365日間 酒を断って思った事

皆様、初めまして。

ソバーキュリアスのMA-と申します。

ソバーキュリアスを名乗るからには、最初の記事はこの「365日間 酒を断って思った事」にさせていただきます。

これは、アルコール依存症の半歩手前まで行った私がどのようにアルコールと縁を切って、今現在、毎日楽しく爽やかMAXで充実した生活を送るにいたたっかを記させていただきます。

長文駄文となりますが、お付き合いいただければ幸いです。

私は、未成年の頃から酒の味を覚え、三十数年間、休肝日もろくに取らずに飲んだくれておりましたが、2020年10月25日をもって、断酒してから無事に一年を迎える事が出来ました。
これもひとえに、飲まない会及び代表のヒース・レイカー氏のお陰です。
本当に、ありがとうございます。

今では時効になると思いますが、未成年から酒を飲んでおり、若い頃はキタやミナミの繁華街でよく飲んだくれておりました。
妻と結婚してからも飲んだくれており、子どもが産まれて子育てが大変な時期にも飲んだくれて、飲んで酔っ払っている時にはおしめの一つも変える事ができないくらいの役立たずでした。
結婚前に妻と一緒に弟と妹と顔合わせに行きつけの居酒屋さんに行きましたが、私がトイレの為に席を外している時に二人から妻へ「兄は酒を飲まなければイイ男だが、酒を飲むと本当にアル中みたいに飲んだくれになるから、結婚は考え直した方がイイ!」と身内から言われるくらいの正真正銘のろくでもない飲んだくれでした。
健康診断で肝機能の数値がとても悪く、医者から節酒や禁酒を指示されても、酒が飲めないなら死んだ方がましだと謎の勢いで指示を無視し続けて飲んだくれていました。
外で飲めば、お店の扉を破壊・雪の中では行き倒れ・飲酒運転・暴言&暴力行為等と、辺り構わず迷惑ばかりかけていた大馬鹿野郎でした。
そんな私も内心では、「酒と縁を切らないと人生が破綻する」と恐怖心はあったのですが、夕方になるとまた、体が勝手に酒屋に行ってしまい、財布をひろげて酒を買っては飲んでしまう毎日でした。
飲酒時代は何か生きる事に疲れ果てていて、「いつ死んでもイイ💀」と妻も子どももいるのに、無責任な事を考えながら飲んだくれる日々を過ごしておりました。

そんなある日の休日、やはり酒と縁を切りたいとの藁をもつかむ思いで、酒を断つ方法をネットで検索していたら『アルコール依存症じゃないけど、酒をやめたい!』というサイトにまるで運命に引き寄せられるかのごとく出会う事が出来ました。
当時は、ひたすら文字だらけの、しかしその内容はヒース・レイカー氏の酒での失敗からはじまり、酒を飲んではいけない「飲酒不適合者」という存在や、酒との距離の取り方等が赤裸々に綴っておりました。
私を含めた飲酒不適合者は、「お金の問題」・「人間関係の問題」・「健康の問題」を引き寄せてしまうとも記されておりました。
普段は文字を読むのは好きではなかった私ですが、その文章の一字一句が腑に落ちて、心に響き、一気に読み通しました。
そして2018年12月30日にメルマガ及び飲まない会への登録を行いました。

飲まない会の「HLDメソッド」では、ただ頭で考えるだけではなく行動を変える必要性を教えていたます。


①毎日届くメルマガを読む
②シェルターで毎日アウトプットする
③生活習慣を正す
・早起きする
・朝日を浴びて有酸素運動をする
・勤務先から帰宅したら入浴する
・料理をして食事をする
・勉強する(好きな事)
・早寝する
※注意事項
 ・テレビを見ない
 ・酒類売場へ近づかない
 ・断酒カレンダーをつける
 ・他人に断酒を勧めない
④アファメーションする
⑤断酒の知識をつける
⑥飲まない会の仲間と定期的に会ってコミュニケーションを図る


以上の内容を頭では理解できるのですが、行動習慣に変えまでに時間がかかりました。

その為、意志の弱い私のシェルターへのアウトプットの内容は情けない事に、「今日は飲まなかった」・「今日は飲んでしまった」の繰り返しをその後10ヶ月以上続けて行く事となりました。

