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レジギガスデッキのすゝめ ~ポケモン編~

時を経て繋がる二つの風、ぱわーどぜっとんです。

今回の記事は、最近私が使い続けているレジギガスのデッキについてです。

2022年9月26日現在、このレジギガスデッキはかなり強いデッキで、大会でも多く結果を残しています。

よく採用されているカードや個人的に推しているカードを私なりに解説します。レジギガスをこれから使おうかなと思っている方や、レジデッキを今ずっと使っている方へ新しい発見があるような記事になっていると嬉しいです。


・超簡単な展開


まずは基本的なことから。

①盤面にレジポケモン6種類を揃える
②トラッシュにエネルギーを貯める
③「こだいのえいち」を使い、攻撃できるレジポケモンで攻める


以上!

戦い方はわかりやすくコレ。そしてこのデッキにはポケモンVが入っていないので1匹が倒されてもサイドが取られる枚数が1枚で済むのが強みです。

では早速いきましょう。今回はポケモン編です。

・レジギガス


攻撃相手→VMAX、ロストバレット全般。

まずは我らが王、レジギガスから。

このポケモンの特性、「こだいのえいち」がこのデッキのコンセプトです。
レジポケモンが全員揃っている場合、トラッシュから1匹に3枚のエネルギーを加速することができます。

レジポケモンとしての強み


・VMAXポケモンに300ダメージを出せる
・HPが150

まず最も大きいのがVMAXに300ダメージを出せること。こだわりベルトを付けるとなんと330ダメージ。ムゲンダイナVMAX以外のVMAXを全員ワンパンできる数値です。

そして次にHPが150あること。現環境だと、ロストバレットで流行しているフリーザーを複数置かれてもウッウのおとぼけスピットを耐えることができるのが非常に偉いです。

2匹置かれるとレジギガス以外耐えられない


レジポケモンとしての弱み

・逃げエネが4つ
・技を使うのに5枚必要
・ノーマルタイプなので弱点は突けない

まず逃げエネルギーが4なこと。他のレジポケモンは3つなのでこのポケモンが非常に縛られやすいです。こだいのえいちを使いすぎてトラッシュにエネルギーが無くなったところを、ボスの指令でエネルギーが付いていないレジギガスを引き出されると途端に止まることがあります。えいちはほどほどに。

そして技が無色5つなので、こだいのえいちでツインエネルギーなど2個分になるエネルギーがないと1回のえいち+手張りでも技が使えないこと。

レジポケモンはどれも採用枚数は基本的には2枚。ですが最近ミュウVMAXが「ロストシティ」を採用していることが多く、ミュウに対して攻撃をしに行くことが多いレジギガスが最もロストに行くことが多いので、ロストシティを採用するミュウが増加してくるとコチラもレジギガスを3枚にするなどで対応したいですね。

つらいスタジアム1


一応レジギガスはもう一種類いますがコチラには最強特性の「こだいのえいち」がありませんのでもちろん非採用です。


・レジロック

攻撃相手→アルセウスV、ヒスイゾロアークV、カビゴン(どっすんグースカ)

まずはレジロック。色違いがガングロたまごちゃんで好き。

レジポケモンとしての強み

・多くの弱点を突ける闘タイプかつ140という絶妙なパワー
・レジゲートでの盤面形成

まずレジロックの一番強力な点、それが闘タイプであることであり、そして140というパワーです。これにより、闘タイプ弱点の無・雷・悪タイプVSTARを1撃で落とせます。
VSTARポケモンはHPが280以下しか存在しないのでこの140という数値が非常に偉いです。

そしてもう一つはレジゲートの存在。レジポケモンが揃っていない、揃わないと判断した場合手張りはレジゲート持ちにしましょう。

レジポケモンとしての弱み

・弱点以外には少し火力が物足りない

レジロックは最も安定した能力とはいえ、弱点以外だとあまり火力が出ません。具体的な相手だとうらこうさく・クイックシューターのインテレオンやかがやくリザードンなどには1発耐えられてしまいます。

