映画『イット・フォローズ(字幕版)』感想メモ
amazonビデオ:『イット・フォローズ(字幕版)』
あらすじ
主人公のジェイは、恋人のヒューと順調に交際を行っていた。ある日、ヒューはジェイと暇つぶしのゲームをしている最中に、ジェイには見えない「何か」に気づき、怯えてその場を後にする。
その数日後、ジェイは望んでいたとおり、ヒューと車の中で結ばれる。しかし、ヒューは突然ジェイに薬品を嗅がせて気絶させ、車椅子にしばりつけた状態で廃墟へと連れて行く。戸惑い恐怖するジェイに、ヒューは説明する。
「申し訳ないけれど、”あるもの”を君に移した。・・・”それ”は人間の姿をしている。知人や、最愛の人に化けることもある。”それ”は歩いて移動してくる。スピードは遅いが、どこまで逃げても追ってくる。”それ”は宿主にしか見えず、”それ”に触られたら、君は死んでしまう。宿主が死ぬと、”それ”は前の宿主に戻る。だから、オレも危ないんだ。まだオレにも、”それ”は見えている。移すには、他人と性行為をするしかない。君も、誰かに移すんだ」。
怯えるジェイは、妹のケリー、友人のポール、ヤラ、隣人のグレッグの助けを借りて、”それ”から逃げることを試みる・・・。
※以下、ネタバレ含みます
・新しい種類のホラーだなあ 『ドントブリーズ』以来の感覚
・驚かせるのは最小限に、うまく恐怖を感じさせる構成
・BGMとカメラアングルが不穏すぎて全然なんでもないシーンでも怖い
・”それ”が人間の姿をしているせいで、見る側も主人公と一緒に
「どれが”それ”」だ?と疑心暗鬼になってしまうのがすごく良い
・ホラーの定番をだいたい抑えているのも良い(例:ヤリチンは死ぬ)
・「こいつ絶対死ぬでしょ」というキャラがきっちり死ぬ安心感
・”それ”の目的が結局わからない、正体も謎なのがちょっとさみしい
・わからないからこそ良いのかもしれないけども・・・
・ラストで主人公の父親に化けてたのはなんでなんだろうなあ
・さすがに全裸で屋根の上に立ってるのには笑った
・これ絶対解決してないやん!!という不穏すぎるラストも良し
・友人たちが優しすぎる 主人公は良い妹と友人に恵まれたなあ
・色々考察しがいのある良い映画だった 長さも程よい
★★★★☆
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