テンセントが100億元以上の罰金に加え、酷我と酷狗音楽の事業売却の可能性
ロイター通信によると、2人の関係者は、中国が国内インターネット大手に対する全面的な独占禁止法の一環として、テンセントに巨額の罰金を科す準備をしていることを明らかにした。
2人の関係筋はいずれも、テンセントは少なくとも100億元（15億4000万ドル）の罰金を科されると述べた。
消息筋によると、テンセントは独占禁止審査を受けるために過去の買収と投資を適切に報告しなかったために罰金を科され、1件当たり最高50万元の罰金を科された。また、一部の業務、特に音楽ストリーミングにおいて反競争行為があったためだ。
関係筋の1人は
「規制当局の姿勢は明確で、アリババと異なりテンセントは最大のターゲットではないが、独占禁止の動きが始まっている以上、テンセントを処罰しないことは不可能だ」
と述べた。
これら2人の関係筋と他の2人の関係筋によると、国家市場監督管理局の調査は一部、2018年末に米国で分割上場したテンセント・ミュージック・エンタテインメント・グループ（TME.N）に焦点を当てている。
関係者によると、規制当局はテンセントに罰金を科されるべきであり、音楽専有権を放棄し、さらには買収した酷我と酷够の音楽アプリを売却することを余儀なくされる可能性があると通知した。
しかし、テンセントの中核事業であるゲームとWechatは変わらないかもしれない。
2人の消息筋がロイターに明らかにしたところによると、国家市場監督管理局は2018年にテンセント音楽に対する調査を開始したが、同社が通常3年後に失効するいくつかの専有権の更新を停止することに同意した後、2019年に調査を放棄した。
しかし、中国語の世界で最も影響力のあるポップ歌手であるジェイ・チョウ（周杰伦）の独占放映権を保持し、規模の小さいライバルであるネットイースミュージックやアリババが支援する蝦米音楽との競争優位性として活用している。
2人の関係者は、国家市場監督管理局は、テンセント・ミュージックが残りの専有権のいくつかを放棄することを期待すべきであり、同社はまた、酷狗と酷我を競合他社や他の投資家に売却するよう要求される可能性があると述べた。
しかし、このうち2人は、これらの事業を強制的に売却することは前例を作ることになり、執行が困難になる可能性があるとし、テンセントは政府にもっと緩い処罰を与えるよう働きかけていると述べた。
関係者の1人は、「テンセントは巨額の罰金を支払うことを気にしておらず、必要であれば、その中核業務が変わらない限り、より多くの罰金を支払う用意がある」と述べた。
下記記事を翻訳しています。独占禁止法強化の流れでアリババ、美団、そしてテンセントに波紋してきます。私の知人もTMEで働いているので仕事に差し支えが出てきそうで心配です...
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？