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左翼を名乗る資格なんて無いのだろうけど… by 水畑涼

 呼びかけ人の、水畑涼です。
 ハッキリ言って僕はただの学生に過ぎません。何処かの党派の細胞でもなければ、活動経験が豊富、というわけでもなく、呼びかけ人など少しおこがましかったに違いないんです。

 しかし、ジグザグ会の「社会に対する怒り」という提起は僕でも共有できるんだと思っています。というのも、僕が左翼運動圏に顔を出し始めたのは2009年の朝鮮学校襲撃事件(言わずと知れた在特会の街宣)がきっかけなのです。

 あの街宣の光景を見て凄まじい怒りを覚えた。子供を標的にした卑劣な在特会に、そして何より今まで差別排外主義を利用し、温存してきた社会そのものに対して。それで気付いたら朝鮮学校無償化請願デモに出て街宣右翼とやりあっていたんですね。

 当時の記憶はあまり残っていませんが、「社会の構造によって虐げられた人々の、生きるための闘いに連帯したい、しなければならない。」という気持ちは持ち続けてるつもりです。反原発運動にもそういう姿勢で臨んでいこうと思います。

 でも、というか、だから反原連の「シングルイシュー」は大切だと思うけど、「再稼働反対」の声がカバーできない部分を訴える潮流も必要だと思いました。
 やはり激烈に社会に叩きつけなければならないはずです。山谷・釜ヶ崎から連れて行かれるおっちゃん達の苦しみを。原発を押しつけられた福島の人たちの怒り を。もっと言えば国家や資本との力関係で抑圧された人々(僕らも)の闘いをつなげていかないといけない。

 声なき声を伝え、共感を広めていき、ひいては社会 のあり方そのものを問い直す、それが反原発運動における左派の役割なのかなと思っています。
 ジグザグ会はその仕事ができると信じています。原則的かつ根底的な闘争を!

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