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ゴミの分類。

北京、上海あたりの大都市から始まった中国のゴミの分類大作戦。

まだ正式な発表はないけど、吉林省の田舎にまで、ゴミの分類をさせようとたくらんでいるらしく、マンションの敷地内に新しいゴミ置き場が設置された。

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日本人としてはゴミの分類など難しい事ではないけど、中国ではいろんな事がいきなりすぎる気がする。

日本が分類を始めたころは、まだペットボトルなど、あったかもしれないけど、さほど普及していなかったし、宅配便などもなかったので、ダンボール箱が大量に家にあるなんて事もなかった、もっと生活がシンプルだったころの時代だ。

ビール瓶、空き瓶は酒屋さんが持っていってくれた。

中国全土は知らないけど、この地域では自宅以外はぜんぶゴミ捨て場で、ポイポイ・ポイポイどこでもゴミを捨てる。

燃えるとか燃えないとか関係ない、捨てたいものは外に投げ出せばいい。

それは大量の清掃員がいて、ゴミをひろってくれるからだ。

わざわざゴミ箱を探さなくても、道に投げておけば、清掃員が片付けてくれる。

結局のところ、ゴミの分類作戦は、すぐには成功せず、根付かないだろう。

なぜかと言えば、この貧しい地域ではゴミ箱をあさって、勝手に分類してくれる人がいるから。

ペットボトルはペットボトルで、空き缶は空き缶で、瓶は瓶で金になるから、ゴミ袋を勝手にあけて、持ち去って行く人がいる。

便利は便利、しかし、乾電池とかの有害ごみはそのまま。

まあ、ゴミの分類より中国は貧困問題を解決しないかぎり、町はキレイになっていかないような気がする。

賃金格差が広がれば広がるほど、分類なんか金を払って貧乏人にやらせればいいと考える人がいるから。

そして、お金がもらえるなら、ゴミの分類ぐらい積極的にやりたいという人がいるから。

もし政治家だったら、どこから手をつければいいのか......

政治家じゃなくてよかった。





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