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GT-Rが最後尾から優勝

アジア1人気のあるモータースポーツ「SUPER GT (SGT)」では、日本を代表する自動車メーカーが、接触すれすれのバトルを毎戦みせてくれています。

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10月25日、今シーズンの第6戦が秋晴れの鈴鹿サーキットで開催されました。

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新型コロナウイルスの影響で前半の4戦は無観客で行われましたが、前の富士からはファンのみなさんの前で行われるようになりました。まだ人数制限がありますが、観戦チケットを確保できた方々はエキサイティングなレースが観られてラッキーでしたね。

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午後1時過ぎにグリーンシグナルが点灯し、決勝レースが始まりました。

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ポールポジションのカーナンバー(#)8 ホンダNSX(正式名称ARTA NSX-GT、野尻智紀/福住仁嶺・組)を先頭に、2番手に#64 NSX(Modulo NSX-GT、伊沢拓也/大津弘樹・組)、3位に#19トヨタ・スープラ(WedsSport ADVAN GR Supra、国本雄資/宮田莉朋・組)が続くクリーンなスタートが切られました。

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6周目に入ると、4番手からスタートした#12 ニッサンGT-R(カルソニック IMPUL GT-R、佐々木大樹/平峰一貴・組)が直線区間で#19スープラに並び、続く第1コーナーのイン側を突いて3番手に浮上しました。

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12周目には、#64 NSXも抜いて2位に。その後、トップの#8 NSXが20周目にピットイン。タイヤ交換、燃料給油とドライバー交代を済ませました。#12 GT-Rもその1周後にピットに入り、#8 NSXよりも前でコースに復帰。#12 GT-Rは、交換直後でまだグリップ性能が上がらないタイヤで必死に#8 NSXをブロックしポジションを守ります。

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22周目にレース展開が大きく変わります。コースオフしたマシンが出たために、危険を避けるためセーフティカー(SC)が出動して全車追い越し禁止状態でスロー走行。ピットの入り口も閉鎖されます。

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しかし、最後尾からスタートした#23 ニッサンGT-R(MOTUL AUTECH GT-R、松田次生/ロニー・クインタレッリ・組)が閉鎖直前、ピットに滑り込むことに成功。トップ勢がSCのために減速を余儀なくされる中、#23 GT-Rがトップでピットを出ることとなります。

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この結果、#23 GT-Rが大逆転でレースリーダーとなり、#12 GT-Rが2位、#8 NSX-GTが3位という順位になります。27周目、SCがコースから離れてレースが再開された後も、#23 GT-Rは危なげない走りでそのままフィニッシュラインを通過。今季2勝目を挙げました。

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#12 GT-Rが2位、#8 NSX-GTが3位でチェッカーフラッグを受けました。

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ドイツの部品メーカー「ZF」がサポートする#100 ホンダNSX(RAYBRIG NSX-GT、山本尚貴/牧野任祐・組)は、他のマシンに追突される不運でマシン後部を大きく破損。「リタイヤか…」と思われましたが、懸命の作業で修復してレースに復帰!最後まで走り切る「諦めない姿勢」を見せてくれました。

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GT300クラスは6番手グリッドからスタートした#21アウディ(Hitotsuyama Audi R8 LMS、川端伸太朗/近藤翼・組)が優勝。

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#6 トヨタ86(ADVICS muta MC86、阪口良平/小高一斗・組)が2位

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#4 AMG(グッドスマイル 初音ミク AMG、谷口信輝/片岡龍也・組)が3位という結果でした。

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さて今年のSGTもあっという間に残り2戦。11月7~8日に、栃木県の「ツインリンクもてぎ」で第7戦が行われます。

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