あくまでレジロックは弱点を突ける相手にのみ前に出していきましょう。

レジロックには昔に登場していたこちらもいますが、メガトンフォールが130しか出ないのでほぼギガインパクトの方で良いでしょう。

一応先攻で手張り、次のターン手張りをしてがんせきおとしをかますことでノコッチ・ビッパを一撃で落とせます。一応。

ちなみにレジロックにはVもいますが、レジロックVは「レジロック」ではないため、「こだいのえいち」を発動できません。さらば。こんにちは。ありがとう。さよなら。またあいましょう。

・レジアイス

攻撃相手→パルキアV、ディアルガV。その他V全般。

バトレボ時代のレジアイスの動き好き。
ちなみに私はレジポケモンの中でレジアイスが一番好きです。

レジポケモンとしての強み

・強力なロック効果、ブリザードバインド
・レジゲートでの盤面形成

レジアイスの一番の強みはなんと言ってもブリザードバインド。この技を受けたVポケモンをバインドします。私自身ずっと使ってきた中ではパルキアVに当てることが多かったですね。
スターポータルを使い終え、1匹目のパルキアを倒した後の2匹目のパルキアが狙い目です。

あとはディアルガVやヒスイヌメルゴンVといった1匹にエネルギーを固める相手に効果バツグンですね。思わぬバインドで相手を止めながら100ダメージ+他のレジで攻撃してVを倒してやりましょう。

レジゲートはレジロックと同じ効果なので割愛。えらい。

レジポケモンとしての弱み

・火力が低すぎてV以外では全く使わない

ブリザードバインドは100ダメージしか出ません。ウッウにすら耐えられます。Vに当てるなら効果的なのですが非V戦ではまっっっったくと言っていいほど使いません。一般人Aです。そういう対面では大人しくベンチでサイリウムを振って違うレジポケモンを応援しておいてもらいましょう。

なお、スタンダートで使えるレジアイスはこのカードのみです。これからいっぱい出てほしいですね。


・レジスチル

攻撃相手→ミュウV、インテレオン。

園田千代子

レジポケモンとしての強み

・逃げ0に220ボンバー
・レジゲートでの盤面形成

逃げるエネルギーが0の相手には220ダメージも出せるチョコアイドルです。…ですが逃げ0で倒したいのはミュウVぐらいで、同じく逃げ0のスターミーVはレジエレキ、サンダースVとカプコケコVはレジロックで弱点を取れるのでそこまでレジスチルを使わなかったりします。

なお、キュレムは鋼が弱点ではありますが、逃げエネルギー3のため弱点突いても140しか出ません。キュレムVMAXになったならレジギガスが攻めに行けます。
そのため、正直一番使うタイミングは

→レジエレキでパルキアを倒す
→返しに相手のうらこうさくインテレオンのアクアバレットでレジエレキが倒される
→返しにコチラがレジスチルでうらこうさくインテレオンに170ヘビーボンバーを当てる

ことですね。パルキア側もレジスチルを落とすメリットはあまりないですが、バトル場にいるので後ろのレジエレキを狙いたい場合ボスなどを使わざるを得ない状態に構えられます。

レジポケモンとしての弱み

・どの方面にもパッとしない攻撃

上で書いた通りです。正直攻めに使うことはかなり稀なので、ツールジャマーを付けてエナジーミックスで甘えてきたミュウが来たらボンバーしてやるぐらいで考えましょう。レジゲート要因としても割り切って構いません。

そしてスタンダートで使えるレジスチルもこのカードのみとなっています。

SM期の職員に怒られてそうなレジスチル好き


・レジドラゴ

攻撃相手→非V全般。その他V。

ドラ!ドラ!ドラゴン!
ドラ!ドラ!ドラゴン!


レジポケモンとしての強み

・安定した手札補充
・どのポケモンにも安定して出せる160

まずは強力な特性、「りゅうのひほう」。レジデッキはクイックボールやハイパーボールで手札をガンガン切るのでドロー補助はとても強力です。

また、技の「きょだいなキバ」は160と無条件でかなり高威力で、非Vはほぼ1撃、Vポケモンでも大抵は2回で倒せます。特にレジデッキミラーでは誰でも倒すことができるようになるので重宝します。ドロー特性のためにバトル場に出すことも多いため、ドローしてとりあえずキバで咬むみたいな展開も非常に多いです。

