【FX】デイスキャトレード記録「フラクタル構造とMTF分析」【神回】
こんにちは。じゅんたんです。
今回もデイスキャトレード記録とチャート分析の振り返りを行いたいと思います。
10/17のポンド円で約30pips取れたトレードで、ここ最近の中では一番シナリオ通りに動いてくれたトレードではないかと思います。
今回は「相場はフラクタル構造で成り立っている」ということに焦点を当てて解説していきたいと思います。
【1】1時間足で目線の固定を行う
まずは結果からお見せします。
ポンド円1分足チャートで押し目を拾いトレンド天辺付近で利確。36pipsほど取れています。
なぜここを狙いにいったのかこれから詳しく解説しますが、今回のトレードで一番注意して見ていたのが「フラクタル構造とMTF分析」であることを覚えておいてください。
僕のトレードでは基本的には1時間足、15分足、1分足のチャートを見てトレードします。
このように複数の時間足を見て相場分析することを「MTF(マルチタイムフレーム)分析と呼びます。
MTF分析はトレードスタイルによって見る時間足が変わり、スイング、デイトレ、スキャルピングで基準とする時間足は変わります。
僕のデイスキャでは主に1分足のトレンド転換初動を狙いますが、上位足の確認も必ず行なっています。
ざっくりですがこんな感じで各時間足を見ています。
ではこれをもとにチャートを見ていきます。
まずは1時間足から見ていきます。
ポンド円の1時間足は8月後半からずっと下降トレンドが続いていましたが、今月に入ってから上昇が強くなりついに戻り高値を上抜けてきました。
目線の固定は全てダウ理論で行います。
そのため下降トレンド中は高値切り下げ、安値更新が続いていましたが、今月に入って高値を切り上げたためダウ理論が崩れたことになります。
僕はこんな感じで相場を見ていました。
現在は高値も安値も切り上げているのでこのあとトレンド転換が起きる可能性があると予想できます。
大衆は下目線から上目線へと切り替わったということ。
つまり現在地点で狙うならば「ロング」だということです。バイナリーだとハイエントリーに狙いを定めます。
これっていつも僕が1分足チャートで行っているトレンド転換分析と同じなんですよ。
このように相場はフラクタル構造になっており、15分足でも1分足でも全ての時間足で同じパターンが出現します。
下降トレンド最後の戻り高値を上抜けているのでこの波を1波と仮定します。
1波の高値と安値にフィボを当てると61.8で綺麗に反発しているのがわかりますよね?
その後再び上昇してから戻ってきましたが直近の安値は切り上がっているのでレートは上へ行きたがっているのが読み取れます。(長い下ヒゲが出ていますがここは指標の影響なので無視して良いです)
拡大してみるとよくわかります。
フィボで止まったあとは安値が切り上がっておりまさに押し目ポイントに来ているのがわかります。
トレードの基本は「押し目買い・戻り売り」です。そしてそれは上位足になればなるほど信頼度は高くなります。
チャートを見ると目立つ下ヒゲが2本ありますが、これは指標の影響なので気にしなくて大丈夫です。
僕は基本的に指標で出たヒゲは考慮しないことが多いです。なのでフィボを引く時も指標のヒゲは無視します。
フィボの反発までの波の作られ方はとても重要です。
今回も2波で下降ダウが形成されており、高値切り下げ、安値更新でトレンドができているのがわかります。
この形成の仕方は超〜重要なのです٩( 'ω' )و
なぜならトレンド転換から3波を狙うのであれば2波のトレンド形成は必須だからです!
ここからは下位足に落として見ていきましょう。
【2】15分足で転換ポイントを絞る
先ほど1時間足チャートで見た2波の直近部分を15分足に落としてみていきます。
15分足は1分足で狙うトレンド転換ポイントに優位性があるかどうかを確認するために使います。
では赤丸部分を15分足で拡大してみましょう。
ポンド円15分足チャートです。
1時間足チャートで見た時に安値切り上がりが赤丸部分です。
ここからが大事です。
僕は1分足のトレンド転換初動を狙うためには優位性が高い転換点を狙う必要があると説明してきました。
それが今まさにこのポイントなのです。
15分足でも安値を切り上げたということは、
上位足の目線が全て揃ったということです。
じゃあ1分足でも上目線になるポイントを狙えば限りなく上へ進む可能性が高くなると思いませんか?
ここからどのように分析すれば良いか?