その頃、飲まない会でのイベントやお茶会(オフ会)が関東地区では、何度か開催されておりましたが、関西在住の私は、交通費等の関係で二の足を踏んでばかりおりました。
そんな中、関西地区でも飲まない会のイベントが開催される事になり、何をおいても参加しようと決意しました。
記念すべき関西飲まないお茶会は2019年10月27日に新大阪で開催されました。
さすがに飲まない会のお茶会に参加するのに酒臭い息では行けないと思い、それでもたった二日前ですが酒を止めたのが、10月25日です。
あのお茶会が私の人生のターニングポイントになりました。
本当に感謝してもしきれないくらいです。
その日から、お茶会でお会いした皆さんを裏切り、失望させるわけにはいかないとの想いと、資格試験(合格率8%)に挑戦している時期でしたので、実際に酒を飲んでいる場合では無い状況でもありましたので、とてもスムーズに本気で断酒を進める事が出来ました。
残念ながら資格試験は惨敗でしたが、それでも不合格だからとヤケ酒を欲する思いは湧きませんでした。
心優しい飲まない会の皆さんは、資格試験が駄目だった反動で飲んでしまうのではないかと心配して下さったようですが、そこは問題なくクリア出来たので本当によかったです。
その後は、特に飲酒欲求が出てくる暇もないくらいに、そして飲みたい君が誘いに来れないくらいに、飲まない会でのリモートお茶会・アメブロ投稿・YouTube投稿・たらい学の受講等で多忙にしていただけたおかげで、あっという間でしたが、この三十年間で一番充実して自分自身も成長できた365日間であったと感じております。

断酒を365日間継続して、本当にたくさんのギフトをいただけました。
以下に、一部抜粋して皆さんにお伝えしたいと思います。


 Ⅰ.断酒前は健康診断の数値が軒並み要精密検査レベルでしたが、かかりつけ医がビックリするくらい、全ての数値が大幅に改善しました。
 Ⅱ.ビール腹のメタボ体形がお腹も引っ込み、体重もお茶会時98㎏が現在は88㎏となり、-10㎏の減量を達成できました。
減量により体が軽くなったので、腰痛やヒザ痛も改善したように感じます。
 Ⅲ.食事の時に酒を飲んだら、あとはくだを巻いて寝る事しかできませんでしたが、食後も時間があるので食器洗い等の家事が出来るようになり、それに伴い、妻や子どもとも会話する時間が増えました。
 Ⅳ.酒は睡眠を促す効果がありますが、中途覚醒してしまったり、睡眠時無呼吸症候群になったりしていました。
アルコールの分解で肝臓が休む間もなく働き続け、弱り疲れていたので、疲労回復まで手がまわらず、いつも二日酔いの頭を抱え、疲労感に苛まれておりましたが、酒を断ってからは布団に入ったら直ぐに夢の中へワープし、目覚めは小学生の夏休みの朝のように爽やかMAXで起きられる等、睡眠の質が格段に向上しました。
 Ⅴ.酒を飲んで無為に過ごしていた時間が無くなり、色々な事にチャレンジする気持ちが芽生えました。
アメブロ投稿・YouTube投稿・VR(Oculus Quest 2)・アーシング・8時間ダイエット等、色々なものに興味がでて取り組んでいますので、時間が全く足りない現状です。
 Ⅵ.二日酔いになる事も無く、身体がとても健康なので心もすごく元気になりました(以前、鬱病を発症した事もあります)。
気持ちにゆとりが出来たので、家庭や仕事に対してもしっかりと前向きに取り組む事が出来ております
やるべき事は直ぐに実行する事ができており、公私ともに充実した毎日を過ごせております。
 Ⅶ.酒代(30年間で1,000万円はいったと思います)という最大の無駄遣いが無くなったので、近場ではありますが妻と出掛ける機会が増えました。
その際の外食時でも、酒代が無いので少しイイものをいただいたり、飲酒時代は甘いものは食べませんでしたが、現在では美味しいスイーツをいただくようにもなりました。


以上が一部ではありますが、断酒をして得たかけがえのないギフトです。

最後になりましたが、これからも飲まない会の皆さんにはお世話になる事が多々あるかと思いますが、皆さんと切磋琢磨し共に成長していける事を確信しております。
飲まない会の皆さん、これからも末永く宜しくお願いいたします。
この度、私の話に興味を持っていただいた皆さんの中には、アルコールにおいて何かしらの問題を抱えておられる方がいるのかもしれません。


最後にヒース・レイカー氏の言葉で締めたいと思います。


『断酒は一杯目を我慢すれば成功します。
          なぜなら二杯目は無いからです。』

皆様、乱筆乱文にお付き合いいただきありがとうございました。


これからも、断酒道に関しては猪突猛進して参ります!