦い続ける姿に奮い立たされる映画です。

是非ご鑑賞ください!!


そして大阪も今、大阪市が廃止され大阪府に呑まれるのか否か、大切なタイミングだと思います。

個人へのサポートも手薄な社会かもしれないですが、今後の社会を担うのは僕たち若者だと思います。

テイラー・スウィフトから若者へ贈る曲を載せて終わりにしようと思います!


それでは、また来週〜。



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《過去回課題映画》

Vol. 1 『ニューシネマ・パラダイス』
Vol. 2 『12monkeys』
Vol. 3 『銀河鉄道999』
Vol. 4 『ミリオンダラー・ベイビー』
Vol. 5 『ワンダー 君は太陽』
Vol. 6 持ち寄り回:テーマ「サスペンス映画」
Vol. 7 『チョコレート・ドーナツ』
Vol. 8 『スカー・フェイス』
Vol. 9 『ヘア・スプレー』
Vol. 10 持ち寄り回:テーマ「ドキュメンタリー映画」
Vol. 11 『ミスト』
Vol. 12 『きっと、うまくいく』
Vol. 13 『風の谷のナウシカ』
Vol. 14 『マイノリティ・リポート』
Vol. 15 『ライフ・イズ・ビューティフル』
Vol. 16 『男たちのヤマト/YAMATO』
Vol. 17 持ち寄り回:テーマ「印象に残ったシーン」
Vol. 18 『GO』
Vol. 19 『42 世界を変えた男』
Vol. 20 『ガガーリン 世界を変えた108分』
Vol. 21 『ラスベガスをやっつけろ』
Vol. 22 ゲバラ3部作『モーターサイクル・ダイヤリーズ』『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳別れの手紙』
Vol. 23『テルマ&ルイーズ』
Vol. 24『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』
Vol. 25『ショーシャンクの空に』
Vol. 26『ミス・アメリカーナ』