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富野展、前半でもうクタクタ

「富野由悠季の世界」@兵庫県美、行って来ました。
もっと頭の中がまとまったらキチンと書くつもりですが、思っていた以上の情報量とキュレーションに圧倒されてしまいました。

改めて自分がこれまで富野作品のどういうところに魅力を感じていたかと言いますと、うまい喩えでは全くないですが、めっちゃ美味しい鶏の軟骨入りのつくねというか、アンチョビ入りのポテトサラダみたいなというか…全然だめだ!要はですね、食べたらとても美味しいものに、さらに刺激となる歯応えや辛みが含有されていると申しましょうか…その刺激物を入れることで、食した人間に「何故大将はこれを入れたら美味しいと思ったのか」と言うところまで考えさせる、といいましょうか…ダメですね、またまとまったら書きます。

「機動戦士ガンダム」は別格として、皆さんそれぞれ思い入れのある富野作品があると思うのですが、個人的には商業デビュー前〜ザンボット3→ガンダム →イデオンあたりが刺激的過ぎて、自分の脳の回路が焼き切れるようなオーバーロード状態になってしまい、後半の展示はやや流し気味にしてしまいました。特にザンボット3!スパロボやアマプラでちょいちょいつまんでいたくらいで概要は知っていたのですが、これほどにかという程のスパイシーさで、お客さんの若い女性なんかちょっと泣いちゃってたですよ、、あとは多感な中学生の時にリアタイだったターンAガンダムなんかは分厚めの展示で嬉しかったです。会期は年末ごろまでですし、自宅から県美は近いので、またリベンジで参ろうと思います。

比較的最近の作品は未視聴のものが多いので、これを機にバスバス観ていきたいですね。特にリーンの翼!

とにかく時間が許す限り、富野監督がアウトプットとして残した数々の企画メモを端から端まで読むことをオススメします。鉛筆書きのメモ1枚を読んでも、あの作品のあのキャラのあの台詞やあのシーンが頭に浮かんでくるわけです。富野監督の持つ、人間や世界に対する視点や哲学が、一見それらとは全く結びつかないようなSF設定や世界観、そしてロボットによるドンパチへと繋がっていくプロセスを見ることができる、というのがこのイベントの醍醐味なのではないでしょうか。

とりいそぎ今日はここまで。

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