パンデミック プレイガイド
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ボードゲームのパンデミックのプレイガイドです。
パンデミックを何回かプレイしてルールは把握したものの、何をしたら勝てるか掴めない人向けです。拡張セットなし、エピデミックカード5枚でのプレイ前提です。
基本的な考え方
まず、ゲームの勝利条件と敗北条件をおさらいしましょう。
勝利条件
4つの病原体の治療薬をすべて開発する
敗北条件
アウトブレイクが8回発生する
プレイヤーカードが尽きる
病原体のコマが尽きる
勝つために治療薬を作るか、負けないためにアウトブレイクを避けることが基本です。行動回数に余裕はないので、どちらでもない行動は避けましょう(4人プレイで、1人約6回しか手番がありません)。
行動の優先度
行動の大まかな優先度を示します。アウトブレイク回避と治療薬作成に直結する行動の優先度が高いです。
高
病原体が3個のっている都市の病原体を取り除く
ルール上、同じ都市に病原体が何回も追加されやすいので、2個以上病原体を取り除いた方が移動回数を節約できると思います。
治療薬を作る
治療薬を作ることはもちろん、都市カードの交換と交換のための移動も含みます。
中
調査基地を作る
慣れていない頃は軽視しがちですが、少なくとも各色1つは作っても無駄にならないです。
他の調査基地からある程度離れている場所に、調査基地は建てましょう。香港やイスタンブールのような隣接都市数が多い場所だと尚更良いです。
感染カードから一度も登場していない都市の病原体を取り除く
エピデミックカードを引いたときに、感染カードを山札の一番下から引くことになりますが、引いた都市に1個でも病原体があるとアウトブレイクが起きます。それを回避するための行動です。
アウトブレイクによって、このパターンに該当する都市ができてしまいます。こういう都市を増やさないためにも、アウトブレイクは極力回避しましょう。
病原体が2個の都市の病原体を取り除く
近い内に感染カードから引くのが分かっているなら、優先度は少し上がります。
低
病原体が1個の都市の病原体を取り除く
放置しても大丈夫なことも多いです。
病原体を根絶する
優先度が低いというよりは、根絶する余裕がないことが多いだけです。1つの病原体を根絶はしたものの、他の病原体が感染が拡大してコマ不足で負けたことがあります。根絶にこだわりすぎない方が良いと思います。
都市カードを1枚捨てるアクションをためらわない
直行便による移動、チャーター便による移動、調査基地の建設の3つのアクションについてです。
慣れない頃は、都市カードがもったいなくて避けがちなアクションですが、少なくとも各色3回までなら問題にならないです。まず、各色1つは調査基地を建てても問題ありません。直行便/チャーター便も各色2回なら使っても問題になったことはないです。アウトブレイクを回避できるなら、3・4回目でも、直行便/チャーター便はためらわずに使った方が良いと思います。
都市カードは各色12枚あり、そのうち治療薬で5枚使うとしても、7枚は残ります。4枚は単に捨ててしまうにしても、3枚は移動や調査基地の建設に使えるという計算です。
イベントカードはアウトブレイクの回避に使う
何もしなければアウトブレイクが起こるのがほぼ確実な状況で、アウトブレイクを回避するために、イベントカードを使いましょう。具体的には、エピデミックカードを短い間隔で2枚引いてしまったときに、「静かな夜」で感染拡大フェーズをスキップするなどです。
「アウトブレイクが起きるかも」という程度の状況なら、イベントカードを使うのは我慢した方が良い気がしています。
各病原体の治療薬を作る人を決める
ある程度手札が溜まったら、どの病原体の治療薬をどの人に作ってもらうかを決めておきましょう。
都市カードの交換にはかなりのアクション数を消費しがちです。作りたい治療薬と同じ色の都市カードを一番多く持っている人に治療薬を作ってもらうのが基本的に良いです。
治療薬作成の担当者をなぁなぁにすると、治療薬作成が遅れて余計なアウトブレイクを招いたり、プレイヤーカードが切れて負けたりします。
最後に
ゲームに不慣れな人にとっては、勝利条件や敗北条件から取るべき行動を考えるのが意外と難しいようなので書きました。このガイドで、ゲームに不慣れな人にもコツを掴んでもらい、ゲーム中の議論に参加できるようになれば幸いです。そうなれば、パンデミックの面白さを堪能できると思います。
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