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映画『feed/グリーンデイズ』感想メモ

amazonで購入できます:『グリーンデイズ』

あらすじ
双子の兄妹のマシュー(マット)とオリヴィア(リヴ)は、厳格な父親のもと、互いに寄り添うようにして生きてきた。高校でトップの成績を誇るリヴは、同級生のジュリアンにパーティへ誘われ、マットと共に参加する。リヴがジュリアンとまさに結ばれようとしていたその時、マットが邪魔に入り、リヴに「帰る時間だ」と促す。帰りの車内で、ジュリアンとの仲について口論になった2人は、運転を誤り、事故に遭う。怪我のみで済んだリヴに対し、マットは帰らぬ人となってしまった。
父親の期待に応えようと、必死に勉強するリヴだが、みるみる成績は落ちていく。社交的なマットが支えてくれたからこそ、自分はここまで来れたのだと気づき、悲しみに暮れるリヴ。やがてリヴはマットの夢を見始め、ある日を境に死んだはずのマットが現れるようになる。
生前の笑顔で「腹ペコだ」と飯をねだり、リヴを励まし、サポートするマット。リヴは密かに自分の食べ物をマットのために残し、こっそりマットへ与える。他人には見えないマットに支えられ、リヴは徐々に元の調子を取り戻していくが、その身体はどんどんとやせ細っていく・・・。


※ここからネタバレ※

摂食障害をテーマにした映画
・リヴを演じる女優さんが経験したことを元にしているそうです
摂食障害、えげつない・・・めちゃくちゃ怖かった・・・
・鼻からチューブ入れられて栄養無理やり詰め込まれるって何!?
・女優さんの痩せ方がガチすぎて骨出てる骨出てる!って感じ
共依存の双子が「死ぬ時は一緒だ」と約束した結果がこれだよ!
・トム・フェルトンの演じるマットが最高にかわいくて、怖い
・ハリポタのドラコ役の人なんだけど 悪人面が最高に”キマってる”
・妹に優しく接しているときと激怒しているときの態度の差が怖い
・結局「ひとりでは生きていけない妹の作り出した幻」なんだけど、
 妹の感情とリンクして動いているのでお茶目だったり豹変したり忙しい
・ジップロックの袋にいれられたスパゲティを手づかみで食べるトムフェ最高
・食べ物の描写が摂食障害をテーマにしているだけあって気持ち悪い
・映し方に悪意が感じられる 基本的にまずそうに見える
・幼少期にリヴがマットに突き落とされてしまったというエピソードが
 繰り返し挟まれる描写がいい
・落下していくリヴと、それを見つめるマットという構図
・死を心の底で望んでいるからこそ、マットが死へ誘おうとするのかな
・マットが何を考えていたのか、リヴにどういう感情を抱いていたのかが
 最後まで謎のままなのがいい どこから本当で嘘なのかわからない
・互いに依存しすぎて性的関係までコントロールしたがっていた説はある
「誰もお前を愛せない、俺ほど深くは・・・」というマットのセリフ最高
・厳格な父親と何も語れない母親という構図がだいぶ胸に刺さる
・双子は父親の支配から逃れようともがいて互いを支えにしてきたんだろうな
・摂食障害に限らず、精神的な病は周囲の「君に生きていてほしい」という
 言葉がなによりの救いであり、薬なんだなあと感じさせられた
・解決したと見せかけて不穏なエンディング、良いぞ良いぞ〜 好みです

★★★★★
(トム・フェルトン推しとしては★★★★★+)

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