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「雨に唄えば」・・・

映画「雨に唄えば」の監督、スタンリー・ドーネンが亡くなったというニュースを読んだ。

最近「ザッツ・エンタテインメント」と言う映画を見直したばかりだったので、「雨に唄えば」が印象に残っている。

「雨に唄えば」はMGM(アメリカの映画会社という説明も必要?)の映画にすごく前から登場していた歌で、スタンリー・ドーネンの「雨に唄えば」は、その集大成的な作品だった。

「ザッツ・エンタテインメント」の中ではかなりの時間を割いて紹介されている。

そういう作品を任されて撮るところがスタンリー・ドーネンのスゴイ所だと思う。

スタンリー・ドーネンは、ザ・ハリウッドと言った監督で、ついこの前に亡くなられたアルバート・フィニーの「いつも2人で」の監督もスタンリー・ドーネンだ。

「雨に唄えば」はスタンリー・ドーネンの初期の代表作で、1963年の「シャレード」から「アラベスク」「いつも2人」までの3作品が、一番スマートな映画を作っていた時期だろうと思う。

「シャレード」と言えばオードリー・ヘップバーンの映画だし、「アラベスク」はソフィア・ローレンの映画だ。監督の名前は影に隠れている。

こういう、誰が監督したのか知らないけど面白い映画、を作れる監督は貴重だ、テリー・ギリアム、ウェス・アンダーソン、ギレルモ・デル・トロ。そういう作家性のある映画監督がもてはやされる傾向がある気がするけど、

スタンリー・ドーネンのように、何でも撮って、ちゃんと面白く仕上げる監督が好きだ、ミュージカル、サスペンス、人間ドラマ・・・そして面白いものからクソつまんない映画まで・・・

監督は亡くなっても映画は残るので、また何本か見直そうと思う。





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