ここまで見てくださっている方であればわかるはずです。
1時間足の時と同じことをすれば良いのです。
つまりこういうことです。
1時間足チャートの時と全く同じ構造なのがわかりますよね?これがフラクタルです。
1時間足で確認した2波下降ダウから戻り高値を上抜けた波を1波と仮定し、1波の高値と安値にフィボを引いて押し目を狙う。
上位足の一波の中には下位足の波の連なりがある。
これこそが相場のフラクタル構造なのです。
頭が痛くなってきませんか?笑
ちょっとここで1時間足チャートに戻って整理してみましょう。
画像のように1時間足で見た時と15分足で見た時の戻り高値とフィボの反発を見ればなんとなく理解できそうですよね。
さらにエリオット波動で見ればここが優位性の高いポイントであることがわかります。
画像は1時間足チャートです。
1時間足の2波で下降ダウが形成され、エリオット的に下降5波動が形成されています。
5波動が終了したとすればこれからトレンド転換が起きる可能性が高いということです。
そして15分足レベルだと2波目にあたります。
これから押し目を作って3波が始まるのではないかといった場面です。
つまり2波から3波への転換が起きるということ。
15分足でも見てみましょう。
2波で下降5波動が確認できます。そして今現在5波目が終わり転換するかもといった場面です。
1時間足でも15分足でも全く同じ流れになっており、大衆は同じ目線を見ているということ。
1時間足で見ているトレーダーも15分足で見ているトレーダーも上目線で揃っておりさらに2波から3波への転換チャンスに来ているということです。
じゃああとは1分足のトレンド転換目線が揃えば全ての目線が一致しますよね?
【3】1分足でトレンド転換初動を狙う
いよいよ1分足チャートでトレンド転換を分析していきます。
15分足の2波の形成から赤丸部分で安値更新が止まり下降ダウが崩れてきました。
ここから戻り高値ライン上抜けるまで1波形成を待ちます。
こんな感じでリアルタイムでチャートを監視していました。
ここで戻り高値を上抜けて1波が確定したら押し目を作り確実にレートは上へ進むと僕の中では確信がありました。
予想通り戻り高値ラインを上抜けてきました!
しかもかなり勢いよく抜けており伸び方も申し分ないです。
あとは深めの押しを作ってくれれば3波が伸びていくだろうと考えていました。
理想としてはこんな感じで見ていました。
1分足の2波でも下降ダウを作り半値あたりで反転していけば申し分ない形です。
しかーし!現実はそう甘くはないんですよね( ̄▽ ̄;)
押し目を待っていたものの38.2すら届かない状態で再上昇してきたのです。
確かに画像の赤丸部分のほうが押し目のタイミングとしては適正で調整波の形も良いように思います。
もし赤丸部分が3波起点なのであれば、今は3波途中か5波の起点だということになります。
しかし戻り高値を抜けていないという点からも僕は今見ているポイントが3波の起点だろうと考え、予定通りロングを仕込むことを決めました。
ただ1つ変えたことがあります。
それが利確位置の変更です。
もともと青星を1波の起点としていましたが、黄色星を1波起点に変更しました。
なぜなら黄色星を起点にリトレースメントを引くとちょうど38.2で反発していたからです。
リトレースメントの位置を変えたことによりエクスパンションを引く位置も変えたということです。
あとあとから見ると今回狙ったポイントは5波であった可能性がありましたが、うまくトレンドの天辺で利確できています。
1分足の良いところはこういう時に臨機応変に対応し変更できるところにあると思ってます。
例えばプライスアクションを見て早期撤退するとか。フィボを引き直すとか。
特に利確に関しては僕は絶対に欲張らないことを意識しています。
あと1歩で届かないで悔しい思いをしたことが多々あるので、後悔するくらいなら欲を捨てようと考え方を改めました。
トレードには正解はないと思っているので、結果良ければ全て良しと思います(反省や振り返りは大事!)
ということでいつものトレード反省会へと移ります。
【4】トレード反省会
勝ったのに反省会というとなんか微妙な感じがしますが、改善できたんじゃないかなというポイントを振り返りたいと思います。
まず前回の記事の反省会で学んだこと、
これに関しては今回のトレードでうまく反省点を活かせたのではないかと思っています。
つまりMTF分析をうまく駆使してトレードができたということ。
やはりスイングだろうがデイトレだろうがスキャルだろうがMTF分析とフラクタル構造は理解しておくべきだと思いました。
この2つを理解することが「優位性の高いポイント」を見つけることに繋がるのだと思います。
その上で今回のトレードは完璧だったのかというと少し違うのではないかと思いました。
確かにシナリオ通りにレートは動きましたが、上位足を見てみると3波を狙うには程遠いことがわかります。
矢印の上昇が今回狙ったポイントです。
見てわかるようにその後素直に上昇せずにレンジを形成してしまっています。
この記事を書いている10/19現在の地点なので、2日くらいたっても伸びていないのがわかります。
1時間足レベルだとまだ2波を形成している途中であるか、再び下落していくかもしれないということです。
例えばこういう見方をすることができると思いませんか?
三尊の形を作って再び下落していくパターンです。
あるいはこう。
ダブルボトムをつけて上昇していくパターンです。
今現在ではなんとも言えない状況です。
つまり1時間足レベルで見ている慎重派のトレーダーはまだ仕掛けるのは早い段階で見極めている状態であるということ。
デイスキャをしている僕にとってもこの考えを持つことは凄く大事でもっと視野を広く見なければいけないなと改めて思いました。
こうやって自分のトレード後の相場の行末を見てみると新たな発見があるので見返してみるのはおすすめですよ!٩( 'ω' )و
何はともあれ今週は先週と違い自分的にはとてもやりやすい相場なので、稼げるときに稼ぎたいと思います!
長々とお付き合いいただきありがとうございました!
ではではまた次回にお会い致しましょう!( ^ω^ )
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