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中国・延吉、バス騒動。

中国、延吉市の市バスの話。

もともと1元で乗れたバスが4月某日から2元に値上げされた、1元は約15円で、2元でも30円、かなり安い事は間違い無いのだけど、いきなり倍に値上げするっていうのは、どうなのか。

どのぐらい前から2元になる事を告知していたのかは、知らないが、告知が行き届いていなかったのは確かなようで、ちょっとした騒動が起きた。

騒動とは、1元しか払わないで乗る、という行為と、それをSNSで拡散する事、「みんな1元で乗っちゃおうぜ」運動だ。

しかし、マジメに2元払う人と1元だけ払う人で不公平感が生じる。そこで、市長だか、省の偉い人だかが、正式に声明を出した。

要約すると「市民の生活が苦しいのも判るので、2元払える人は払って欲しいけど、1元でも乗せますよ」

なんだかな?! と思う。

しかし、バス会社が、おそらく運転手に「出来る限り2元払わせろ」というお達しを出したのだろう。

あちこちで、1元しか払わない客がいるとバスを発車させない、等のトラブルが発生しはじめた。

そして、ついにというか、ある運転手が1元しか払わない客に暴力をふるう事件が勃発。

この事件を発端に、また市長だか、省の偉い人だかが、正式に声明を出した。

「バスは1元で乗れます、1元でも運転手が文句を言ったり、暴力を振るう事はありません」

本当に準備が悪い。

いまでもバスには「乗車2元」と書かれているけど、1元でOKのようです。

ちなみに「パスモorスイカ」のようなバスカードもあるのですが、これは割引で2元の所、1.6元で乗れるのですが、これは今でも1.6元取られるので、使う人も、いないようです。

本当にちゃんとしない国だ。


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