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2023冬アニメ感想集


草食ドラゴン

聖女様がいいキャラ過ぎる。

よわよわメンタルと威厳、そしてすぐ調子に乗る……萌え過ぎだろ!

のびのびとしたアニメーション作画も良い。キャラがずっとかわいいぞ!
中盤辺りからキャラの良さがドンドン出てきて終盤はもうかなり好きだった。

特に作中のあらゆる要素を総動員した最終決戦は圧巻。

全員活躍の場面あるの好きよ。

積み重ねてきた全ては無駄じゃ無かったと思わせてくれる。

ニチアサっぽいオープニングと、夕方みたいな雰囲気のエンディングが子供の頃土日にアニメ見てた感覚に近くて、話もギャグ主体ののほほんとした感じで『心地良い』アニメだった。

リベンジャー

必殺! 仕事人モノ。

その王道を虚淵が突き進んだ。

虚淵作品は鬱のイメージが強いけど、キャラ同士に見られる熱い友情が暗い話の中輝いていた。

所々のセリフ回しとか演出とか、実力の高さも見せ付けてくれるぞ!

雷蔵、義の男や……

露骨じゃないけど雷蔵周りの友情描写ホント良かった。

やっぱり王道ってのは強くて、基本1話完結かつ要所要所で回収される伏線は見応えアリ。

バトルシーンもカッコいいぞ!

猿叫とか、弓スナイパーとか、糸使いも男心を擽る。


エンディングが神曲。レクイエム、鎮魂の歌。

人間不信

キャラクターの悩みや葛藤に重きを置いてる作風で、敵キャラもただ悪いヤツって訳じゃなく、しっかりバックボーンが作り込まれている。

ちょっとした部分の演出やセリフも光ってた。長所が活きてる感じがして好きよ。

エピローグに丸々1話使う思い切った構成も、やはりこのアニメの本質的部分をしっかり掘り下げて説得力が出ている。

転天

アルガルド君……

アルガルド君の事ばかり考えて見てました……


それはともかく主人公二人のラストは良かったですね。

美しいものを見ました。

アルカンシェル、虹を意味する言葉。

美しい言葉です。


アルガルド君も虹を見れただろうか……

トモちゃん

1話評価低かったけど、メインキャラ揃って早々に化けた。名作。
毒舌だけど友達思いな群堂、
初めて友達ができたキャロル、
スーパーイケメンいい奴ヒロイントモ、
この3人のバランスとそこから描き出されるギャグと青春ドラマが神バランス。

恋愛だけじゃなく、この3人の『友情』もこのアニメの最重要パーツですからね。

友達とは、恋人とは。

一つ一つの回や描写にちゃんと意味があって、それが積み重なった結果の12話はギャグもラブコメも面白いこのアニメのその上に、綺麗な結論を出してくれた。
1クールで綺麗に完結してる!


……1話でこのアニメ見誤ってすいませんでしたぁ〜!(オタク・手のひら返し)

遊戯王ゴーラッシュ


遊歩ちゃんとか言う男子小学生の理想みたいなヒロインが強すぎる事もさることながら、
プリ★チャンの兵頭監督が関わってるだけあって、毎週1話1話追ってくのが楽しいアニメだった。

毎クールラストバトルはかなり盛り上がっていたが、1年目ラストも良いバトル。
やっぱカッコ良いドラゴンがバトってるのは良いものだ……
そして散りばめられた伏線をしっかり回収したのもクール。

綺麗な最終回でした。

個人的には3クール目の毎週ハチャメチャな事ばっかしてた辺りが1番好き。
ズィージョウ、面白い判定されて消された説はギャグだし割と考察要素だしで二重の意味で面白い。

アルスの巨獣

作中の文化や旅の描写、キャラの心情が窺える細かい描写等が良かった。
伏線を大量に残して未完! ってしてるのはそれ以外に話の続きの読みようの無いオリジナルアニメだとしちゃいけない事(コミカライズはあるらしい)ではあるんだけど、
最終回は割と全キャラ見せ場あって、一応急場は凌いで……で終わったので、いいアニメではあった。


隣の天使様


甘ぁーーーーーーーーいっ!


最強ヒロインもさることながら、主人公の周くんの対応が割と良かった。

ラブコメとして非常に王道で綺麗な構成をしており、自力の高さを見せつけてくれましたね。

冰剣の魔術師が世界を統べる

この世で1番面白いアニメを考える時、候補に上がってくるってくらい面白かった。

私がアニメにおいて最も重要視している要素、テンポ感。
その制度が異様に高い。
アバンにオープニングのイントロを入れる演出、エンディングのイントロを本編に入れる演出、
エンディングのアウトロで次回予告する演出に代表される視聴感の心地良さ、楽しさは他の追随を許さぬ程だ。


無論、ストーリーも極上だ。



石鹸枠的王道を辿りつつも、キャラの緻密な描写で成長を描く。
主人公にかなりの好感が持てるのもポイントが高い。
過去のトラウマに悩みつつも、気高い心を持っている。

気高いで言えば作中一成長したアルバートや、
アリアーヌなどのサブキャラもそういうところがあってとても魅力的だ。
一回ガチバトルした後、メインキャラ達と仲良くやってる描写は好きだし、"嬉しい"。
視聴者が喜ぶ事をしっかりしてくれるアニメです。
その上で斜め上の演出で驚かせてくれる。
最強、だ——————。

全てのシーンに意味があるのも、冰剣の魅力の一つだろう。
冰剣というダイヤモンドの原石を、極限までカッティングしたのがこのアニメだ。



一見意味不明な描写も、全ては後に繋がる伏線、布石。
軽い調子で見れるアニメだが、真剣に見れば見るだけ後の展開で応えてくれた。

シリアスとギャグのバランスも絶妙だ。
キャラの心情の描写がしっかりしてるから、テンポが良くても駆け足に感じず心に届くし、
テンポがいいからシリアス疲れせずギャグに行く。

極上のストーリーと最強のテンポ感で最高の視聴感を叩き出した。
現代娯楽、アニメの極北。
それが——————


冰剣の魔術師が世界を統べる。




2023冬、総評


冰剣の魔術師が2023冬を統べていきました——————。

いや冰剣週3で見てたし、原作買ったし……

これ程ハマるアニメも久々。

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