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【バイナリーオプション】トレード記録とチャート分析【5】

こんにちは。じゅんたんです。

今回もバイナリーオプションのトレード記録とチャート分析について解説していきます。

今回は6/14のドルカナダのトレードを持ってきました。

早速解説していきます!


【1】上位足を意識する

この日はどの通貨ペアもチャートの波形がイマイチで普段あまり触れることのないドルカナダでトレードしました。

良いチャートがない中、突如チャンスが訪れたドルカナダ。ここ最近でも絶好のポイントだったのではないかと思います。

シナリオとしては大局の下落に対しレートが同じ向きに転換してきたところを狙うトレード。

いつものお得意のコースです٩( 'ω' )و


では上位足から見ていきましょう。

まずは1時間足。誰が見てもあきらかにわかる下落トレンド中ですね。

勢いがあるというよりかは波を作りながらジワジワと下げが続いている状態で、僕はこういうジワ上げ、ジワ下げ相場は大好きです。

トレンドが長ければその分チャンスも多くなります。

少し下げて15分足。

こちらは上ヒゲの長いローソク足が連続しているのがわかります。

一時的な上昇の力が無くなってきており、そろそろトレンド方向へと再び下落しそうな場面。

さらに下げて5分足。

だいぶ1分足と同じ形になってきました。長期MAに上昇を抑えられており戻り売りができるポイントに来ています。

画像はトレード後のものなので既に下落してしまっていますが、この時はまだ上昇が続いている途中でした。


FXでは相場環境認識として上位足から順番にチャート分析を行います。

複数の時間足を見て相場の流れを合わせる分析をマルチタイムフレーム分析(MTF分析)といいます。

バイナリーでもこのMTF分析を行うことで優位性のあるポイントでトレードできるのですが、FXのように細かい分析まで行う必要はないというのが僕の見解です。

僕が重視しているのは

・相場の方向性
・相場の勢い

この2つだけです。

なので上位足でこれらを確認できれば下位足に戻して細かい分析を行なっていきます。

特にこの2つを確認するのに役立つのが「ダウ理論」「移動平均線」です。

例えば先ほどの15分足のダウ理論を考えましょう。

高値も安値もはっきりと切り下がっているのがわかりますよね?

一定の波を作りながら上下を繰り返し下落しています。売り手も買い手も参入している中で売り圧力が強いことを示しています。

こういうトレンドはわりと長く続きます。

1時間足では移動平均線(MA)が綺麗に下を向いてパーフェクトオーダーを形成しています。

さらに長期MAが抵抗帯となりローソク足が上へ抜けられず抑えられています。まだまだ売りが優勢であり下落が続くことを示唆しています。

インジケーターは上位足になればなるほど信頼度が上がります。

1時間足でMAを超えられない間は下位足の目線は下で固定するのが良いでしょう。(トレンド転換は例外)


ここからは上位足の足並みが揃っている状態で最下位足である1分足を分析していきます。


【2】チャートパターンは必然である

1分足に戻ります。

僕がこのチャートを最初に見た時に目をつけたのが少し前に出現したダブルトップでした。

上昇のあとにMの形を作りその後下落しているのがわかります。

チャートパターンが効いている証拠なので、このあとに形成された三尊(トリプルトップ)でも迷いなくエントリーができました。

そしてダブルトップの後の下落では綺麗なエリオット波動が確認できます。

つまりこのチャートはチャートパターンもエリオット波動も意識されている「大衆心理が働きやすいチャート」であると判断しました。

そのため次に三尊が出現した際も同じように下落していくのではないかと予想したのです。

ダブルトップや三尊にはエントリーの際に必ず確認することがあります。

➀右肩が頭より下がっていること
➁必ず右肩で入ること

三尊の場合は上記2つを確認します。

三尊形成で大衆心理が働くのはこれらを見ているトレーダーが多いからです。

この2つの条件を満たしている場合、「このあと価格は下がっていく」と予想するトレーダーが多くなるため価格は下がっていきます。

ここでいつも通りダウ理論からトレンド転換を考えていきます。

上昇トレンドに対して高値と安値を記しダウ理論が崩れた場所を見つけます。

画像のように高値(白色)が更新できていない場所があります。なので「高値を最後に更新した起点となった最後の押し安値」は黄色の安値になります。

ここがトレンド転換ラインです。ここを下抜けてくるのを待ちます。

さて、先ほど説明した三尊(トリプルトップ)の鉄則を思い出してください。

「右肩が頭より下がっていること」とありましたが、これはつまりダウ理論で考えると高値が下がっているという意味と同じなんです。

つまり三尊はダウ理論が崩れた場所であるということ。

ダブルトップでも同じです。これらが強力な反転パターンと言われているのは高値、安値が切り下がるからで、多くのトレーダーが意識しているダウ理論が崩れるから大衆心理が働きやすくなるのです。

だから三尊やダブルトップを狙えと言われるのです。


また、三尊やダブルトップはエリオット波動でも当てはまります。

こちらはドル円1分足チャートですが、今回と全く同じようなパターンで三尊が形成されています。

僕がTwitterでもよく出しているエリオット波動8サイクルにピッタリと当てはまるのがわかります。

三尊右肩というのはエリオット波動でいう修正3波のことであり、右肩を狙えと言われるのは損切りを巻き込み大きく動くC波を狙うためです。

エリオット波動だけでトレードすることはできませんが、エリオット波動を意識するだけで三尊(逆三尊)やダブルトップ(ボトム)の形が見えてくるのです。

三尊もダブルトップもチャートパターンは偶然ではなくトレーダーの大衆心理が働き必然的に形成されるということです。


【3】エントリータイミングこそ慎重に!

