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洋館の中で見つけた日記 77 【なぜ恐竜が好きなのか?】

20☓☓年。
研究所にて自分らしさを忘れてしまうP-ウイルスが流出した。
瞬く間にウイルスは蔓延。
世界はポカンハザードに陥る。
ポカンから逃れるため古い洋館に駆け込んだ。
そこである日記を見つけた。

読んでいただき、ありがとうございます。
ポカンハザードの世界で日記を書いております。
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◆恐竜についての思い出


Welcome To Jurassic Park

私にはいくつか恐竜についての思い出がある。

映画ジュラシック・パークは私が生まれた年の1993年にスティーヴン・スピルバーグ監督が製作した。

1997年に地上波放送され、視聴率はなんと23.9%だったらしい。

当時私は4才だったがVHSテープに録画してもらい何度も観た。

ジュラシックシリーズは全6部作で、

ジュラシック・パークシリーズ3部とジュラシック・ワールドシリーズ3部の構成である。

琥珀の中にいる古代の蚊の血から恐竜のDNAを抽出。

現代に恐竜が蘇った。

パークシリーズは恐竜学者のグラント博士と数学者のマルコム博士が主人公。

未知の生物である恐竜に、博士は恐竜に対する見識と愛情で対峙する。

ワールドシリーズは軍人のオーウェンが主人公で、恐竜に改良を加えたハイブリット型が登場する。

さて、私は恐竜およびジュラシック・パークのどこが好きだったのだろうか。

ジュラシック・パーク1で思い出すアイテムの一つは緑色のゼリー飲料。

どんな味なのか全く想像がつかない。

肉付きが良い登場人物は吹き替えの声が特徴的だった。

死亡フラグが出て、エリマキトカゲのようなディロフォサウルスもやられたのを強烈に記憶している。

ティラノサウルスの咆哮もなんとも言えない。

トレーラーバスを崖に落とそうとする知的な行動も好きだ。

家には大判の恐竜図鑑があった。

背表紙がボロボロになり糸が飛び出している。

有名な恐竜のほか、アンモナイトやネッシー、モササウルス(水中にいる恐竜)なんかも眺めた。

首長竜(ブラキオサウルス)やトリケラトプスも好きだが、
一番のお気に入りはステゴサウルスだった。

だから自由研究ではステゴサウルスの模型を提出した。

ステゴサウルスは背中にダイヤ型のかっこいい突起が2列並び、尻尾に棘が付いている風貌である。

骨格を鉄コイルでつくり、新聞で肉付けし、紙粘土で肌をのせた。

ペンキで緑とオレンジの配色し、ニスでコーティングした。

実際の卵の殻なども添え、本格的なジオラマになった。

ステゴサウルス

ジュラシック・パーク2は1997年に公開。

地上波放送は2001年で視聴率は17.8%だった。

今回のティラノサウルスが番い(つがい)で現れた。

ジュラシック・パークサンディアゴなるものに輸送する途中で逃亡したらしい。

街の中でも暴れまわった。

当時住んでいた団地の近くにホクノというスーパーがある。

2階はゲームコーナー。

その一番奥の角にタイムクライシスと並んで置いてあるジュラシックパークのガンシューティングゲーム。

ピンク色の銃はシャワーホースのようなもので繋がれている。

私は6才。

1分ほどのプロローグはまるで映画のようで、何度も繰り返し観た。

たまに100円をもらってプレイする。

ストーリーはまずブラキオサウルスに踏み潰されないように足の裏を打ち、

小型恐竜のコンプソグナトゥス(コンピー)が走っている場面がきたと思う。

冒頭でティラノサウルスが現れる無慈悲なストーリーだった。

ジュラシック・パーク3は2001年に公開、2004年に地上波放送。

少年のエリックは2ヶ月間、一人でサバイバルしていて、グラント博士を助けるストーリーに心を掴まれた。

通称、鳥かごの中で飼われたプテラノドンのシーンが印象的。

今回のティラノサウルスはスピノサウルスと戦った。

2000年に公開されたディズニーの『ダイナソー』も好きだった。

ストーリーはライオンキングのオマージュのような感じだった気がする。

そういえば一時期の将来の夢は化石発掘をする古生物学者だった。

世界まる見えで放送された化石発掘の回を食い入るように観た。

それから15年経った2015年、ジュラシック・ワールド1が公開。

私は大学4年生。

遺伝学者のウーは、ドラマ『ミスター・ロボット』のホワイトローズだななどと思いながら観た。

ウーにより恐竜に擬態能力など、改良を加えたハイブリット型のインドミナスレックスが暴れていた。

ジュラシック・ワールド2 炎の王国は2018年に公開。

私は社会人になり、映画好きの同僚と映画館に見に行った。

舞台がパーク、大自然、火山、街中と移り変わった。

懐かしいブラキオサウルスが火山から逃げ切れず灰の中に影となり、消えていく場面に思わず泣いた。

パキケファロサウルスの活躍は大満足。

パキケファロサウルスはヘルメットのような頭を持った人間ほどの大きさの小型種である。

牢屋に入れられたオーウェンはパキケファロサウルスを挑発し、コンクリートの壁をぶち破らせ脱出した。

しばらく映画の記憶を楽しんで仕事に励んだ。

USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)に行ったとき、連れに唯一希望したのはジュラシック・パークのアトラクションに乗ること。

ティラノサウルスに追われたとき、一つ夢が叶ったと思った。

車の背面にスペアのタイヤを付けている車種がある。

パジェロ、ランドクルーザー、ジムニー、ジープなどだ。

先日外を歩いていると、横切ったジムニーの背面タイヤのカバーがジュラシック・パークのロゴだった。 

一人感動した。

現在、ジュラシック・ワールド3 新たなる支配者が上映されている。

今回はジュラシックシリーズの6部作目でシリーズ完結作となる。

パークシリーズ主人公のグラント博士とマルコム博士なども勢揃いとのことだ。

なぜ私は幼いときから恐竜が好きなのだろう。

分かるのは何かと思い出があり、それだけで満たされているということ。

今回の作品を観て、さらに楽しい思い出を重ねたいと思っている。

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