中国語と方言の話1

みなさんこんにちは、しまです!今回は、2回に分けて、中国語とか言葉のお話を書こうと思います。まず最初に基本的なお話を。

中国語ってひとくくりに言われますが、中国大陸以外にも、台湾や香港、マレーシアなど中華圏と呼ばれる地域で話されている言葉の総称が中国語になります。この中には方言も含まれます。

次に普通話と呼ばれるのは、ニュースや、学校で教わる言葉がこれにあたります。日本で言えば、標準語ということになりますね。

これとは別に、北京語とか広東語といった単語を耳にしたことがあるという方もいるかもしれません。この話をするために、"方言"と"口音"という概念を説明したいと思います。

日本でいう方言と、中国でいう方言とは全く違います。中国では、方言というのはその地方で話されている、普通話とは違う言語です。例えば、香港などで話されている広東語は、声調が6つあり、普通話では4つしかないのと大きな違いです。発音が違うので、まず知らなければ通じません。

これに対して、口音というのは、日本の方言(訛り)に近いと思います。関西弁は、確かにイントネーションが違ったりすることもありますが、日本に暮らしていて全くわからない、とはなりませんよね。中国では、北京訛りの普通話、上海訛りの普通話などは"口音"になります。訛りがあっても、基本的にはは普通話なので意味は通じます。

私がいた南京は、中国では南方と呼ばれる地域で、比較的穏やかに、ゆっくり話す人が多いという特徴があります。私の中国語も南の方の訛り(口音)があって、"重要"の重は4声で発音するのが正しいのですが、南の方の人は1声で発音するので、私もそれが移っています(笑)

次回は、こういった方言は正式な場で話していいのか?というお話をしていきます。

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