そしてこのレジドラゴにギフトエネルギーを構える動きがとても強力です。オーロラエネルギー2枚とギフトエネルギー1枚を「こだいのえいち」で付けられたレジドラゴは相手からすると非常に厄介で、

A.レジドラゴを倒す
→手札が7枚になるまでドローされる。

B.違うレジポケモンを引き出して倒す
→エネルギーが3枚付いているレジドラゴを放置することなる+また「りゅうのひほう」でもドローされる。

という2択を押し付けられます。

ただしシンオウ神殿には気を付けましょう。

つらいスタジアム2


レジポケモンとしての弱み

・竜は弱点を突けない
・特性を無理に使い、バトル場で孤立することがある

まずは弱点を突けない点。160は高威力ですが、逆に言えばV相手はどうやっても1撃では倒せないことの裏返しでもあります。
もちろん、2発かけて倒しに行くなら充分なダメージが出ているのですが、たまにダメージが足りず泣きを見ることがあります。

そして特性を使いたいがために、無理やり手札を消費してしまい、何も引けずに棒立ちになることです。これに関してはプレイングのところでも説明をするとは思いますが、4枚になるまで引くというのは強そうで事故ることもある枚数です。結果何もせずにターンエンドになるならレジゲートを使っておけばよかった…みたいなこともあるでしょう。こればっかりは場数を踏むしかないですね。

・レジドラゴ「ドラゴンエナジー」

攻撃相手→進化する前のVポケモン。

そしてレジドラゴにはもう1種類います。しかも今までのレジギガス・レジロックとは違いかなり優秀なヤツです。

レジポケモンとしての強み

・圧倒的なパワー。ドラゴンエナジー240

やはり目を引かれるのが240ものダメージが出せる技、「ドラゴンエナジー」。非Vポケモンは問答無用で1撃。VSTARやVMAXになる前のVポケモンも1撃。これは弱点を突けない竜でも問題はないでしょう。

レジポケモンとしての弱み

・エネ要求が非常に重い
・強力な特性「りゅうのひほう」が使えない

このポケモンが抱えている一番の問題はエネルギーの厳しさ。草草炎です。基本的なレジデッキにはオーロラエネルギー4枚しか採用されないため、トラッシュにオーロラエネルギーを3枚用意するところから始まります。しかも、このポケモンを採用するということは、最初に紹介したレジドラゴの「りゅうのひほう」を使って回すのも難しくなるということです。

と、準備に時間がかかるほど相手のVポケモンは進化してしまいます。進化してしまうとせっかくの240ダメージも耐えられてしまい、結果2回攻撃することになると意味がありません。なのでこのポケモンを採用する場合は枚数は1枚程度にしておき、炎エネルギーも採用しておく、序盤は「りゅうのひほう」で回す、やまびこホーンなどで進化前のVポケモンを狩るなどの使い方をしましよう。

決して弱いわけではないので、環境次第ではこのレジドラゴも採用する価値はあると思います。



・レジエレキ「テラスパーク」

攻撃相手→パルキアに入っているポケモン全員

対パルキア決戦兵器。すべての技がパルキアに強い。


レジポケモンとしての強み

・現環境王者パルキアに対し非常に強い
・テラスパークのばら撒きが強力
・逃げるエネルギーが2個

まずは言わずと知れた最強デッキ、パルキアVSTARに対して非常に強い点です。こだわりベルトを付けるとテラスパークでパルキアVSTARを1撃…というのは勿論、「バチバチ」という技も完成されています。
パルキアに対してバチバチを当てると弱点で40ダメージを与えられるので、次のレジエレキで使うテラスパークがこだわりベルト無しでも40+240でぴったり280ダメージが出ます。

これによりツールジャマーを付けたパルキアにも充分な活躍ができるのは非常に偉いです。こちら後攻で相手がパルキアVスタートのままバトル場に残ってくれたのならバチバチを当てに行きましょう。

そしてさらに強力なのがテラスパークによる40ダメージのばら撒き。マナフィを入れているデッキが多い現状、上手く乗せられないことも多いですが、キュワワーや次に攻撃してきそうなVに40乗せるようにしましょう。パルキアに先に40乗っけておく強みは上で述べたとおりですし、VMAXに進化しそうなポケモンに40を乗せることができれば、あとは我らが王、レジギガスが300ダメージを叩き込んでくれるので非常に強力です。

