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第5節 vsサガン鳥栖 雑レビュー

お久しぶりです。とても1週間が長く感じた人もいたのではないでしょうか。そんな悩みは束の間。今週は水曜日にも試合がありますので、思う存分楽しんでいきましょう。
私も広島戦のプレビューも書かないといけないので、文量少なめですがよろしくお願いします。

圧倒的修正力

🟦1位 FC町田ゼルビア(13pts 3勝1分)⬛️
vs
🩵17位 サガン鳥栖(3pts 1勝3敗)🩷

選手評価

谷晃生6.0 安定したキャッチングは健在。キックにはまだ課題あり。
鈴木準弥 5.5 本来の活躍は見られず、CKを含め見せ場なし。
ドレシェヴィッチ6.0 相手の術中に見事ハマり失点。攻撃には問題なし。
ミンギュ 6.0 安定感のある守備で、右SBもうまくこなした。
林幸多郎 6.0 クロス精度には欠けるが、豊富な運動量であった。
仙頭啓矢 6.0 要所要所でイージーなミスからのロストもあった。
柴戸海 6.5 攻守ともに町田に欠かせないピースになってきた。
藤本一輝 6.5 本人にとってもファンにとっても待望の得点をあげた。
平河悠 7.5 攻守共に貢献し、脅威の3アシストを記録した。
藤尾翔太 6.0 彼は二度PKを外すような男ではない。次は入る。
オセフン 7.5 ウルトラセフン炸裂!まさにケチャドバ。

昌子源 6.0 後半フルタイムで堅守を見せた。ここからきますよ。
奥山政幸 6.0 守備職人は今年も健在である。
荒木駿太 --- おかえりなさい。次は決めて!
下田北斗 --- クローザーチームを締め直す。
デューク --- 彼はウズウズしている(ゴゴゴゴォォ)。
黒田監督 7.0 完璧な修正で勝利を掴んだ。

前半

鳥栖のスタメンは以下の通り。システムは1-4-2-3-1でマルセロヒアンがスタメンに復帰した。元町田戦士のVアラウージョと富樫敬真はベンチスタート。町田JY出身の日野翔太はメンバー外に。

今節も試合開始と同時にゴールに迫る。ファーストプレーからゴールを狙おうという姿勢を感じる。今節も早々と先制点が決まる。林のロングスローから一度弾かれるも、平河のシュートに藤本が頭で合わせ、藤本自身にとっても待望のJ1初ゴールを奪う。
先制点後は五分五分の展開が続くも、気分的にはかなりの鳥栖ペース。さすがはJ1といったパス回しで、町田FWのプレスを難なく攻略し、町田ボランチの裏まで侵入するシーンが目立った。特に攻撃のチャンスが少ない前半となった。データを見るとコーナーキックは、両チームでも鳥栖の1本のみであった。それにより鈴木準弥の見せ場は少なく、守備の時間が多く交代を余儀なくされた。このような試合展開でも、活躍できるプレーヤーになれば、守備面でも確固たる地位を確立できるかもしれない。

私自身、町田の攻略方法についてnoteを同時進行で書いているのですが、懸念していたパターンがまさに発生して研究されているんだなとつくづく感じました。後ほど解説しますが、FWが町田CBの前でチラつき、トップ下の選手が町田CBをつり出し開けたスペースに走り込む。もしくは、コーナー付近を取ることで、クロス対応に必要な町田CBを削ることができる効果もある。今回は、まさにドレシェヴィッチが釣り出されたスペースに、ヒアンが走り込んでミンギュが後追いになりシュートを打たれた。かなりコースを限定していたため、シュートに関してはアンラッキーとも言えるが、それまでの過程に恐れていたことが発生したので、修正ポイントができたとポジティブに捉えていきたい。

