![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94350101/rectangle_large_type_2_74857a8d27bb44326754f458d950d9ff.png?width=800)
ダウ理論ってなに?
FXにおけるダウ理論とは?テクニカル分析の基礎中の基礎!
ダウ理論というのは、チャールズ・ヘンリー・ダウさんが提唱された理論です。
米国のジャーナリストであるチャールズ・ダウ(1851年~1902年)は、今もニュースで当たり前のように取り上げられる平均株価(日経平均株価やNYダウ)は、ダウが考案したものです。
また、彼が設立したダウ・ジョーンズ社が発行した経済新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、今も広く知られています。
FXのダウ理論の6つの法則
ダウ理論には6つの法則があります。
平均価格はすべての事象を織り込む
トレンドには3種類ある
主要トレンドは3段階からなる
平均は相互に確認されなければならない
トレンドは出来高でも確認されなければならない
トレンドは明確なシグナルが発生するまで継続する
では、ひとつずつ見ていきましょう。
1.平均価格はすべての事象を織り込む
需要と供給に影響を与えるあらゆる要因は、平均価格に織り込まれるという考え方です。
需給に影響を与えるファンダメンタルズ要因はもちろんのこと、地震や災害といった予測不可能な事象であっても、そのプライス動向は平均株価に織り込まれていきます。
つまりは、どんなファンダメンタルズ的な経済の状況もすべて値動きとなってチャートに現れるということです。
2.トレンドには3種類ある
ダウは上昇トレンド、下降トレンドについて明確な定義付けをしました。
トレンドの定義としては、高値および安値に注目します。連続する高値および安値が、それより前の高値・安値より上に切り上げる限り、上昇トレンドであると考えます。その反対に、連続する高値および安値が、それより前の高値・安値より下に切り下げる限り、下降トレンドであると考えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1672288527043-h9Z9ChiExy.png?width=1200)
また、そのトレンドは、長期・中期・短期という3種類に分類されています。
主要トレンド(長期)⇒週足や月足レベルの1年以上の時間軸
二次トレンド(中期)⇒日足や1時間足レベルの数週間~数ヵ月の時間軸
小トレンド(短期)⇒分足レベルの数週間以下の時間軸
トレンドにはこのように大中小があり、それぞれのサイズのトレンドをしっかりと意識することが大事だということです。
3.主要トレンド(長期)は3段階からなる
![](https://assets.st-note.com/img/1672288601141-J0mfg8V36A.png?width=1200)
一つのトレンドは3段階に分けられるということ。
第1段階・・・先行型トレーダーが買いを入れてくる場所ですが、まだ多くのトレーダーは様子見をしている場所です。株価はあまり動きません。
第2段階・・・株価上昇や景気改善が見られ、多数の投資家が追随して買い始めます。多くのトレーダーが参入してくる場所なので本格的に相場が動き始めます。
第3段階・・・出来高も増え、一般投資家や初心者の参入も増えていきます。買い遅れた一部のトレーダー達が参入してくる場所でもありますが、先行期や追随期から買っていたトレーダー達が利益確定してくる場所でトレンドの最終段階となります。
4.平均は相互に確認されなければならない
両者はばらばらな動き方を示すものと認識されており、それらが同じ方向性を示さない限り、本格的なトレンドは発生しないと考えたのです。
これを応用して、現代では複数の市場(あるいは銘柄)で相関性を確認する必要があるとされています。
つまりFXでは相関性のある通貨ペアをチェックしようということです。
ドル円でトレードするならユーロドル。ユーロ円でトレードするなら、ユーロドルとドル円もチェックするような感じです。
5.トレンドは出来高でも確認されなければならない
長期トレンドが上昇であれば、出来高は価格の上昇に伴って増加し、調整局面では減少します。
もし価格が上昇していても、出来高の上昇を伴わない場合は、トレンド転換の可能性が示唆されます。
つまりしっかりとしたトレンドが発生するときは出来高も多くなるということです。
6.トレンドは明確なシグナルが発生するまで継続する
上昇または下降トレンドが開始すると、その動きは継続する性質があります。
トレンドは、明確な転換シグナルが発生するまでトレンドは継続し、高値の切り上げ安値の切り下げというトレンドの定義が崩れたときに転換シグナルになると考えます。
つまり高値切り上げている間上昇をトレンドが続いていているので買い目線。逆に安値を切り下げが続いているなら下降トレンドが続くので売り目線です。
![](https://assets.st-note.com/img/1672288722728-pgSKgd4TUj.png?width=1200)
トレンドが終了する明確なシグナルとはどういうものなのでしょうか。上昇トレンドの場合、最後につけた高値の一つ前の安値(押し安値)、下降トレンドの場合、最後につけた安値の一つ前の高値(戻り高値)をブレイクした時にトレンドは終了したと考えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1672288747909-9Y8A6ZBJYi.png?width=1200)
以上がダウ理論についてになります。
FXでトレードしていくには知っておくべき知識となりますのでぜひ覚えておきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?