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空の写真100日投稿 #19

 空模様に比例するように、心が朝から曇ってた。私の中の私たちに
「今は泣かない。後で時間とるから一緒に涙流そうね。」
と伝えて、足早に友達との待ち合わせ場所へ向かった。

 私がエッセイを書き上げたことを聞きつけて、中学からの友達が連絡をくれた。今日はその子に会う約束の日。高校生の頃から
「2人って双子みたい!」
 私達を知っている人からはそんな風に言われるほど仲が良く、いつも一緒にいた。彼女と一緒に居ることで楽しい気持ちにさせてもらえるからだ。その立ち位置が私は好きだった。久しぶりにゆっくり話ができたので昔話をしたり、近況も報告しあって、彼女は相変わらず私をたくさん笑顔にしてくれた。けれど、私はというと、彼女にもらった分何かを返せているかというと疑問が残る。私は、彼女にも
「じあんと友達でよかった。」
 そう思ってもらいたい。どうやって返していくか? それを考えることも、今後の私の目標の一つにしたい。

 仲良しの彼女と話していると、だんだんと感情が昂っていき、気づいたら私は話しながら泣いていた。そんな私を見て友達は優しい言葉で励まして、共に目を潤ませてくれた。
「悩んでいる時点で、既にじあんは前に進めてると思う。だから大丈夫だよ。」
 文字だけを読むと当たり障りない言葉に聞こえるかもしれない。でも私は彼女の正面で、どんな想いを込めて伝えてくれているのかをこの目で見ていたから、その大丈夫を信じられた。ありがとうと答える代わりに、小刻みに何度も頷いた。

昨日の17:44の空
落ち込み気味の心を少しでも持ち上げる為に

 自分自身と向き合い、現実から逃げないように生きることを心掛けるようになってからというもの、心折れそうな時や凹んだ時に、こうして必ず
「よいしょ。」
と気持ちを持ち上げてくれる出来事がやってきてくれるようになった。逃げずに頑張っているご褒美として有り難く受け取って、また前へ進みたい。そんな時ほど感謝の気持ちを忘れずに。

 今日は少しばかり傷心の空の下。みなさんの元にも良い出来事が訪れますように🌷ではまた明日の空の下🫧

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