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『急に何か書きたくなっちゃった』

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随筆集。竹子の日常や考えたこと等を綴ります。自由気ままな不定期更新
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#新生活をたのしく

#65 半年以内で90日通えば会費がタダになるジムに入った者の末路

(1009字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  2024年、年始。  家の近所をうろついていたら、なんと自宅から徒歩5分の所にジムを発見。  窓から覗いてみるとーー  基本であるランニングマシンと筋トレマシンはもちろん、フリーウエイトスペースにストレッチスペース、加えてボクシングスペースもあった。  ほほぉ。  こぢんまりとしてはいるが、実に設備が完備している。  思わず感心して見入っていると、「見学されますか?」とスタッフのお兄さん

#64 暮らしを営むなら、やっぱり日本が良いと思った

(1029字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  2022年の秋頃、私は前職を退職し、中国で駐在員として新生活を始めた。  ようやくここでの仕事に慣れ、社内で活躍出来るようになってきたこの頃。  入社してまだ一年弱だが、後輩が出来、私は先輩となり指導者側に立った。  プロジェクト担当としても任命され、毎日バリバリ働いている。  同僚や上司との関係も良好。  社外での人付き合いも増え、趣味の交流を始め休みの日はカフェで食事したり、city

#42 千本ノック・温泉卵・生食文化

(1286字・この記事を読む所要時間:約5分 ※1分あたり400字で計算)  野球のトレーニングの一つに「千本ノック」というものがあるのを先日知り、コトバンクによると 「野球の守備練習の一つ。打たれたボールの捕球と送球を、繰り返しひたすら続けるもの」 というもので、野球についてほぼ何も知っていない私でもまぁ、要はひたすらコツコツと量をこなし上達を狙う練習なのだと何となく理解した。  そこで、エッセイの執筆練習にもひょっとしたら「千本ノック」式で出来るのではと

#41 熱中症になりかけつつ、野心を燃やしつつ

(829字・この記事を読む所要時間:約5分 ※1分あたり400字で計算)  30℃を超える日々が続いたせいか、身体がすっかり参ってしまった。  なんだかやる気が出ないと思ったら、めまいや吐き気、異様な量の発汗現象が起こり、せっかくの5月の連休中もずっと元気が出ないまま過ごした(ゴールデンウィークではないが、中国は労働節で連休だった)。  連休後も、熱中症を疑う症状が出た日があって、会社を早退した。  暑さで火照った身体を冷やそうとエアコンと扇風機とアイスクリームを

#30 南国気候とメンタル・体調

(989字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  時は12月。  そして竹子がいる地域の最高気温は、21℃。  お天気は快晴で、軽く身体を動かすと汗でさえ出るほど暖かく、体温が高いであろう方々は半袖姿で颯爽と街中を歩いている。  「冬はもうこれ以上寒くならないよ」と、同僚は言う。  「15℃前後の日もあるけど、せいぜい数日だね……あ、そうそう。びっくりするかもしれないけど、此処には春が無いんだ」  はぁ。  当時日本で

#29 目覚めが遅い街

(1228字・この記事を読む所要時間:約3分 ※1分あたり400字で計算)  竹子は今、中国に住んでいる。  中国の広東省の、とある大都市とも言われる地域だ。  先が見えない程の高層ビルがそびえ立ち、地下鉄が隅々まで張り巡らされていてビュンビュン走っている。  熱帯特有の木々が道路の両端に植え付けられていて、街中を歩いているだけでも植物園に来たような、なんだか不思議と優雅な気分になる。  金融機関が密集している。  かと思いきや、ちょっと郊外に行けば、今度は工業団

#28 中国で新生活を始めました

(888字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  時刻は朝7時20分。  厳密に言うと、中国時間の朝7時20分、である。  そしてワタクシ竹子は今、広東省にあるとある会社の、早番組だけがポツポツと出勤している事務室で、静かにこの原稿を書いている。  本来は持参したiPadで書くつもりだったが、なんだか目立つのでやめた。  すぐ隣席の上司が既に着席していたからだ。  よって、執筆工具はペンと、ノートの切れ端になった。  電子機器