さらにさらに逃げるためのエネルギーが2つなのも便利です。先攻でスピード雷エネルギーやキャプチャーエネルギーを手張りし、次にエネルギーを手張りすれば逃げながら、トラッシュに送られたエネルギーを「こだいのえいち」で別のレジポケモンに託すこともできます。


レジポケモンとしての弱み

・HPが120しかない
・ばら撒けることが稀

このレジエレキはHP問題が非常に足を引っ張ることがあります。
具体的にはロストデッキ戦に対して脆弱さが露呈します。まずフリーザー1匹のみでも、もしくはジグザグマ+おとぼけスピットで落とされてしまいます。そして何よりもヤミラミのロストマイン。ダメカン12個を全部乗っけられてきぜつします。ロストバレットはこのレジエレキをカモにしてくるため注意してください。

そして上でも書いたように、今のデッキの半分はマナフィを採用しています。正直テラスパークでばら撒けたらラッキーぐらいで考えた方がよいことの方が多いです。相手のマナフィサイド落ちを祈りましょう。


・レジエレキ「ターゲットボルト」

攻撃相手→ビーダル、ノコッチ、コオリッポ、メッソン・ジメレオン

そしてレジエレキにはもう1種類います。
基本的には最初に説明したレジエレキが採用されることが多いのですが、こちらのレジエレキもここ最近採用が増えてきています。

レジポケモンとしての強み

・HPが130
・レジデッキをメタるポケモンを集中攻撃

まずはこのレジエレキ、HPが130あります。先ほどの120レジエレキと違い130なら誰もヤミラミにシバかれることはありません。(ジグザグマ+ロストマインなどの裏目はありますが、それはもう他のレジポケモン全員ですので割り切る)

そしてこのポケモン最大の特徴は「テラスパーク」とは違い、ベンチ1匹に120を叩き込むところです。具体的には、相手の展開を支えるビーダルを狙う、無ポケモンの弱点を無くすノコッチを焼き切る、レジを詰ませるコオリッポを落とす、うらこうさくをしてきそうなメッソン・ジメレオンを消し去ることができます。
メッソンラインを入れているデッキにはマナフィが入っていることが多いですが、ビーダルやノコッチはアルセウス・ヒスイゾロアークとマナフィが入っていない場合もあるデッキなのでそれらに対して非常に強いです。

そして何よりこのカードの重要な点が、もう一つの技、「でんじソナー」です。トラッシュからトレーナーズを回収できる非常に優秀な技です。もちろん自分のデッキの回すために使用するのもよいのですが、このカードが一番重要なのはコオリッポに詰まされた時に勝ち筋ができる点です。

レジ使いは皆頭を抱えている


このコオリッポにエネルギーを3枚付けられ、ブロックフェイスを宣言されれば最後、レジポケモンたちでこのコオリッポを倒すのは不可能になります。後ろに違うポケモンがいればそのポケモンを引き出してなどの解決策はあるかもしれませんが、回収ネットなどを使われバトル場にコオリッポしかいなくなる、所謂「コオリッポ単騎」になってしまうとレジデッキは勝てなくなります。

そこで「でんじソナー」です。回収ネット」や「ふつうのつりざお」を回収し続けましょう。耐えて耐えて耐えて耐えて相手のデッキを0枚にするのです。

相手の場にはコオリッポしかいないので毎ターン70しか出せません。全レジポケモン総動員で回し続けながら、上手くでんじソナーを使い相手のデッキが切れるまで耐えます。

※制限時間内に終わらせられるよう、このプランを決行する場合はめちゃくちゃプレイを早めましょう。両者敗北は誰も得をしません。


レジポケモンとしての弱み

・バトル場のポケモンには一切触れられない
・マナフィ1匹でただのかわいいポケモンに成り下がる

このレジエレキの一番の問題点です。前にいるポケモンには一切攻撃ができません。そしてベンチを守られるだけでどこにも攻撃ができなくなります。

どちらかというとピンポイントで倒したいポケモンがいる場合に使用するのでこちらのレジエレキも採用する場合には1枚程度で良いでしょう。




以上、レジデッキ ~ポケモン編~でした!

次回は ~エネルギー編~です!

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