後半

後半は、前半にかみ合わなかったシステムを3バックに変更し、守備のミスマッチを軽減したい狙いがあった。先に言おう。完璧な修正で素晴らしい45分間だったと言える。

あまりプレスがうまくいかなった前半とは打って変わって、容易にプレス回避されることが減少した。その流れで勝ち越し点を奪い町田ペースで試合を進める。まさに鳥栖のビルドアップを狙っていたかのように、少しのミスを狙い平河がパスカットし、オセフンのゴールをお膳立て。この5試合献身的に、チームのために戦ったご褒美が平河からプレゼントされた。セフンやっと入ったか。と一安心しているとまたもや平河のクロスにオセフンのヘッド。綺麗な軌道を描きゴール右隅に決まり3-1。これぞオセフンというゴールを頭で決めてみせた。試合終盤には、ロングボールをうまく入れ替わりゴール前に抜け出した藤尾。わずかに先に触りPKを獲得。しかしゴール左に外れ得点にはならず。久しぶりに愛してる町田を歌いながらタイムアップ。

試合総括

前半はDF陣が思うように機能しない時間が多く、試合を通して満足のいく内容ではなかったと感じる。DF陣だけではなく、得意のプレッシャーがはまらず嫌な時間が続いた。黒田さんは試合前インタビューで、ハマらないことがあると思うのようなことを言っていたので、多少は想定通りだったのかもしれない。一瞬の隙で失点してしまうJ1では、守備強度にも慢心なく戦わないといけないと感じた試合になった。
後半からは練習通りといった3バックで、相手ビルドアップからの崩壊を防いだ。さらには攻撃も左サイドの立ち位置を修正し、攻撃の新たな流動性を生み出した。今季はボールを持って攻撃する力もありそうだと再確認したので、新たな攻撃な形にも期待できる。伸び代しか感じないし楽しみで仕方がない。
荒木おかえり。昌子の左足いいね。

MOM(マンオブザマッチ)

№.90 FW オセフン
待ってました。
得点で自分の価値を示してくれた。献身的にチームのために、空中戦や球際を戦ったお土産がついてきたと思う。去年の藤尾もそうだったが、最初は思うように点が入らなかったが、セフンもここから来る。絶対に来る!彼の笑顔がまさに憎めない優しいお兄さんでした。ウルトラセフン!目指せ15ゴール!!!

狙われた失点パターン

私が懸念していた町田CBの前スペース、トップ下利用で失点したので少し解説します。札幌戦にも似たようなシーンがあり、この先数試合はこのポイントが狙われるのではないかと思います。

①相手MCに対してMC(柴戸)がパスを警戒し寄せれず。
②MR(平河)が相手DLのラインまで守備位置を戻す。
③DR(鈴木)が相手DLが走るのを見て相手MLを捨てる。
④DC2枚で相手FWをマークする

⑤DR(鈴木)が捨てた相手MLがフリーでボールを受ける
⑥DC(ドレシェヴィッチ)が遅れてボールに行く
⑦MC(柴戸)がボールに対してプレスバックする
⑧DC(ドレシェヴィッチ)の吊り出されたスペースに相手FWが走りこんでフリーでボールを受ける
⑨逆のDC(ミンギュ)がかなり遅れてFWについていき失点

ここでの失点が発生した理由は、③④でDF陣での連携ミスが生じたことが原因といえます。鈴木準弥が安易に内側の選手を捨ててしまい、ドレシェヴィッチがついてこなかった。相手MLにボールが入り、相手AMが前に走ってきたのを見て、ドレシェヴィッチは簡単に前に出てしまい、そのスペースをヒアンに使われ1vs1での個人技でねじ伏せられた。③の時点で鈴木が離れないもしくは、強く声をかけること。ミンギュのマークがいないため、ミンギュが声をかけてドレシェヴィッチを一列ずらすことが必要だった。

今の町田はCBとボランチ2枚間のスペースを使われ、CBが吊り出されてゴール前に侵入されるのが一番嫌な状況で、今回の失点がまさにそのようなシーンであった。ここからどのような修正をしてくるのかが楽しみである。次節の広島も3トップなのでかなりの警戒が必要。

今節の戯言

「黒田さん明輝さん凄腕戦術家すぎるて」

1位 FC町田ゼルビア 4勝1分 13pts 4連勝!


それでは水曜日ですが皆様天空の城でお会いしましょう!
ゼルビアがたくさんある日常は楽しいなぁ。

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