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洋館の中で見つけた日記 71 【イチロー引退会見 後悔しないために】

20☓☓年。
研究所にて自分らしさを忘れてしまうP-ウイルスが流出した。
瞬く間にウイルスは蔓延。
世界はポカンハザードに陥る。
ポカンから逃れるため古い洋館に駆け込んだ。
そこである日記を見つけた。

読んでいただき、ありがとうございます。
ポカンハザードの世界で日記を書いております。
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◆イチロー引退会見 後悔しないために

「後悔などあろうはずがありません。」

大喝采を浴びて、野球人生を終えたイチローが引退会見で言いました。

この言葉はメディアで切り取られ、テレビなどで何度も放送されたので覚えている方は多いでしょう。

イチローは会見を通して後悔について解説しています。

皆さまはその内容を知っていますか?

2019年のMLB(メジャーリーグベースボール)開幕戦は日本で開催されました。

3月21日東京ドーム、マリナーズ対アスレチックス戦。

これがイチローの現役最後の試合です。

試合を終え引退会見の会場に姿を表します。

その会見は1時間以上続きました。

何度か記者からの質問に答えた後、イチローは言います。

「人より頑張ることなんて、とてもできないんですよね。

あくまで秤は自分の中にある。

それで自分なりに限界を見ながら、ちょっと超えていくことを繰り返していく。

それでしか自分を超えていけないと思うんですよね。」

イチローの言葉に聞き入り、静まる会場。

「僕変なこと言っていますか?」

と、ときより笑いを誘います。

イチローは続けます。

「あるときは後退しかないと思う。

でも自分でやると決めたことを信じてやっていく。

遠回りすることでしか本当の自分と出会えない。

(東京ドームのファンから送られた拍手は)
そんな自分を見て送られていたなら嬉しいです。」

お分かりになりましたか?

“後悔がない”と言った真意はイチローがこのような生き方を貫いたことにあり、
野球人生を終えた試合のファンからの拍手はその生き方に対しての評価だと受け取ったのです。

イチローの引退会見は生き方に対する哲学が詰まった素晴らしいものでした。

まだこの会見を見たことがない方はYouTubeなどで是非ご覧ください。

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