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「冷たいね…」と言われる性格でも、「エスカレーター効果」で逆転できる!

停止中のエスカレーターを、自分の足で昇る時、「何か足が重たいな」と感じる事がある。

その理由はこうだ。

普通、エスカレーターは動いているものとして脳が認識しているので、無意識のうちに重心が傾いてしまうから足が重たく感じるのだ。これを「エスカレーター効果」という。

思い込みとは、実に不思議なものだ。

エスカレーターの例の他にも、私たちは生活の中でさまざまな思い込みをしている。

例えば、いつも優しく仏のような上司がいたとする。

この上司が急に激しく怒り出したらどうだろうか。

この人(上司)は怒らない、と周囲は思い込んでいるため、恐らく誰もが普段とのギャップに驚くだろう。

そしてその驚きの為に、「上司が怒った」という事がことさら深く印象づいてしまう。

この例は「怒り」という、いわば負の行動に焦点が当たっている為、マイナスの感情が生まれてしまった。

しかし、これを逆手に取るとどうなるだろうか。

いつもはツンケンしている人が、急に優しい言葉をかけてきた時、驚きや嬉しさで、あなたの目にはその人が眩しく映る事だろう。

いわゆる「ツンデレ」である。

この心理的な効果を正しく知り、活用すれば、人間関係をより良くする事もできる。

「学校や職場で自分の殻を破れない」「妻に小言ばかり言ってしまう」「部下に優しく出来ない」…。

そんな状況を打破したい時は、思い切って正反対の「理想の自分」を出してみよう。

そうするときっと相手は、驚きつつも喜び、あなたに対して良い印象を持ってくれるだろう。

しかもそれは、とても印象深いものとなるのだ。

マイナスなレッテルを貼られている人ほど、思い込みをひっくり返し、好印象な人間になれる可能性を秘めている。

今の自分を変え、人生を好転させたい人は、ぜひ試してみてはいかがだろうか。

あとがき

私はつい先日から、妻に対し、時折だが努めて優しい声かけをするようにしている

それだけで、今までより何十倍も楽しい会話が続くようになったのは言うまでもない。

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