三尊が形成されたことでいよいよ下落への反転が期待できます。

しかし一番重要なのはここからです。

どこでエントリーすれば良いのか?

この問題を抱えているトレーダーは多いのではないでしょうか?

FXでもバイナリーでもエントリーのタイミングというのはとても重要ですよね。

特にバイナリーなんかは判定時間が決まっているのでエントリータイミングによって勝敗が左右されると思います。

今回の三尊パターンも少し疑問に思った方もいるのではないでしょうか?

よくよく見ると4つ目の山があるんですよね。じゃあ右肩って3つ目か4つ目どっちだよって思いません?

このようにチャートパターンとは教科書通りの綺麗な形を作るほうが珍しくだいたいは崩れていることが多いんですよね。

今回だと僕は4つ目の山ができたあとにエントリーしたわけですが、その理由についても詳しく解説していきます。

まず僕が3つ目の山の地点でのエントリーはまだ早いと考えた理由は、トレンド転換ライン(押し安値)を下回っていないからです。

【理由1】
トレンド転換ライン(押し安値)を下回っていないから

ダウ理論で考えた時に高値は切り下がっていますが安値はまだ切り上がっている状態なんですよね。

つまり多くのトレーダーの目線はまだ上であり、安易に売りを仕掛けるのはキケンだということです。

直近安値(青色)を下回ってきたとしてもトレンド転換ラインを下回っていないのであればまだ手を出すのは早過ぎます。


もう1つ僕がエントリーしなかった理由はトレンドライン(切り上げライン)を下回っていなかったからです。

【理由2】
トレンドライン(切り上げライン)を下回っていないから

上昇トレンドにトレンドラインが引けるので、ここを下回るまではまだ早いと考えていました。

でも画像を見てもらうと実際下回ってローソク足が確定しているのがわかるかと思います。

でも僕はこの地点でもまだ静観していました。なぜならここで必ずリターンムーブが来ると考えていたからです。

つまり買い手の最後の反抗です。トレンド転換ラインさえ割らなければまだ上昇は続くと考えている一部のトレーダーがいるため何とかライン上へ押し戻そうとしているのです。

こういうパターンは非常に多いです。そのため「ラインを抜けたから急いで飛び乗ったのにエントリーした直後に逆行した!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」という現象にあうのはこのパターンが多いです。


その後どうなったかというと買い手の最後の反抗も虚しくピンバーが2本連続で出現しました。

【理由3】
2連続で出現した上ヒゲの長いピンバー

このピンバーがとても重要であり、僕が最後はプライスアクションを見てエントリー判断を行う理由はここにあります。

1本目の上ヒゲ陽線は買い手がこれ以上の上昇は見込めないと考え利確を行ったことでできた。

2本目の上ヒゲ陰線は1本目のピンバーを見て新規売りが加わったことを示しています。

画面のようにローソク足を細かく読み解いていくと買い手と売り手の心情が反映されているのがわかります。

こうやって1本1本のローソク足がなぜできているのかを考えていくことが大衆心理の理解に繋がります。

僕が4つ目の山でエントリーしたのはこういったトレーダー心理も考えての上です。

最終的に僕がエントリーを行ったのはピンバー2連続のあと、陰線が出現したからです。

しかもその陰線がトレンドライン(切り上げライン)を下回って確定しました。

【理由4】
陰線が出現しトレンドラインを下回ったから

この地点で売り買いに決着が付きトレンド転換ラインをブレイクしてくると確信していたから。

ただしこのエントリーはリスクもあります。

なぜならトレンド転換ラインをまだ下回ってローソク足が確定していないからです。

なので初心者の方は確実にラインを下抜いたのを確認し、しっかりと陰線が形成されている状態でエントリーするのがおすすめです。


また、移動平均線(MA)のパーフェクトオーダー形成も必ず確認します。

今回のエントリーではまだパーフェクトオーダーが形成されていない状態でした。

ローソク足が移動平均線の下を推移している状態を確認するようにしましょう!

タイミングは少し早かったですが買い手の損切りを巻き込み相場は下落!

大局のトレンド方向に乗る形で勝利することができました!

やっぱり一方的な上昇下落はストレスが少なく気持ちも楽ですね♪( ´▽`)


【4】トレード反省点

さて今回も反省会を行なっていきます。

今回の反省としてはやはり「エントリータイミング」ですね( ̄▽ ̄;)

先ほどもお伝えしましたがトレンド転換ラインを完全に下抜けるまでは待ったほうが確実ではあると思います。

ただしタイミングが命となるバイナリーではこの一瞬の判断が仇になったりすることもあるため何とも言えません。

そのため多少エントリータイミングがずれてしまってもトレンドの勢いで勝てるように長めの取引時間を取ることをおすすめします。

今回のケースだとトレンド転換ラインを下抜け確定してからでも十分に値幅を取って勝つことができています。

それも一方的に下落が続いているのでたぶん見ていて気持ちいいと思いますよ!( ^ω^ )

エントリータイミングこそバイナリーでは重要となるので、皆さんも意識してトレードを行なってみてください。

それでは本日はこれにて!











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